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小さい子にもある不潔恐怖…改善は周りの大人次第です

 

 

 「何回も何回も自分の手を洗っても、まだ汚れているような気がして、何回も洗った後でも手を繰り返し洗ってしまってそれをやめられない」という状況は人から見ると異常に思います。これはいわゆる潔癖症の不潔恐怖という症状です。

 

不潔恐怖という症状

不潔恐怖というのはあらゆるものが汚れているよう思えてしまって、全てのものがばい菌に汚染されているという観念で頭の中がいっぱいになってしまいます。上記の手洗いの繰り返しなどは他人から見てもやり過ぎですが、本人もやり過ぎであることは分かっています。しかし周囲から何を言っても、本人が理解してもこの観念を消すことはできません。

 

小さい子どもでも不潔恐怖を感じる

冒頭の症状を大人がしている想像をした人の方が多いかもしれません。しかし小学生や思春期の子ども、さらには保育園や幼稚園と言った幼児期の不潔恐怖というのもしばしば存在します。

 

なぜ幼い子が不潔恐怖に?

小さい子とはまだ免疫力が弱いですから、親が「手をきれいきれいしようね」などと清潔にするように教えていきます。そうして伝えるばい菌の恐ろしさや手洗いなどの大切さを子供が過大解釈してしまって、不潔恐怖の観念が心の中に広がってしまい、ひどくなると友達と普通に遊べなくなる場合があるのです。

 

「全部汚い!」と感じてしまう

不潔恐怖は自分が汚いと感じるだけでなく、他のものが汚いと感じることもあります。子どもが遊ぶものというと砂場や、ブランコ、ジャングルジムなどの遊具があります。そうしたものやちょっとしたホコリ、みんなが使うトイレを過剰に不潔に感じてしまうと、まともに生活ができなくなってしまいます。

 

子どもの場合は治りやすい!

大人の場合観念を修正していくのに時間がかかりますが、子どもの場合は比較的簡単です。

 

親や周囲の人が、「これくらいならばい菌は怖くないよ」と間違った思い込みを修正していってあげればよいのです。子どもは柔軟性がありますから何度も教えてあげれば次第に消えていくのが普通のようです。

 

生活に支障が出てしまうと、子ども自身がかわいそうです。周りの大人が子どもに分かるように丁寧に教えて行ってあげましょう。

 

育ち方にも関係している?潔癖症の主な原因 潔癖症は幼少期は厳しくしつけられたタイプが多い?

どこにでも除菌ペーパーを持って行かないと気が済まない、電車のつり革が苦手なあなたは、潔癖症かもしれません。

きれいな状態を保たないと気が済まない潔癖症の原因を見てみましょう。

 

幼少期は厳しくしつけられたタイプが多い

潔癖症の一般的な原因として、幼少期の育ち方との関係性が指摘されることがあります。

両親ともにエリート志向で、やや厳しく育てられた、『~しなければならない』といったやり方が多かった方は要注意です。

 

自分でも知らず知らずのうちに、規範に対する心配やプレッシャーが大きくなり、潔癖症という形で表れている可能性があります。

 

ピンポイントのトラウマ型

潔癖症の方の中には、ピンポイントのトラウマで、潔癖症を発症したという方もいます。

例えば、トイレから出てきたときに手を洗わない人を見たり、ぼっとんトイレなどで偶然糞尿に触れてしまったりといったことです。

 

ピンポイントでのトラウマは本人も自覚していることが多く、育ち方が原因のものとは少し違います。

 

原因がわからなくても治療は可能

育ち方については捉え方もありますので、中には潔癖症の原因がはっきりとしないケースもあるかもしれません。

ですが原因がはっきりしなかったとしても、潔癖症を改善していくことは可能です。

 

恐怖症の治療によく似ており、わざと汚いものに触れる(自分が汚いと感じる状況に飛び込む)治療法の他、不安や恐怖感・うつが大きければ薬物治療も行います。

 

潔癖症を治療する上で、原因は必ずしも重要ではありません。

ただし、幼少期のしつけなどは、程度によってはアダルトチルドレンや人格障害など、別の問題を引き起こすこともあります。

 

潔癖症以外にも生きにくさを感じているなら、病院での受診をお勧めします。

 

これは綺麗好きではなくて、潔癖症?!潔癖症の診断基準とは?自分がどう思っているかが重要です

潔癖症、という病気は医学的には存在せず、強迫性障害(OCD)の症状の1つとして、潔癖症が扱われています。

ですので、潔癖症という診断も存在せず、強迫性障害(OCD)の不潔強迫という扱いです。

 

そんな潔癖症の診断基準は、強迫性障害(OCD)の基準に則っていますが、その中でも『不合理だと思っているか』は重要です。

 

潔癖症の人はやりすぎだとわかっている

潔癖症で病院に行こうと考える、ということは、自分の潔癖症はやりすぎではないかと思っていることの裏返しでもあります。

ここが綺麗好きとの大きな違いで、綺麗好きはきれいにすればそれで満足、特に清潔にする行為に疑問を持ちません。

 

一方で、潔癖症の場合は、綺麗にするためにかける時間や労力に、少なくとも疑問を抱いています。

 

繰り返しが現れているならほぼ確実にOCD

 

清潔に対する一連の儀式に不合理さを感じており、尚且つすでに『繰り返し』が現れている場合は、潔癖症(強迫性障害の不潔強迫)と考えて間違いありません。

 

どれだけ手を洗っても気が済まない、どれだけ掃除しても気が済まない、となると本人の不合理性も大きいですし、何より本当に意味がある行為とは言えません。

無意味な行動を繰り返すという、強迫性障害(OCD)の基本的な症状によくあてはまっています。

 

綺麗好きから潔癖症への移行を防ぐ

潔癖症の人は、もともと綺麗好きだった人が少なくはありません。それが度重なるストレスや不安を引き金にして、潔癖症に移行してしまうことがあるのです。

 

もともと神経質で完璧主義傾向がある方は、綺麗好きから潔癖症への移行に十分な注意が必要です。

適度にストレス解消しながら、綺麗好きのままで収めておけるように努力しましょう。

 

潔癖症になりやすい方は神経質、完璧主義の他に、親がややスパルタ、教育熱心といった特徴も見受けられます。

これらの特徴に当てはまるなら、早いうちから自分なりにストレスとの付き合い方などを考えてみるとよいでしょう。

 

ただのきれい好きからどうして不潔恐怖になるの?よくあるきっかけとは

潔癖症のひとつに不潔恐怖という症状があります。「何度手を洗っても汚れている気がする」というものや「吊革につかまれない」というもの、さらには「髪を触った手で料理ができない」といものもあります。

 

こうなるとただのきれい好きでは済まされなくなってきてしまいます。

 

きれい好きが高じて不潔恐怖になるのか?

精神疾患における潔癖症ではなくても、家の掃除を他の人がする以上に丁寧にする人というのはいますよね。そうした過剰なきれい好きが、精神疾患における潔癖症の不潔恐怖を生じるのかというとそうでもありません。

 

不潔に対する嫌悪がある

きれい好きというのは、比較的ポジティブな意味で、生活環境を清潔に保っておきたいために清潔を保とうとします。しかしこれに対して不潔恐怖の症状となると比較的ネガティブな意味で清潔に執着します。

 

不潔に対する嫌悪と言ってもいいかもしれません。汚れやばい菌が気になってしょうがないというネガティブな意味がそこにあります。

 

何から不潔恐怖になるのか?

ポジティブ、ネガティブという以外に、不潔恐怖になる人というのは心のどこかで対人関係に問題を抱えている人が多い傾向があるそうです。人と触れ合うのを怖がっていたり、他人を軽視していたりと言った心理状態が、不潔恐怖という形であらわれているとも考えられるのです。

 

よく言われるのは子どものころの経験

上記の不潔恐怖の奥にある心理的な原因は、子どもの頃の何らかの経験にあるものと考えられています。その家庭でのしつけの仕方や教育方針、そしてそれによって自然に身についた習慣や考えというものが何らかのひずみを生んで発症してしまうと考えられています。

 

子どもの頃から培われてきたものを変えるのは非常に大変で、重度の場合は入院して症状を改善していく必要も出てきます。

ただ多くは薬物療法や認知行動療法で症状を改善していくことができます。

 

知っておこう 不潔恐怖と付き合うために大事な3つのこと

不潔恐怖は潔癖症とも呼ばれており、不潔だと本人が思うものを過度に恐れる状態を指しています。

 

不潔なものを避けるための特定の儀式や、自分でも不潔ではないとわかっているのに手洗いを止められないとなると、不潔恐怖ではなく強迫性障害の可能性が高いです。

 

1.不潔恐怖と付き合うために-自分を知る-

不潔恐怖と付き合うための方法の1つが自分を知ることです。一見すると不潔恐怖の行動とは関係ないように見えますが、実はとても重要なことです。

 

不潔恐怖の方に多いのは完璧主義で、あいまいなことを認められないがゆえに小さな埃や汚れも気になるケースが多いです。

 

自分はどんな人間で、どんな考え方をしているのか観察することをスタートしてみてください。

そして自分のクセを知ったうえで考え方から変えていくと、不潔恐怖が治ることも少なくはありません。

 

2.不潔恐怖と付き合うために-不潔なものに近づく-

一般的な観点から見た不潔・清潔は実はわかっている、という方も多いのではないでしょうか。 

不潔なものに近づくとは言っても、何も排泄物を触ったり泥水に手を入れたりするわけではありません。

 

自分が今まで気になっていた、だが多くの人は気にしていないように見える電車の手すりを触ること、友達と1つの鍋料理を食べることなどにあえて挑戦してみます。

 

恐怖症の治療に使われる曝露療法というもので、恐怖の対象に触れることで恐怖の治まりを感じる治療法でもあります。

 

3.不潔恐怖と付き合うために-別に困らないと考える-

不潔・清潔の基準は、明らかに多くの人が納得できるものもあればできないものもあります。 

例えば汗臭さや服のちょっとしたほつれなどは、人によって不潔だな・普通だな、と感じるレベルが違ったりもします。

 

ちょっと細かいことが気になるだけで、不潔な状態を避けても日常生活に与える影響が少ないなら、特に何もしなくてもOKです。  

 

不潔恐怖と付き合うためには、曝露療法で恐怖症を治す、自分を知って内面の改革を図るなどの方法があります。 

ただし、日常生活でそれほど困っていなければ、抗菌グッズや除菌グッズを持って不潔だと思うものに対処していけばよいでしょう。

 

不潔恐怖の人がする"子育て"のポイントとは?子どもに自分の清潔のレベルを押し付けない!

泥だらけになって帰ってくることも多い子供を育てるのは、不潔恐怖の方にとってはやや大変です。

不潔恐怖の方が子育てをするときのポイントを見てみましょう。

 

子どもに教える『清潔』を見直す

不潔恐怖の方の清潔のレベルは非常に高く、普通の人なら気にしないような部分まで気にするからこそ不潔恐怖とも言えます。

そこで大事なことは、子どもに自分の清潔のレベルを押し付けないことです。

 

例えば子供が服を汚して帰ってきたらお風呂に入れて体を洗い、服は洗濯機の中へというなら清潔のレベルとしては問題ありません。

 

ですが、お風呂に何度も何度も入れて、服は一度汚れたものは捨てる、泥がついていないかを体中確認するといったように潔癖症を子供に押し付けると、子どもにとっては大きなストレスです。

 

薬やカウンセリングで対処

自分の清潔のレベルを子供に押し付けない、とは言っても実際に服も体も汚して帰ってくる子どもを見た時には半分パニックのような状態で、すぐにきれいにしなければと不安になる・焦燥感がある方もいるはずです。

 

そこでお勧めしたいのは、薬やカウンセリングなど専門的な治療での対処です。

赤ちゃんや子供はお母さん・お父さんの不安感・イライラ・悲しみなどを敏感に感じ取るので、ストレスフリーに近い状態で子育て出来ればベストです。

 

一般的に降りかかってくるストレスは仕方がないとしても、潔癖症で子どもに負担を与えるくらいなら、病院で治療を受けた方が良いです。

 

不潔恐怖には、潔癖症の段階でとどまっているものと強迫性障害という神経症分類の病気のものがあります。

強迫性障害は妊娠・出産を機にして発症することが多いですが、薬である程度コントロール可能な病気です。

 

汚れを怖い、恐ろしいと感じてしまう?!潔癖症の「条件付け」とは?

極度に汚れや不潔を嫌い、日常生活に支障をきたしてしまう潔癖症。その原因はいくつかありますが、「条件付け」が1つのポイントになります。具体的にはどのような状況かを挙げます。

 

「条件付け」とは

心理学用語で、人や動物に対して一定の働きかけをすることで、特定の反応が起こるようになることです。意識・無意識を問いません。以前に嫌な出来事や、ショックなことがあった場合、その原因になったものと嫌な感情が結びつくことがあります。すると、原因になったものを見るだけで嫌な感情になってしまいます。これが条件付けの一例です。

 

潔癖症の条件付け

どんなことが潔癖症の条件付けになるか、具体例を挙げます。

 

汚したことを強く叱られる

子どものころ、外遊びで服や手足が汚れたとき、「こんなに汚して!」「汚い!」「早くキレイにしなさい」など叱責されると、「汚れる=悪いこと」という印象が強く残ります。

 

何かを触ろうとして怒られる

外出先、公園などにおいてあるものに何気なく触ろうとしたときに怒られると、汚れと恐怖感がセットになって記憶されます。たとえば「汚いから触っちゃダメ!」「汚れる!」「「汚いからやめて!」などです。

 

「ばい菌=怖い」というイメージを植えつけられる

想像力と感受性が豊かな小さな子どもに対して、「ばい菌さんがやってくるよ!」「ばい菌で病気になっちゃうよ」など恐ろしさを強調すると、非常に強い印象が残ります。

 

ここまでは、主に子どもに対する条件付けです。大人になってからも、条件付けは起こります。

 

菌を拡大した画像などを見る

TVやPCなどで、菌を培養して拡大した映像などを見てしまい、何を触るときでもその菌のイメージが拭えなくなってしまいます。

 

身近な場所に菌が付着しているなど具体例を知る

「ドアノブやPCキーボードには菌がこんなついています」といった情報に触れ、過剰に気にするようになります。

 

ここに挙げた例は、汚れたものと恐怖・嫌悪をセットにして脳が学習してしまっています。その結果、条件反射的に、汚れを怖い、恐ろしいという潔癖症特有の過剰な反応につながります。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2012/04/16-360939.php?category=51])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-21掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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