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健康診断・健康管理

解毒成分グルタチオンの体内合成には、生薬『マリアアザミ』を!


高い抗酸化・解毒作用を発揮する『グルタチオン』

 

『マリアアザミ』という北アメリカ原産の植物に含有される『シリマリン』という物質が、肝臓内の解毒作用を持つ蛋白の『グルタチオン』の合成に寄与するとして注目されています。

癌や神経障害など様々な病気の原因となるのが活性酸素ですが、解毒作用とともに、これを除去する作用(抗酸化作用)を持つのがグルタチオンです。現在では、癌治療の補助療法としても使用されています。以下ではその詳細について見ていきたいと思います。

 

『グルタチオン』サプリメントは、摂取しても吸収されない?

 

グルタチオンL-システイン、グルタミン酸、グリシンが結合したトリペプチドで合成されますが、『グルタチオンサプリメント』をそのまま摂取しても消化管からほとんど吸収されないことが知られています。しかし、前駆体であるシリマリンを摂取すると、合成されるということが分かっています。

 

<シリマリンとは?>
シリマリンとは、マリアアザミンの種子抽出物に含まれたチオール基(SH基)を持つ抗酸化物質ですが、これは体内解毒蛋白であるグルタチオンの前駆体としても知られています。健康体の人がシリマリンを摂取すると、50%以上がシリマリンによって肝臓でのグルタチオンが35%以上増加することが明らかになっています。

 

◇グルタチオンの解毒作用とは?
⇒肝臓での解毒機能(薬剤や発がん性物質などの様々な生体異物の解毒)を行う。

 

<シリマリンのその他の効能>
◇肝細胞の修復
RNAポリメラーゼ活性によりDNA合成を促進させ、アルコールや細菌などで損傷した肝臓細胞の修復を行うと言われています。

 

◇フリーラジカルの除去
スーパーオキシドジスムターゼ(SOD)という高い抗酸化力のある酵素を増加させ、フリーラジカルを除去すると言われています。

 

<予防できる疾患とは?>
1)ウイルス感染抑制、2)抗C型肝炎ウイルス抑制、3)ニューロパチー(神経炎)の改善、4)糖耐性の向上、5)慢性腎疾患の進行遅延など

 

<注意すべき相互作用とは?>
マリアアザミには以下の作用があると考えられており、薬剤併用には注意が必要です。

 

◇シトクロムP450(薬剤代謝酵素)の阻害作用
併用薬剤の血中濃度が上昇する可能性があるので医師、薬剤師に確認する。


◇エストロゲン様作用
女性ホルモン感受性のがんなどを持つ人は使用を避けること

 

臨床試験について

 

シリマリンを用いた臨床試験には以下の例が報告されています。

 

◆肝硬変患者へのシリマリン投与試験(オーストリア)
【対象】肝硬変患者170名
【結果】シリマリン140mg×3回/日を平均41ヶ月間摂取させたところ、4年生存率の上昇が認められた 。

 

◆肝疾患患者へのシリマリン投与試験(フィンランド)
【対象】肝疾患患者97名
【結果】シリマリン420mg/日4週間摂取させたところ、ALT、ASTの低下が認められた。

 

◆急性リンパ性白血病の小児へのシリマリン投与試験(アメリカ)
【対象】急性リンパ性白血病の小児50名
【結果】体重に応じてオオアザミ80~320mg/日28日間摂取させたところ、AST値の低下が認められた。

 

最後に

 

グルタチオンとビタミンの併用によってより抗酸化作用が高まりますが、注意したいのが脂溶性ビタミンのサプリメント摂取による死亡率上昇の危険性です。摂取量の例として、ビタミンC1000mg、ビタミンEコハク酸塩267mgなどが推奨されている場合がありますが、ビタミンEサプリメント267mg摂取は、死亡率を10%引き上げるともいわれています。可能な限り食品から摂取したいところです。

 

(photoby://pixabay.com/ja/%E5%A4%8F-%E7%89%A7%E8%8D%89%E5%9C%B0-%E3%82%A2%E3%82%B6%E3%83%9F-%E8%8A%B1-%E9%A3%9B%E3%81%B6-162598/)

著者: あせちるこりんさん

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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