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副腎皮質ステロイド薬が第一選択~自己免疫性溶血性貧血の治療

 

自己免疫性溶血性貧血は、免疫機能に何らかの破綻が生じ、自分の赤血球を攻撃する抗体ができ、溶血がおきるという病気です。薬でよくなることが多いようですが、タイプや程度などによって治療法は異なってきます。

 

 

■基本的な治療は3つ

 

自己免疫性溶血性貧血には、体温やそれより少し高い温度で溶血が進行する「温式」、それよりずっと低い温度の時に溶血がひどくなる「冷式」があります。さらに急性や慢性、突発的におこる場合と基礎疾患に併発して進行する場合があります。それぞれのケースに適した治療法がとられます。基本的に行われる治療方法は、「副腎皮質ステロイド薬」「脾臓の摘出」「免疫抑制薬」となります。

 

 

■温式の治療

 

温式の場合、まずは「副腎皮質ステロイド薬」での治療を行います。炎症反応を抑え、溶血を防ぐ効果があります。「プレドニン」という薬が使用されることが多いですが、これで9割の患者さんに症状の改善がみられるようです。効果の出方によっては他の薬が選択されることもあります。急性のものから慢性へ移行した場合は、状態によって脾臓を摘出したり、免疫抑制薬を使用することがあります。これらは副腎皮質ステロイドの効果を補うという位置づけです。副腎皮質ステロイドは、副作用として骨粗鬆症や高血圧を招くことがあります。その場合、食事制限や薬を服用するなどの対策をとることもあります。

 

 

■冷式の治療

 

冷式では、低い温度で溶血が進みますので、脾臓では溶血がおきないのが一般的です。よって脾臓の摘出は行われません。冷気にさらされることで発作がおこる場合がありますので、保温することが症状改善に最も有効な手段となります。

予後は年齢が若いほど良好であるようです。基礎疾患によっても経過は異なってくるようです。 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2012/05/23-362394.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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