妊娠・出産
妊娠高血圧症候群の予防は生活習慣の改善から!食事の工夫から始めよう☆
妊娠高血圧症候群とは、妊娠20週以降の出産後12週の間に高血圧が見られる、または高血圧とたんぱく尿が見られる症状を言います。
症状が悪化すると、母子ともにとても危険な病気です。
食事の工夫で予防していきましょう。
たんぱく尿・高血圧によるリスク
たんぱく尿は比較的たくさんの妊婦さんに見られがちな症状ですが、ひどくなると母体から赤ちゃんへ移行する栄養分が減少してしまいます。
高血圧についても、ひどくなると胎盤の働きを妨げ、胎盤を移行して赤ちゃんに供給される酸素や栄養が減少してしまうことにつながります。
こういった要因で赤ちゃんの成長が阻害されるばかりでなく、胎児死亡を起こしたり、母体が危険な状態にさらされてしまう大変な症状です。緊急で帝王切開の決断を迫られる事態も考えられます。
しかし、食事習慣を見直すことで予防できることもまた事実です。生活習慣を見直して、妊娠高血圧症候群を予防しましょう。
減塩を心がけましょう!
1. 酢やレモン、しょうが等の薬味を利用して味にメリハリをつけます。
2. かつお節、きのこ類、昆布等でだしをとるようにしてうまみ成分を利用する。
3. 汁ものは具だくさんにして汁をあまり飲み干さないようにする。
4. ウィンナーやソーセージなど加工肉を控える。
5. 乳製品や脂肪の多い肉など、動物性脂肪をたくさん含むものは控える。
6. 塩やしょうゆはかけるよりつけて食べる。
7. スナック菓子を控える。
その他の食事の工夫
1. 砂糖の摂取も控える。
2. 和食中心の食卓を心がける。
3. 新鮮なもの、旬なものを利用して栄養価の高い食卓を目指す。
以上の点を踏まえて妊娠中、そして産後の食生活を改善してみて下さい。産後の授乳トラブルの回避にもつながり、子育ての良いスタートが切れること間違いなしです。
また、パパの健康管理にもつながります。赤ちゃんの誕生をきっかけに、家族で食生活を健康なものに変えられれば良いですね。
(Photo by:足成 )
著者: カラダノート編集部