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メンタル

はっきりと区別することが大切!多重人格と他の精神疾患

 

今話している相手が突然口調も目つきも変わったら驚きます。

精神疾患の中には解離性同一性障害という疾患があり、複数の人格状態が一人の人の中にある疾患があります。昔で言う多重人格という疾患です。

 

解離性同一性障害の診断は鑑別が大切です

解離性同一性障害は見えている症状だけではその人が嘘をついているようにも見えますし、他の精神疾患との見分けが難しい場合もあります。

解離性同一性障害の診断基準はありますが、それだけでは足りず、しっかりと丁寧に他の疾患との区別をつけていく必要があるのです。

 

・統合失調症との区別

解離性同一性障害は統合失調症と間違われることがよくあるのですが、統合失調症では思考障害が認められるのに対し、この疾患では存在しません。

 

・双極性障害

双極性障害とは躁状態とうつ状態という病相を繰り返す精神疾患です。特に急速交代型の双極性障害では同一性(人格)変容が起こり、しばしば解離性同一性障害との区別が困難になります。ただ解離性同一性障害の同一性変容はごく短時間で終わってしまう点で異なります。

 

・境界性人格障害

イライラした気分症状や、自己像の混乱と言った境界性人格障害の症状はしばしば解離性同一性障害と混同されます。また境界性人格障害でも変身願望から解離性同一性障害と同じような症状を示す場合があります。他にも幼少期のトラウマや自己破壊行為など共通する点が多く、合併することも多いので、はっきりと区別するには面接で人格交代にあうことが必要です。

 

・複雑部分てんかん

てんかんでも同一性変容や健忘が生じることがあります。てんかんとの区別は脳波や交代人格の有無で判断します。

 

・解離性健忘

健忘のみに焦点を当てると同じ症状が見られる解離性健忘があります。完全に記憶が共有されていて、ある期間だけの記憶が空白になっている場合には健忘が疑われます。

 

・詐病

詐病とはつまり病気と意識的に偽っているということです。この場合病気による利得が存在することもあります。薬物補助面接などを行うと判断ができます。

 

他にも気分障害や人格障害など様々な疾患との区別が必要です。

 

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2011/08/29-349550.php?category=393])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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