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アレルギー

第2世代抗ヒスタミン薬『アレグラ』とその他花粉症薬の比較

第2世代抗ヒスタミン薬では『アレグラ』が一番人気? 

医療用医薬品がOTC医薬品にスイッチ化する動きから、眠くなる副作用が少ない第二世代抗ヒスタミン薬の『アレグラ』が処方箋なしで購入できるようになりました。アレグラは同じ薬効で、QT延長などの毒性が指摘されていたトリルダン錠の後継として開発されたという経緯があります。

 

現在、第二世代抗ヒスタミン剤は様々なメーカーから数多く出ていますが、患者の方が望んでいるのはやはり『アレルギー症状をしっかり抑え、かつ、眠くならない薬』です。

 

市販の抗ヒスタミン薬で現在最も人気であるのが『アレグラ』だそうですが、処方薬の中ではその薬効や特性はどのような位置づけになっているのでしょうか?春の花粉の季節を迎えるこの時期に、一度その詳細を見ておきたいと思います。

 

アレグラとはどんな薬?

アレグラは、『ヒスタミンH1受容体拮抗薬』というアレルギー薬であり、有効成分である『塩酸フェキソフェナジン』がそのヒスタミンH1受容体に結合するヒスタミンをブロックし効果を発現します。

 

そのほか、炎症性サイトカイン産生抑制作用、好酸球遊走抑制作用、ケミカルメディエーター遊離抑制作用などがあります。 余分な中枢神経抑制作用や抗コリン作用が弱く、他の抗アレルギー薬と比較すると、眠気や口の渇き等の副作用が少ないと言えます。また比較的即効性があるのも特徴です。

 

他の第二世代抗ヒスタミン剤と比較すると効能は?

榊原耳鼻咽喉科医院(山形県)のホームページに載せられていた比較表によると、

 

【対象】アレジオン、エバステル、ジルテック、ザイザル、クラリチン、タリオン、アレグラ、アレロックの8種類

【比較項目】投与回数、1日薬価、抗ヒスタミン作用、眠気の頻度、授乳、アルコールの6項目

 

上記の比較が行われていました。下記は具体的な数値の比較です。

 

<1)投与回数、2)1日薬価、3)抗ヒスタミン作用、4)眠気の頻度、5)授乳、6)アルコール>

◆アレジオン【1)1回、2)146円、3)+、4)1.2、5)避けさせる、6)-】

◆エバステル【1)1回、2)107円、3)+、4)1.7、5)避けさせる、6)-】

◆ジルテック【1)1回、2)110円、3)++、4)6.0、5)避けさせる、6)注意】

◆ザイザル【1)1回、2)112円、3)++、4)5.2、)5)避けさせる、6)注意】

◆タリオン【1)2回、2)106円、3)+、4)5.7、5)避けさせる、6)-】

◆アレグラ【1)2回、2)151円、3)+、4)0.5、5)避けさせる、6)-】

◆アレロック【1)2回、2)120円、3)+++、4)7.0、5)中止させる、6)-】

◆クラリチン【1)1回、2)99円、3)+、4)1.7、5)避けさせる、6)-】

 

<それぞれの項目の詳細>

1)投与回数

投与回数は、薬の作用が長いものは1日1回で、比較的短いものは1日2回の内服が必要。ジルテックとザイザルは通常1日1回1錠ですが、アレルギー症状が強い場合には2錠まで増量可能とのことです。眠気の頻度は増加しますが、用量増加分に応じて効果も強力になるものと思われます。

⇒用量の調整によって強度を変えたい場合は、『ジルテックとザイザル』が便利である。

 

2)1日薬価

1日薬価で比較すると、最も安いのが『クラリチン』最も高いのが『アレグラ』です。アレグラは8種の中で最も眠気が少なく、非常に人気がありますが、薬価の高さと錠剤の大きさがネックだとされています。また、OTCではなく、保険証受診で医療機関で処方してもらった方が割安であるようです。

⇒最安値は『クラリチン』最高値は『アレグラ』。

 

3)抗ヒスタミン作用

参考にさせていただいた、榊原耳鼻咽喉科医院の来院患者さんに投与された際の改善度から割り出されたものだそうですが、『ザイザル、ジルテック』はやや強め、最も強いのが『アレロック』であるようです。

⇒最も効果が感じられるのは『アレロック』。

 

4)眠気の頻度

添付文書からの抜粋によると、眠気の頻度は『アレロック⇒ジルテック⇒タリオン⇒ザイザル』の順に高く、『アレグラ』が最も少ないとされています。

⇒最も眠くならないのは『アレグラ』。

 

5)授乳

中止させる、避けさせるとの表記がありますが、実際にはほとんど問題にならないことが多いと言われています。(しかし念のため医師に要相談)

 

6)アルコール

併用注意と書いてあるのは『ジルテックとザイザル』の2剤です。理由としては、中枢神経の抑制を助長するということからです。

⇒『ジルテックとザイザル』はアルコールとの併用注意。

(参考ホームページ:耳鼻科医の診療日記)

 

上記のように、アレグラは眠気の副作用に関してはトップで眠くなりにくく、また薬効に関しては飛びぬけて効くわけではないが、他剤と同等の平均程度の効き目ということが分かりました。

 

しかし、グラクソ・スミスクラインのホームページでは『抗ヒスタミン薬の効果や副作用発現の程度は、薬剤特性の差よりも、患者の個人差による影響が大きいとも言われている』という記述も見られました。

 

OTC薬は手軽に購入できる点で便利といえますが、どれが自分に合うかわからない場合、薬価の面でもやはり一度医師に診断・処方をしてもらう方が確実であるように思いました。

 (photoby://pixabay.com/

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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