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メンタル

人格のようなものが存在する解離性同一性障害…どのような症状なの?

 

多重人格と以前呼ばれていた疾患は今では「解離性同一性障害」と言います。

アメリカの精神医学会の診断基準となるDSM-Ⅳにおいてこの名称に統一的に使用されています。

 

解離性同一性障害とは?

こうした名称に馴染みがなく、多重人格と言った方が疾患の全貌をイメージできる人の方が多いかもしれませんが、この解離性同一性障害は以下のような言葉で定義されます。

一人の人間の内面に明確に区別できるふたつ以上の人格状態、あるいは同一性が存在する

少し遠まわしな言い方ですが、平易な言葉で「複数の人格が存在する」と表現してしまうのはこの疾患をあらわすのに正確ではありません。というのも解離性同一性障害であらわれる複数の人格と言うのは、人格と呼べるほどに、独立した存在として見られないためです。

 

人格とまで呼べない人格って?

患者の中に存在する複数の人格は、元々のその人の不安定な人格から分離した断片や側面と言っても良いかもしれません。

本来人格と呼ぶには統合的な独立した思考、感情、意欲、意識、記憶、行動、知覚などの全ての機能を持っている必要がありますが、解離性同一性障害で生じる別人格はそうした、確立された人格と言うのはほとんどありません。

 

本来連続しているはずの自分がいない

同一性という言葉は自己同一性(アイデンティティ)のそれと同じです。健常者はこの自己同一性が確立されており、意識していなくても、時間的、空間的、社会的に自分と言う存在が一貫しています。過去の自分は自分と同じですし、現在に至るまで連続しています。

ですから一貫性を持って人と接することができるのですが、解離性同一性障害では、この同一性が混乱しており、連続性が失われている状態です。その状態が複数の人格状態という症状によって分割されているのです。

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2012/05/29-362668.php?category=438])

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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