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【溶血性貧血の治療】脾臓を摘出しても影響は無いの?

 

溶血性貧血は、本来の赤血球の寿命よりはるかに短い期間で赤血球が破壊されてしまうという病気です。溶血性貧血には幾つかの種類がありますが、場合によっては脾臓を摘出する手術が行われます。特に遺伝性球状赤血球症など、脾臓で溶血が起こるタイプの溶血性貧血では最も効果が高い方法とされており、実際に摘出となるケースも多いようです。他の臓器に比べあまり知名度がない臓器とはいえ、摘出してしまって大丈夫なのかと心配になるかも知れません。

 

 

■そもそも脾臓とはどんな臓器なのか

 

脾臓とはどのような働きを担当している臓器なのか、あまり知られていないかもしれません。

 

1)古くなった赤血球を処分する

 

赤血球の寿命は120日ほどです。脾臓は古くなった赤血球をキャッチするフィルターのような働きをもっています。この古いものは、脾臓に待機している免疫細胞に食べられます。その後不要なものは肝臓へ送られ処分され、鉄分などの再利用可能なものは骨髄に提供され、新たな血液を造る材料になります。処理する量が増えると脾臓が腫れることがあります

 

2)免疫機能

 

脾臓にはたくさんのリンパ球が集まっており、血液の中に細菌などの有害なものが侵入してくるとそれを速やかに処分します。体の免疫機能のなかでも最も重要な部分の一つです

 

 

■子供より大人のほうが影響は少ないが、感染症には要注意

 

このように、とても重要な働きをしている脾臓ですので、無くなってしまうと困ることもあります。古くなった赤血球は、脾臓のかわりに肝臓など他の場所で壊されるので心配ないようですが、免疫機能が落ちて感染症にかかりやすくなるというのが最も困る点です。特に肺炎球菌に感染し、重症化する可能性が高くなります。肺炎球菌はワクチンがありますので、接種しておくことが推奨されます。

 

 

免疫力の低い乳幼児には影響が大きいですが、大人であれば溶血性貧血の治療効果が大きいことを考えると最善な方法であると言えるようです。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2012/12/07-373882.php])

著者: はやぶささん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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