カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. >
  4. 「盲腸」と「虫垂炎」~放っておくと危険な病気です!予防が難しい病気「虫垂炎」

気になる病気・症状

「盲腸」と「虫垂炎」~放っておくと危険な病気です!予防が難しい病気「虫垂炎」

 

「盲腸」や「虫垂炎」は、私たちにとって身近な病気といえるでしょう。周りに、かかった人がいるという方も比較的多いのではないでしょうか。しかも、入院して数日で退院できる方が多いため、そんなに大変な病気と考えている方はいらっしゃらないかもしれません。しかし、放っておくと怖い病気になってしまうようです。

 

「盲腸」と「虫垂炎」

「盲腸」と「虫垂炎」は同じ病気と思われがちですが、厳密に言うと違う病気です。それでは、どこが違うのでしょうか。簡単に言うと、炎症を起こす場所が違うといえます。

「虫垂炎」は、虫垂が化膿性の炎症を起こす病気です。この虫垂の炎症が広がって、盲腸まで進行した状態が「盲腸」「盲腸炎」と呼ばれる病気です。

一昔前までは、激しい腹痛を訴えてから開腹手術に至る間に、炎症が盲腸に進行してしまっていることが多かったようです。そのため、「盲腸」の診断が非常に多く「虫垂炎」はあまり知られていなかったといえます。

 

命に関わる症状

「盲腸」と「虫垂炎」は、その症状に激しい腹痛があるため放置されることは稀といえるでしょう。しかし、様々な事情で痛みを我慢し放置してしまうと、確実に重症化します。

「虫垂炎」は、虫垂が化膿して痛む病気ですが、放置してしまうと化膿が進み破裂してしまいます。破裂すると細菌を含んだ腸の内容物が腹腔内に漏れ出し、膿のかたまりである膿瘍を腹腔内で形成したり、腹膜炎を起こすことがあります。

また、破裂した虫垂から出た細菌が血液に乗って全身に広がると敗血症や菌血症、敗血症性ショックにかかり命に関わる病気を発症してしまうことがあるといわれています。

実際、現代ほどの治療方法がなかった時代は死亡率60%以上といわれる、恐ろしい病気の1つとされていました。

 

「虫垂炎」の原因は、まだ完全には解明されていませんが虫垂の入口がふさがって、狭くなってしまうことがきっかけといわれています。

なかなか予防の難しい病気ですが、重症化すると恐ろしい病気を併発する可能性を持つ病気です。発症の可能性を感じたら速やかに医師の診察を受ける必要のある病気といえそうです。

 

 

突然の虫垂炎(盲腸)!切除手術から退院までにはいくらかかる?

だれでもかかる可能性がある虫垂炎(=盲腸)。

とつぜん起こるこの病気では、どのくらいの医療費がかかるのでしょうか?

 

虫垂炎の手術と入院

虫垂炎で切除手術を行った場合、通常7日程度の入院になります。手術費用と入院費、検査費用などで、一般的には40万円前後かかるケースが多いようです。このうち、健康保険で7割負担してもらえるので、実際には12万円程度が自己負担額となりますが、高額医療費助成制度を使えば1ヵ月に80,100円以上の医療費については、負担分が戻ってきます。

 

胃腸費が高くなるケース

腹膜炎などを起こしている場合には、その治療も追加になるため、医療費が増えます。また腹腔内視鏡での手術では、開腹手術よりも傷が小さくて済みますが、医療費は高額になります。これらは医師の判断になりますので、高いからといってその治療をしないわけにはいきません。

 

薬で散らした場合

薬で散らす、といいますが、手術と同じように検査は行いますし、病状が安定するまでは入院して食事もコントロールされます。抗生物質も比較的高額ですので、切除手術と医療費負担はさほど変わらないか、やや高くなると考えた方がよいでしょう。

 

このように、虫垂炎で入院した場合には、自己負担額として7万円から10万円程度を考えるといいでしょう。地域や医療機関によっても若干の違いがありますが、クレジットカードで対応できる医療機関も増えてきています。高額医療費の申請を早めにしておくことも、医療費負担の軽減につながります。

海外では数百万かかるといわれる虫垂炎の手術。日本の医療保障制度と医療保険などの備えで、安心して治療できるというものです。

 

 

こどもから大人まで起こる可能性アリ!虫垂炎(盲腸)とは

虫垂が炎症を起こしてしまう病気で、一般的に言われている盲腸のことです。古くからある病気ですが、かかる人もいれば生涯かからない人もいますし、原因は完全には解明されているわけではありません。

 

虫垂炎の症状

◆初期

・37℃~39℃の発熱

・腹痛

・悪心(気持ちが悪い)

・嘔吐

 

◆進行

・腹部の右下に激しい痛み

 

虫垂炎の発症統計

10歳から30代が過半数を締め、統計では31歳が最も多いです。しかし、70~90代でも発症が確認されていますので高齢でも起こりえる病気です。

 

男女比はほとんど差がありません。

 

特殊な虫垂炎

◆乳幼児虫垂炎

・高熱

・嘔吐(初期に見られる)

・脱水

・穿孔(穴)が多い

・防御機能が弱く、訴えが不明瞭な為、発見が遅れやすい

・発症時は高熱ではない

 

◆老人虫垂炎

・穿孔(穴)が多い

・生体反応が弱く、症状がはっきりしない間に病状が進む為、症状出現時には重篤な場合が多い

・白血球が少しだけ増えることがある

 

◆妊婦虫垂炎

・子宮による圧迫の為、虫垂が右側、頭部へ移動してしまう

・炎症が全体に広がりやすい(流産予防のために黄体ホルモン[女性ホルモン]を投与し、早期に切除する)

 

虫垂炎の治療方法

押したときに痛みがあっても、白血球が1万以下の場合は絶食、抗生物質により保存的に経過をみます。

 

白血球がある典型的症状の急性虫垂炎、あるいは穿孔性腹膜炎の併発がある際には、虫垂切除術を行う。

 

虫垂は何の為にあるのか未だに解明されていません。草食動物のように大きく長いので、私たちの進化の過程の名残なのではないかと言われています。

 

遺伝性はない病気なので、便通をよくしておくことで虫垂の入り口が詰まることを防止し、虫垂炎を予防することが出来ます。 

 

 

原因不明?!予防が難しい病気「虫垂炎」

「虫垂炎」は15人に1人の割合で発症が見られる病気で、誰にでも発症の可能性があるといわれています。

現代では、その治療方法も進化しているためそれほど重い病気ではなくなりましたが、適切な治療が難しかった時代は死亡率60%以上といわれる恐ろしい病気でもありました。

それでは、発症の原因はなんなのでしょうか、予防はできない病気なのでしょうか。

 

「虫垂炎」の原因

残念ながら「虫垂炎」の原因はまだはっきり解明されていません。しかし、糞便、糞石や異物、リンパ組織の過形成、腫瘍などで虫垂の入口をふさいだり狭くすることがきっかけで発症すると考えられています。

虫垂の入口がふさがる、狭くなることで虫垂の内圧が上がり血行が悪くなってしまいます。そこに細菌が入り込み感染症を起こすことで、急性炎症が起こるようです。

「虫垂炎」はその炎症の程度により種類分けされています。カタル性といった軽い炎症から、虫垂全体が化膿する蜂窩織炎(ほうかしきえん)性、そして虫垂壁全体が壊死する壊疽性といった段階があります。壊疽性まで至った上で更に重症化した場合、腹膜炎を併発する可能性が高いといわれています。

 

「虫垂炎」の予防は可能?

「虫垂炎」は症状も段階的に訪れます。激しい腹痛に至る前に、軽い腹痛、食欲不振、発熱、吐き気、嘔吐などといった症状が見られます。

腹痛は、お腹の上の辺りやお臍の周りなどに突然痛みを感じだすといわれます。次に発熱や吐き気嘔吐が起こりますが、数時間もすると吐き気は治まるといわれます。その後、痛みが右下腹部に移り、痛む部分を押して離す時に痛みが酷いといった症状が出るといわれています。予防は難しくても、早い段階で受診することで症状を小さく抑えることができる可能性があるといえるようです。

 

「虫垂炎」の典型症状を起こしていなくても、発症している可能性もあるといわれます。軽い腹痛の他、37℃~38℃程度の発熱がある場合は、それが激しいものでない場合でも「虫垂炎」を疑う必要があるかもしれません。

 

(Photo by : [http://www.photo-ac.com/main/detail/22944?title=])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

腸に関する記事

お腹が張る!?腸閉塞(腸イレウス)とはどんな病気~理由と原因!治療法とは

  お腹が張る!?腸閉塞(腸イレウス)とはどんな病気?なぜ腸閉塞は起こ...

お腹が鳴ることから考えられる病気は?実は大腸の病気かも!?知らない間に進行する大腸の病気!~大腸ポリープについて~

  お腹が鳴る、つまり腹鳴という現象自体は健康な人にも起こり得る現象です。誰し...


おならから疑われる疾患とは?若年層に多く発病しているIBDってどんな病気?大腸性潰瘍とクローン病の違いとは

    おならが以上に臭ったり回数が多いと何か病気ではないかと心配になること...

腸が詰まる、滞る「腸イレウス」の治療は絶食が必須!腸閉塞(腸イレウス)はなぜ起こる?!原因を分析しよう!

腸閉塞を起こした場合には、絶飲食が必須です。何も食べられないので、点滴での栄...

カラダノートひろば

腸の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る