カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. メンタル >
  3. 不安・恐怖 >
  4. 親離れ子離れ不適応改善は、反抗期がチャンス!

メンタル

親離れ子離れ不適応改善は、反抗期がチャンス!

 

反抗期と一口に言っても、何歳に反抗期がやってくるかは個人差があります。筆者が知っているケースでは、小3~4にかけてひどく反抗的で、家出までした子がそのあとはまったく反抗せず、おおらかな大人になった場合もあれば、実家にいる時は親に逆らったことのなかった人が、結婚して子供も大きくなって40代後半に差し掛かって「なんのために働くのかわからない」と奥さん相手に反抗期を迎えるということもありました。

 

 

▼反抗期の目的

 

人が反抗期に入るのはなぜでしょうか? 平均的には3歳前後で、親と一緒にいるところから、親から離れて友達と遊んだり幼稚園へ通うなど、家の外に一人で行くための準備として第一次反抗期があります。第一次反抗期は親に頼っていた日常的なことを『一人でやってみる』のが目的です。

 

次は10歳前後で、人生の進路を自分で決めていく準備として第二次反抗期があります。『親の考えは全て正しい』と思っている状態から、『親の意見は一つの意見にすぎない』ということに自信を持ち、自分の足で社会に旅立つためです。

 

 

▼安心しているからこそやってくる反抗期

 

筆者がよく見るケースですが、妹の反抗期の相談を受けている間、お兄さんはいい子。妹さんの反抗期が終わって落ち着くと、今度はお兄さんが反抗期を迎えて暴れ出すというものです。つまり、兄弟同時に反抗期になるケースは少なく、ばらばらに反抗期を迎えるのです。

 

子供は無意識とは言え、母親がその子に関心をもてる状態である時をねらって反抗しだすようです。親が自分に関心を向けられない時に反抗しても、あまり意味がないということでしょう。つまり、『親の意見は一つの意見に過ぎない』と確かめると同時に、親との関係や距離を変えたい・・・そういう意思表示が反抗期でもあります。

 

 

▼反抗期がないと、親離れが遅くなる

 

親が子供に過干渉になりがちなのは、生活資金に多少余裕があり、子供が少なければ、現代では当然の流れでしょう。その中でも、大人になりきれておらず、夫と不仲になりやすいタイプの母親は、子供に自分の要求や夢を過度に託して、心の安定を図っていることがみられます。

 

そのような母親の子や、また親が病気をもっていたり、兄弟に病気や障害があると、自分が反抗すると親が壊れてしまうのではないかと、反抗期が遅くなったり、反抗をせずに終わる場合があります。すると親離れをするチャンスを見失い、時にはマザコンや親離れ不適応が見られることがあります。

 

そういった場合、親が元気になったり、人生のどこかで自分を変えたいと奮起し、エネルギーが十分に満ちた時に、突如、反抗期を迎えることがあります。冒頭にあげたように、母親に果たせなかった反抗を、結婚して30代40代になってから、妻を相手に行う場合もあります。

 

 

▼反抗期の利用の仕方

 

子供や夫が反抗期を迎えたら、どのようにすれば、無事に済むのでしょうか? 遅く来た反抗期ほど、本人は自分への自信のなさで不安が強いため、暴力や暴言が激しい傾向にあるようです。この自信のなさを解決するために、まず生活的自立を促しましょう。人は「生活的自立」をすることで、「精神的自立」を自然とはたすことが出来るからです。

 

衣食住に関わる事「洗濯・掃除・食事作り」に関して、自分でできるようになると、自然と自信がついてきます。本人が大人であれば一人暮らしするよう仕向けることもいいでしょうが、まだ学生や夫の場合だと別居するのもおかしいですから、初めの一歩は「朝一人で起きる事」です。

 

朝一人で起きれるのであれば、次は体調が悪いから手伝って欲しいなど、適当な理由で家事を手伝ってもらい、「ありがとう」と声かけすることがおススメです。もうすべてできるご主人なら、家事や育児を指示して、頻繁に手伝ってもらうことが有効です。家事が全くできないお子さんなら、少しずつ本人が家事をできるようにもっていきます。洗濯の仕方や簡単な食事作り、あまりにもエラそうに色々クレームしてくるときは、「じゃあ自分でやってよ」と本人の身の回りの家事を任せてしまうのも効果的です。

 

 

筆者も中学生の息子がへらず口ばかり言うので、もうあなたの世話はしたくないと伝え、一か月ほど、食事や洗濯を自分でさせたことがあります。それをきっかけに、息子の洗濯は息子に任せるようになりました。よく放置していますからついついやってあげたくなりますが、彼をスムーズに自立させるために我慢しています。それ以降、息子の反抗はとても温和になりましたし、将来について主体的に考えるようになりました。

 

 

以上のような形で、何歳でも構いません。本人から反抗的態度が多くなり始めたら、『親離れのサイン!』生活的自立を促すことを心がけ、スムーズな親離れ子離れを遂げましょう。

 

 

生活的自立をさせるには、世話をしたくなるのを我慢するなど、親の方が心は痛いもの。しかし、親離れできない子供は結婚もうまくいきません。本人はやってもらえれば楽なのですが、精神的自立=精神的自由を感じられませんので、劣等感も強くなり、結婚しないどころか、人生を楽しめない人になりがちです。本人の幸せの為、子育てで後悔しないために、子離れをがんばりましょう!!

 

(Photo by://pixabay.com/ja/%E8%B5%A4%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93-%E5%AD%90-%E3%81%8B%E3%82%8F%E3%81%84%E3%81%84-%E3%81%8A%E7%88%B6%E3%81%95%E3%82%93-%E3%83%91%E3%83%91-%E5%AE%B6%E6%97%8F-%E7%88%B6-%E6%81%AF%E5%AD%90-%E4%BF%9D%E6%8C%81-22194/)

著者: 真綾さん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

不安・恐怖に関する記事

高所恐怖症、対人恐怖症、閉所恐怖症、先端恐怖症など…恐怖症の診断基準と種類

  高所恐怖症、対人恐怖症、閉所恐怖症、先端恐怖症…恐怖症にはたくさんの種類が...

『毒親』ってどんな親?『毒親』と縁を切るためにはどうしたらいいの?

『毒になる親』、通称『毒親』という言葉が、ネットを中心として数年前から流行って...


女性に多い全般性不安障害ってなに?

  精神疾患の中には不安を主症状とする疾患があります。不安神経症とか全般性不安...

特定のものや状況を極度に怖がる「恐怖症」…暴露療法とはどんな治療法?

  特定のものや状況を極度に怖がる恐怖症の治療では、主に薬物療法と認知行動療法...

カラダノートひろば

不安・恐怖の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る