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妄想性障害だと診断される基準は5つ。診断基準をチェックしてみよう!5つの妄想の種類って?

妄想が激しい人も、人に迷惑をかけるのではなればただ変わった考え方を持った人です。

 

しかし、自分の中の妄想が人を巻き込んでトラブルを引き起こしたり、自分の生活が困難になったりすると問題です。

 

妄想がとまらない妄想性障害

配偶者が浮気をしているのではないかと疑っているとしても、それはもしかしたら違うのではないかという葛藤の下であったり、革新的な証拠から浮気を疑ったりするのが普通です。

 

しかし、あいまいな証拠から配偶者が浮気していると思い込み、それが継続的に見られる場合、それは妄想とくくられます。このような症状が生じる疾患に妄想性障害という精神病性障害があります。

 

妄想性障害の「DSM-Ⅳ」における診断基準って?

この妄想性障害は、配偶者の浮気を疑うだけでなく、いろいろなタイプがあります。それらをひっくるめて妄想性障害と診断するのに用いる基準のひとつが、アメリカ精神医学会の「DSM-Ⅳ」という基準を用います。

 

DSM-Ⅳの妄想性障害の診断基準では、A~Eと区別された診断基準が設けられており、これらのすべてにあてはまる場合に妄想性障害と診断されます。

 

奇異でない内容の妄想(つまり現実生活で起こる状況に関するもの。例えば追跡される、毒をもられる、病気をうつされる、遠く離れた人に愛される、配偶者や恋人に裏切られる、病気を持っているなど)が少なくとも1ヶ月以上持続している

 

統合失調症の基準Aを満たしたことがない

 

妄想またはその発展の直接的影響以外に、機能は著しく障害されておらず、行動にも目立った風変わりさや奇妙さはない

 

気分エピソードが妄想と同時に生じていたとしても、その継続期間の合計は妄想の持続期間と比べて短い

 

その障害は物質(乱用薬物や投薬)や一般的身体疾患による直接的な生理学的作用によるものではない

 

この診断基準を見ると分かると思いますが、妄想を伴う特定の状況が他にないことが確認されれば、本人の病歴も併せて考え、妄想性障害と診断されます。

 

診断に際しては医師が患者の危険性(他人に危害を加えるなど)を評価する必要があり、特に患者がどの程度まで自分の妄想に基づいて行動するつもりでいるのかを評価することが重要です。

 

疑り深い?妄想性人格障害の診断基準

妄想性人格障害は、恋人や配偶者が浮気をしているのではないかと根拠もなく疑うなどといった、不当な根拠から来る思い込みや風変わりな行動と特徴とする人格障害です。

 

 

アメリカ心理学会は妄想性人格障害について、DSM-Ⅳという精神障害の統計・診断マニュアルの中で診断基準を定めています。これはWHOが定める診断基準に並ぶ国際的にスタンダードな診断基準となっています。

 

DSM-Ⅳによる妄想性人格障害の診断基準

妄想性人格障害では全般的な疑いの深さの傾向が、成人期早期までにはじまり、種々の状況から明らかになり、人々の行為や出来事を故意に自分をけなしたり脅かすものと不当に解釈すします。

1.十分な根拠がないにもかかわらず、他人が自分を利用したり危害を加えようとしていると思い込む。

 

2.友人などの誠実さを不当に疑い、その不信感に心を奪われている。

 

3.何か情報を漏らすと自分に不利に用いられると恐れ、他人に秘密を打ち明けようとしない。

 

4.悪意のない言葉や出来事の中に、自分をけなしたり脅かすような意味があると思い込む。

 

5.侮辱されたり傷つけられるようなことがあると。深く根に持ち、恨みをいだき続ける。

 

6.自分の批判や噂話に過敏で、勝手に人から不当に攻撃されていると感じとり、怒ったり逆恨みしたりする。

 

7.根拠もないのに、配偶者や恋人に対して浮気や不倫の疑いを抱く。

 

これらの基準の内、少なくとも4項目以上があてはまると、妄想性人格障害が疑われます。

 

これらの項目を見て分かるように妄想性人格障害は、性格上の問題を有していて、他者の発言や行動の誠実さや正しさを全く信用できなくなるという人格構造の偏りが見られます。現実を検討する能力そのものが障害されているわけではありませんが、現実社会や代謝の言動を客観的に正確に認知することができなくなります。絶えず主観的なものの見方をしているために、自分が常に正しい・他社が自分をだまそうとしているという偏った認知を修正することが相当に困難になります。

 

 

自己愛が強く、他人への猜疑心が強い性格を有している人はいますが、それによって生活が困難になっている場合は病的であると考えてもよいかもしれません。

 

妄想性人格障害の5タイプ

人格障害の中に妄想性人格障害というものがあります。これは他人に対して根拠のない疑いを向け、自分の正しさを強く確信しているといったもので、この妄想性人格障害は5つのタイプに分類することができます。

 

 

回避的タイプ

このタイプでは自分の言動に自信を持てないため、他者を信用できないだけでなく、他人からだまされたりするのではないかという不安を強く持っています。他人と深く関係を持つことで恥をかかされたり、馬鹿にされるのではないかという不安をいつも持っており、それによって現実社会や対人関係から激しく孤立しているタイプです。妄想性人格障害と引きこもりの状態にある回避性人格障害を重複しているケースも多いようです。

 

強迫的タイプ

厳格、几帳面、完璧主義、融通が利かない、頑固、ケチ、ユーモアがない、秩序志向性と言った性格特性があるタイプで、他人から干渉されたり影響されないことが自己アイデンティティの確立に深く関係していると信じています。生活が儀式化していることも多く、他人から見るとばかばかしい決まりごとに支配されてしまうこともあります。

 

狂言的タイプ

自分の能力を実際のもの以上と錯覚してしまい、傲慢な態度をとり、他者の価値を下げようとするタイプです。中身のない虚栄心や表面的な自尊心が強く、他人を利己的に利用して価値を引き下げようとする部分が自己愛性人格障害と重複しています。自分には特殊能力があると信じる宗教家や、困難な考えを提唱する思想家などに見られることがあります。

 

悪意タイプ

他人の内面心理に恣意的に悪意や加害性を読むタイプで、「他人が自分を脅かそうとしている」と自分の内面にある悪意や攻撃性を他人の内面に投影することで間違った認知をして他人を挑発し、攻撃しようとします。事故と他人の人間関係を支配と服従の二元論的関係としてしか見ることができず、非常に好戦的です。

 

不平の多いタイプ

自分の人生や自分の能力に対して劣等コンプレックスを抱えているタイプで、強い不満感と嫉妬心を持っており、他人からは気難しい人と言う印象を持たれていることが多くあります。このタイプは他人の価値を否定する言動によって自己の優越感や自尊心をかろうじて保っており、他人の幸福や成功に対しては否定的な態度をとることが多くあります。

 

 

いずれの場合も対人関係を築くのが難しく、問題を抱えてしまうことが多くあります。

 

強い思い込みが持続する妄想性障害…妄想性障害の5つの妄想の種類って?

妄想を症状とする精神疾患はいくつかありますが、その中のひとつに妄想性障害という疾患があります。

これは通常社会的機能を果たす状態ができる人に起こる疾患で、患者は仕事を持って健常者と同じように仕事をしていることが多いようです。

 

妄想の種類

明確な分類として、妄想を5つの種類の分けることができます。

・色情型

誰かが自分に心を寄せているという思い込みをします。性的な妄想よりも利己的な思想的恋愛を求める傾向があり、電話や手紙ひいてはストーカー行為などによって妄想の対象と接触をはかろうとします。

対象とする人には自分より社会的地位があったり、身分が高い人が多いですが、全く見知らぬ人の場合もあります。

 

・誇大型

「自分には偉大な才能があり、素晴らしい功績を残した」「自分でこの研究をし重大な発見をした」「素晴らしい開発をした」などの他人が認めていない妄想を持ちます。

 

・嫉妬型

恋人や配偶者が浮気をしているとあいまいな証拠から信じ込みます。浮気を阻止しようと行動することもあり、傷害事件に発展することもあります。

 

・被害型

「自分は騙されている」「陰謀を企てられている」「監視されている」「嫌がらせを受けている」「中傷されている」などと思い込みます。

これに対して法的な方法に訴えて繰り返し正当性を主張し、補償によって償わせることで満足を得ようとしたり、想像上の迫害に対して報復をはかろうと、暴力的な手段に出ることもあります。

 

・身体型

体に不自由がある、体臭がする、口臭がする、人より鼻が曲がっている、心臓が悪い、自分は寄生虫に感染しているなどと言った体の機能や知覚に関する妄想を抱きます。

 

妄想するタイプによっては人に危害を加えたり、人を巻き込んでトラブルを生じる場合があります。

 

(Photo by: http://www.photo-ac.com/)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-26掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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