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気になる病気・症状

直接クームス試験など「自己免疫性溶血性貧血」の検査

 

自己免疫性溶血性貧血と診断されるまでには、さまざまな検査が実施されます。自己免疫性溶血性貧血は、「溶血性貧血」のなかの病型の一つですので、まずは溶血性貧血であるかどうかが調べられます。いくつかの診断基準に照らし合わせ、ほぼ確実になると病型が何であるかの検査が行われます。

 

 

■直接クームス試験

 

自己免疫性溶血性貧血は、自己の赤血球を攻撃し破壊する抗体が存在し、活性化することで症状がおきる病気です。この抗体が存在するかどうかを調べる検査が「直接クームス試験」です。陽性であれば自己免疫性溶血性貧血の可能性が高くなります。さらに、不適合輸血や薬剤による溶血性貧血、新生児溶血性疾患であるケースは除外されます。これらの結果により、自己免疫性溶血性貧血の診断がなされるでしょう。

 

 

■さらに3つのタイプを診断

 

自己免疫性溶血性貧血は、さらに3つのタイプにわかれます。

 

【温式】

体温に近い温度で溶血が進行しやすいというタイプです。上記の直接クームス試験で、「IgG」だけ、もしくは「IgG」と補体成分が検出されるなどの所見があると温式である可能性が高いようです。

 

【冷式】

直接クームス試験では補体成分が検出されます。寒冷にさらされると溶血が進み、症状が悪化する様子がみられます。

 

【発作性寒冷ヘモグロビン尿症】

現在ではまれなタイプで、小児のウイルス感染による急性のものなどがあります。尿がコーラ色になる「ヘモグロビン尿」がみられ、寒冷にさらされると溶血の発作がおきます。二相性溶血素が検出されます。

 

 

 

さらに、病気がはじまってから治癒するまでの期間により、急性か慢性かが診断されます。基礎疾患の有無によって特発性か持続性かも診断されます。このような検査とともに、さまざまな要素を総合的に判断し、最終的に診断されることとなるでしょう。 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2011/08/29-349557.php])

著者: はやぶささん

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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