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生活習慣病

COPD治療に用いられる薬剤~気管支拡張剤について

COPDの薬物治療は、様々な種類がありますが、これらはCOPDの症状によっても異なります。

では、ここではCOPDの治療薬の一種である気管支拡張剤についてそれぞれ詳細を見ていくことにしましょう。

 

抗コリン薬

抗コリン薬は、気管支拡張作用を有する薬の代表格ですが、具体的にどのように作用するかというと、気道平滑筋にあるM3受容が平滑筋収縮の中心的な役割を占めており、この経路を抗コリン薬が遮断することにより、気管支が拡張されます。日本において気管支拡張薬として認可を受け用いられている抗コリン薬には、短時間作用型のオキシトロピウムとイプラトロピウムが、そして、長時間作用型にはチオトロピウムがあります。

 

短時間作用型のこれら2つの薬剤は定量噴霧式の吸入製剤で、吸入を行うことで6-9時間、効果が持続し、主に軽症時点で用いられる薬剤です。他方、長時間作用型のチオトロピウムは、ドライパウダーとなっており、1日1回吸入するだけで24時間以上の気管支拡張効果が期待されています。

 

β2刺激薬

β2刺激薬も抗コリン薬とほぼ同様の形で気管支を拡張させる働きがありますが、平滑筋を弛緩させる上で、M3受容体ではなくβ2アドレナリン受容体に作用します。β2刺激薬にも中央時間作用型と短時間作用型があり、薬の服用方法にもM、定量噴霧式の吸入製剤と、吸入可能なドライパウダー式の療法があります。COPDの症状安定期には、長時間作用型のβ2刺激薬あ用いられます。

 

テオフィリン薬(キサンチン系薬)

テオフィリン薬は現在ではどのステージにおいても、第1選択薬としては用いられていません。なぜなら、この薬剤の気管支拡張効果は抗コリン薬やβ2刺激薬と比べて低く、有効血中濃度域も狭いからです。

 

以上のように、抗コリン薬とβ2刺激薬が代表的ですが、お医者さんの指示に従い、用法用量を守って使いましょう。

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2014/02/01-385396.php?category=3)

著者: delencyさん

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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