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強迫性人格障害はどんな人が表れる傾向が高い?長男、長女がなりやすい!?仕事をする上でぶつかる大きな壁とは?

 

人の個性も行き過ぎれば、その人の生活に支障が出たり人をトラブルに巻き込んだりと問題が発生するようになります。この行き過ぎた個性によって社会活動などに問題が生じるような場合、それを人格障害と呼ぶことがあります。その中でも不安感と依存性の強い行動パターンを特徴とする人格障害に強迫性人格障害があります。

 

強迫性人格障害はどんな人に良く見られるのでしょうか。

 

強迫性人格障害になりやすい性格

強迫性人格障害の人の性格は一言で言えば「行き過ぎた完璧主義」ですが、他にも以下のような行動特性が見られます。

・他人にも完璧を求める

・こだわり過ぎて時間内に仕事を終わらせることが難しい

・細部にばかりこだわり本来の目的を見失う

・倫理・道徳・ルールにこだわり過ぎる

・情緒的なことより結果や事実に目を向ける

・白か黒かというような極端な思考をする

・不要なものを捨てられない

・無駄遣いを嫌い倹約する

・自分を優先し周りを犠牲にする

・将来への不安が強く、不測の事態に備えて過度に準備をする

 

性差はどうなの?女性の方がなりやすい!?

女性よりも男性の方が有意に多く見られます。患者数は約2倍にもなるとされています。

 

強迫性人格障害の発症率

症状の程度を広く考えると一般人口の約1%に見られるとされています。実際に精神科などに来院した患者の中では3%~10%に見られるとされています。

 

強迫性人格障害の家庭内

家庭内発症があるとも考えられています。遺伝あるいは人格形成における育成環境が関係しているのかもしれません。

一卵性双生児を例に挙げた場合、二卵性双生児よりも一致率が高いため、ある程度の遺伝の影響の可能性も考えられています。

 

強迫性人格障害になりやすいのは”第一子”!?

長男、長女といった第一子に診断されることが多い傾向があります。

第一子はその母親にとって初めての子どもであることから幼少期のしつけで過度に厳しく接してしまったことによって、その子どもが傷つきやすさや恥といった心理的特性を身につけてしまったために、発症するとも考えられます。

 

行き過ぎた完璧主義を持っていても仕事の内容によっては、うまく社会的に機能している場合もあります。

 

融通が利かない…「白か黒か」 禁欲的なタイプの強迫性人格障害とは

異常なまでの完璧主義が特徴として知られる強迫性人格障害には5つのタイプに分類できるとされています。ここではその中のうち、禁欲的なタイプの強迫性人格障害をご紹介します。

 

強迫性人格障害の禁欲的なタイプとは

このタイプの患者は「服従と反抗」という両極端な葛藤を抱える性格特性を持つ強迫性人格障害において、怒りや攻撃性を昇華させた性格構造を持っています。そもそも強迫性人格障害の患者は、自分の内側に怒りや攻撃性を有しています。

 

しかし、これらは昇華、抑圧、反動形成、置き換えなどによって自分の中で処理されることがあります。それに成功したのがこのタイプです。

 

具体的にはどんな人?

このタイプの患者は「白か黒のどちらか」という二元論的な思考をします。いい意味で言えば厳格な道徳主義者とも言えますが、人に対する評価も「善いのか悪いのか」のどちらかしかなく、融通が効きません。

 

一見人に害はなさそうですが、相手が「道徳や法に違反している=悪」と判断すれば攻撃的な行動に出ることもあります。

 

攻撃心理がうずいている禁欲的タイプ

なぜ、白か黒かの二元論的思考をするのかというと、根底には自分が禁欲的な生活をして完全なる善の立場に立つことで、悪の立場にいる人間を罰したり攻撃したりして、さらに自分の立場を明確に感じるというのがあり、これが典型的なパターンのようです。

 

ある意味自分の存在を明確にするために他人を利用しているのであって、他人を罰することに快楽を感じていると言っても良いかもしれません。

 

やはり思考の裏には善の立場にいる自分がよい、愛されるべき存在であるという思いがあります。善の立場に立つように禁欲をしたのだから、それなりに満足や快楽が欲しいという補償も関係しているかもしれません。

 

完璧主義になってしまう強迫性人格障害の精神状態とは?強迫性人格障害の持つ欲

人格障害のひとつに強迫性人格障害という種類があります。

この人格障害は強すぎる完璧主義傾向が特徴であり、問題になる疾患で、対人関係も良好に築かない傾向があります。

 

強迫性人格障害の精神ってどんなもの?

強迫性人格障害の心の中は以下のように形容していくことができます。

 

・完全主義欲求

完璧主義と同じですが、「全てのことを完全に、完璧に仕上げなければ無意味である」という考えを持ち、実際にそれを実現しようとします。

しかしこれは現実に即した欲求とは言えません。仕事をするにあたってもいくつかの失敗があって、最終的にプロジェクトが成功するのが普通です。しかしそれを看過できないためプロジェクトを延期させたり、途中放棄したりといった行動が見られます。

 

・愛情欲求

強迫性人格障害の行動の根底にあるものは愛情欲求であると考えられています。

「全てのことを完全、完璧に仕上げなければ自分は誰からも愛されないし認めてもらえない」という認知ができ上がっているのです。

この考えは、愛情の方向が自分から外に向かうのではなく他人から自分に向けられるものとなっていますから、他人との関係を築くことも不得手です。秩序や完璧を延々と追求していなければ安心できず、その不安定な中で人と柔軟に関わるということ自体難しいのです。

 

・所有欲

強迫性人格障害の人は倹約が過ぎるケースがあります。未知の将来への不安から、過度に倹約したり、それで他人を巻き込むこともあります。

こうした金銭に対する執着は自分と対象物を分離することのできない過度の所有欲から来るものと思われます。

 

現実問題全てを完璧にこなしていくということは不可能ですので、強迫性人格障害の人は常に不安や葛藤の中で生活していくことになり、愛情欲求も満たされないまま苦しい状況が続いていくことになるのです。

 

強迫性人格障害の人が仕事をする上でぶつかる大きな壁とは?

仕事で完璧を求めることは悪くありませんが、人が間違いを起こさないということはあり得ません。

ですから、仲間と一緒になって仕事をするなど、みんなで力を合わせて仕事をします。

 

完璧でなければ我慢できない!

完璧主義というのは時に窮屈です。仕事で求めるのはよいことかもしれませんが、上記の通り仲間との結託の中で仕事を作り上げるのならばまだしも、完全なる序列的な人間関係の中で完璧を目指すのは仕事のやりにくさを感じてしまいます。

しかし強迫性人格障害の患者は、仕事においてこうした仕事の仕方をしばしば選択してしまいがちです。選択するというよりもこうした仕事の仕方、人間関係の築き方しかできないと言ってよいかもしれません。

 

ミスでやる気をなくすことが多い!

仕事でミスをしたとしてもそのカバーを自分でするか、仲間と共にリカバリーするでしょう。しかし、強迫性人格障害の患者はそれが難しい場合があります。

そもそもミスや失敗が許せない前提で、些細なミスでもしてしまったら仕事全体に対する意欲を失ってしまうことがあるのです。

これは「物事をミスなく完全にやり遂げなければ無意味」という思いに裏付けられています。ですから、ミスをした時点で、その物事は意味がないものになってしまうのです。

 

仕事を他人に任せられない&他人にまで完璧を求める!?

仕事はひとりで難しいなら分担して行うべきですが、強迫性人格障害の患者は、自分の仕事の完璧さだけではなく、他人にまでその完璧を求めます。

ですから、他人に仕事を任せられない、あるいは任せても、それが人間関係のトラブルの種になってしまうと言ったこともありうまくいきません。

 

仕事をする上で最もネックになるのは人との協調性や協力が求められる部分かもしれません。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2009/07/23-025091.php?category=279])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-26掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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