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未来を生きる子供たちへ。臍帯血の私的保存について

 

いま、臍帯血によるさまざまな病気の治療方法が研究されています。

「臍帯血」とは、赤ちゃんとお母さんとをつないでいるへその緒の中を流れている血液のこと。テレビCMで耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか。

 

現状では、公的臍帯血バンクに登録された臍帯血は白血病や悪性リンパ腫といった難治性血液疾患の治療に使われます。その他の病気に対する、臍帯血による新しい治療法はまだ治験・研究段階のため、理論が確立されていません。しかし将来的にとても有用である技術も少なくありません。

 

臍帯血による 新しい治療 

● 赤ちゃんの脳性まひの治療

脳性まひと診断された赤ちゃんに自己臍帯血を投与すると、身体機能の改善がみられた。各国の大学病院にて臨床試験中。

 

● Ⅰ型糖尿病、アルツハイマーの治療

マウス実験による研究で効果が実証されている。

 

● 再生医療への可能性

臍帯血中に、骨や軟骨、さまざまな器官の再構築が可能な幹細胞が存在するといわれる。これらの幹細胞による組織の修復や、再生医療が実現できる可能性が示された。

 

臍帯血の私的保存 

生まれた赤ちゃんが血液の病気にかかったときのために、あるいは将来における治療の可能性を広げるために、民間の臍帯血バンクを利用して自己の臍帯血を私的に保存することも可能です。もちろん費用は自己負担になります。民間臍帯血バンク事業を行っている会社によって、費用は異なります。

 

自身の血液を病気の治療に使えるならば、副作用もなく安心です。

ただし、子供が難治性血液疾患にかかりなおかつ臍帯血移植が必要とされる割合は「10万人に1人」だといわれます。

 

自己臍帯血移植のデータもほとんどなく、治療法も確立されていません。

(本人の移植ではないが、保存していた弟の臍帯血を白血病の兄に移植したという実例はあります)

 

民間バンクの臍帯血私的保存については疑問も多く、公的バンクからの警告もでています。利用を検討する際には、しっかりと注意事項を読んでおきましょう。

  

アメリカでは臍帯血による新しい治療法の研究が進められるとともに、民間バンクでの保管が一般化されています。日本ではようやく広がり始めた臍帯血保存への認識。臍帯血による治療の、さらなる発展に期待したいです。

 

(Photo by:pixabay )

著者: 桜井さん

本記事は、2016-07-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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