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アレルギーの影響が腎臓に及ぶ「間質性腎炎」!尿毒症ってどんなもの?ネフローゼ症候群・ファンコニー症候群とは

 

アレルギーに悩んでいる方は、非常に多いのではないかと思います。そしてその症状は、様々な原因と発症の仕方を持っていて、簡単にまとめられるものではありません。

「間質性腎炎」もそういったアレルギー反応が関わる症状といわれています。

 

医薬品アレルギーの方は要注意

「間質性腎炎」の発症原因の中ではっきりとわかっているのは、医薬品による全身性アレルギー反応ということです。全ての医薬品に可能性があるといわれていますが、特に消炎鎮痛剤、消化性潰瘍溶剤、抗てんかん剤などの服用によって症状が出る確率が高いとされています。「間質性腎炎」としての自覚症状はほぼなく、発熱・発疹・吐き気・かゆみ・疲労感・嘔吐・呼吸困難などのアレルギー反応が出る他、体重減少・体重増加・腹痛・下痢といった症状が出ることもあります。普段からアレルギー症状の発生に慣れている方でしたら、自分の症状がアレルギーか分かるかもしれませんが、そうでない場合、過労か風邪か、くらいにしか考えないかもしれません。

 

医薬品の服用を始めたら

アレルギーに関して全く心当たりの無い方も、消炎鎮痛剤、消化性潰瘍溶剤、抗てんかん剤などの服用を始めた場合、身体の変化に細かく注意すべきといえます。上記の、風邪や過労に間違いやすい症状が、服用から約2週間~1ヶ月後に発生し、長く続いてなかなか治らない、といった場合、「間質性腎炎」を発症している可能性があるかもしれません。

 

「間質性腎炎」は、腎臓機能が低下していく病気ですから、初期症状を放置しているうちに尿量の少なさを感じる、むくみが気になるといった症状も出てきます。ここまで来てしまうと中期に差し掛かっている可能性もあり「間質性腎炎」から「急性腎不全」へ重症化している場合があります。それでもまだ、自覚症状がはっきりあるといえる状態ではないと思いますが、医薬品の摂取を始めてから、最近急に太った、痩せた、蕁麻疹がずっと治らない、むくみが尋常でない、といった状態を自他共に認めた場合、専門医の診察を受けることをお勧めします。

 

アレルギーはどういった出方をするかわからない病気です。まさか自分が!と思わずに専門医の診断を受け、病気の重症化を未然に防ぎましょう。

 

じんましんが出る慢性間質性腎炎

急性の尿細管間質性腎炎では、炎症が腎臓におき、腎臓が肥大します。同時に、発疹やじんましんが出ることが特徴です。

 

発熱と発疹

全員に現れるわけではないのですが、特徴的な症状としてじんましんを伴う発熱が、急性の間質性腎炎に見られます。じんましんはさまざまな原因で出ますが、発熱によってさらに出やすくなります。

 

腎炎が疑われる場合には、腎臓が肥大していないかをエコーで確認するなど、原因を確認してからじんましんの治療を進める方がよいので、必ず医師に診てもらいましょう。

 

見分け方

別な要因によるじんましんかどうかを判断する際に、注意するポイントは次のようなことです。

 

・尿量の変化(増える/減る)

・体重が減る

・むくみ

・腹部の痛み

 

また、腎炎を起こす原因として考えられる薬のアレルギーについて、最近新しく飲み始めた薬がないかなども、意識的に医師に伝える方がいいでしょう。

 

急性で尿細管に炎症が起きて発症する尿細管間質性腎炎は、95%以上が感染症と薬へのアレルギー反応が原因です。急性の腎機能障害が起こり、重症化すると慢性腎不全となり、透析が必要になることもあります。そのため、早期発見、早期治療が重要です。

 

気になる徴候があったら、病院で診断を受けましょう。

 

尿毒症ってどんなもの?

尿毒症ってよく聞くけれど、結局何のことなのか分からないという人もいらっしゃると思います。尿毒症について簡単に説明していきます。 

 

腎臓の働きが悪くなると尿毒症に!

尿毒症とは、腎機能の低下により起こる臓器、組織、細胞の機能障害と、体液の成分の異常によって起こる症候群の総称です。また、末期腎不全の状態(腎臓の働きが正常時の10%以下)を意味しています。

腎臓の重要な働きの一つに、体の中にたまった老廃物を取り除くことがあります。この老廃物が溜まると様々な症状が現れます。また、腎臓の機能が低下して、ホルモンや水分調節のバランスが崩れたことによってもいろんな症状が出てきます。

 

尿毒症の毒素ってどんなもの?

尿毒症毒素には、ナトリウムやカリウム、尿素、アンモニア、リン酸などが主となっています。水そのものが溜まることによっても症状が出てしまうため、水も毒素の一つのようなものと考える場合もあります。

 

尿毒症の症状

尿毒症でみられる症状は様々です。消化器症状、循環器症状、呼吸器症状、中枢神経症状、出血傾向などがあります。

 

1. 消化器症状:食欲不振、嘔吐、下痢、下血

2. 循環器症状:高血圧、不整脈、心外膜炎、心タンポナーデ、心不全

3. 呼吸器症状:肺水腫、呼吸不全 

4. 中枢神経症状:精神症状、意識障害、末梢梢神経障害(しびれ)、痙攣

5. 出血傾向:消化器出血、鼻出血、歯肉出血

6. その他:水、電解質異常(浮腫、脱力感、全身倦怠感)

 

尿毒症になると、お互いの症状が影響し合ってさらに悪化していくという、悪循環に陥りやすく、治療が難しくなっていきますので、尿毒症にならないように治療をすすめていくことが大切になります。医師とよく相談しながら、病気とつきあって行くことが大切です。

 

尿素を減らして尿毒症予防!

腎臓の働きが失われる腎不全となって、まずリスクが高まるのが、血液中の尿素が腎臓によって濾過されずに体内に蓄積される尿毒症です。

この尿毒症を回避するために、腎不全患者は長時間の人工透析を、頻繁に受け続ける必要が発生します。

 

ですが、もし人工透析以外の方法で尿毒症を予防する方法があれば、人工透析を受ける回数を減らすことも十分可能なのです。

その予防対策として期待されるのが、そもそもの尿素の発生原因である食物を制限する食事療法です。

 

■尿毒症に対する予防策

●尿毒症の食事療法

腎不全となってしまっては、老廃物が血液に溜まり尿毒症となる事を防ぐため人工透析を受け続けなければならなくなります。

それは確かに事実なのですが、肝心の血液に溜まる有害な老廃物の量を抑えることによって人工透析の必要性を低下させることも可能なのです。

それが尿毒症対策としての食物療法となります。

 

●食事療法

尿毒症の原因となるのは食べ物を消化することによって発生する尿素が血液中に蓄積されることです。

この尿素が増加しない食物制限を行うことで、血液中の毒素を減らし、人工透析の回数を減らすことも可能なのです。

 

1.低たんぱく食

尿素が作り出されるのは、摂取したタンパク質を消化吸収する際に大量に産出されるのです。

そのため、摂取するタンパク質を少量の良質なものにすることで、余分なタンパク質の摂取を減らし、尿素を減らすことに繋がります。

2.脂質、糖質をエネルギー源に

タンパク質を減らした分のエネルギー源を、脂質や糖質で補うことで、日常生活に支障を与えず低たんぱく食を続けられる食事療法となるのです。

 

人体にはどうしてもタンパク質が必要であり、必要最低限なタンパク質を摂取する以上、食事療法で完全に尿素の発生を無くすることは不可能ですが、それでも人工透析の必要回数を減らす効果は期待できるでしょう。

 

放置すると蛋白尿で身体のタンパク質が急激に減る!?ネフローゼ症候群の治療法

ネフローゼ症候群は放置しておけば、蛋白尿によって身体のタンパク質が急激に失われてしまいます。

それはやがて致命的な事態へ発展するリスクがあるので、早期の治療が必要です。

 

ネフローゼ症候群は、その原因となる疾患が存在し、まずはその疾患を治療しなければなりません。

ですがネフローゼ症候群を引き起すような疾患の多くは非常に治療が困難な難病ばかりで、気長にその難病の完治を待って、蛋白尿を放置することはとてもできません。

 

原因疾患の治療と共に、蛋白尿を抑制する治療を並行する必要があるでしょう。

 

■ネフローゼ症候群の治療

1.原因疾患の治療

ネフローゼ症候群が二次性の続発性によるものだった場合は、その原因となる疾患を治療することがまず必要となります。

原因疾患の治療が難しく、完治が望めない場合は、ネフローゼ症候群の対症療法的な薬物療法や食事療法が行われることになるでしょう。

 

2.薬物療法

●副腎皮質ステロイド

糸球体に原因のある原発性ネフローゼ症候群や免疫異常による腎症には効果的な薬物療法です。

ステロイド抵抗性などにより無効な場合は他の薬物が選択されます。

 

●免疫抑制剤

副腎皮質ステロイドが効果が無いネフローゼ症候群に用いられる治療薬です。

糖尿病などでは逆に悪化させるリスクもあるため、通常は免疫抑制剤は使用されないことになっています。

 

●利尿剤

ネフローゼ症候群による浮腫を緩和するために利尿剤を使用します。

 

3.食事療法

ネフローゼ症候群は蛋白尿となり、タンパク質が失われるため、失われたタンパク質を補給しなければと考えがちですが、実際の食事療法は塩分と共にタンパク質を制限し、蛋白尿の原因となるタンパク質そのものを抑制する食事療法が行われています。

 

薬物療法と食事療法で蛋白尿の影響をできる限り押さえ込む、その間に原因疾患の治療を進めることが、ネフローゼ症候群の治療法となります。

 

必要成分が流れていく、ファンコニー症候群

腎臓は、尿を作る大切な器官です。

ソラマメの様な形をしており。背中側に左右1対ずつあります。

その中でも、尿細管というのは1度濾過された様々な成分を体に必要な分だけ回収する、とても大切な役割があります。

その尿細管の異常が起こると、様々な病気に繋がるのです。

 

ファンコニー症候群

尿細管には、「近位尿細管」と「遠位尿細管」があります。

そのなかでも近位尿細管は、濾過された尿の半分以上が再吸収され、含まれる栄養分のほとんどが回収されます。

ファンコニー症候群は、この近位尿細管でのアミノ酸、ぶどう糖、リン酸、重炭酸等の再吸収が、全般的に障害される病気です。

小児に起こる場合は先天性の代謝異常が原因となりますが、成人の場合は薬剤や重金属中毒などの続発性のものが多いです。

 

症状

<小児>

○発育障害

○くる病性骨変化(O脚、鳩胸、肋骨のこぶ、低身長など)

<成人>

○骨軟化症(関節の痛み、骨を押すと痛い、筋力低下)

○代謝性骨障害(骨痛、骨粗鬆症など)

 

ファンコニー症候群はどうやって分かる?

ファンコニー症候群の患者は、乳幼児や成人がほとんどです。

乳幼児では産後の健診、成人では職場の健康診断によって発見されます。

検査は、尿検査や血液検査により、体に必要な成分が排出されていることを示す値が出ることで診断されます。

 

どうやって治す?

乳幼児に多い先天性は、残念ながら根本的な治療法がありません。

それぞれの症状や検査結果に対する治療(対症療法)が、治療の主体となります。

後天性の場合には、原因となる物質によって引き起こされますから、その物質を特定し、取り除くことが最も重要です。

 

ファンコニー症候群は、あまりメジャーな病気ではありません。

しかし、骨は体を支える大切な柱ですから、かかると重大な病気とも言うことができます。

成人の場合は薬剤や重金蔵によって引き起こされますから、特に特殊な仕事をしている方は健康診断をしっかり受け、異常が指摘されたら医療機関を受診するようにしてください。

(Photo by : [http://www.photo-ac.com/main/detail/39123?title=])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-17掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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