妊娠・出産
おなかの赤ちゃんのためにできるだけリスクは避けよう!妊娠中期の検診の重要性とは?
妊娠して16週以降になってくると妊娠中期に突入します。このころから様々な検診が始まりますが、具体的にどのような目的でどのような検診がなされるのでしょうか。
妊娠中期の妊婦検診の目的
妊娠中期の妊婦検診には、以下の目的があります。
・妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の早期発見と発症リスクの判断材料として
・胎児異常の早期発見とその管理のため
・合併症の早期発見と今後の発症リスクのチェックのため
・流産や早産の予防のため
経膣超音波検査
経膣超音波検査は子宮頚管の長さを測るために行う検査で、だいたい22-24週ごろに行います。子宮頸部は通常40mm前後ですが、この部分の長さが30mmぐらいの場合は早産するリスクが通常の妊婦と比べて4倍に高まるとされています。検査前でも子宮収縮がある場合はこの検査を行います。
そのような症状がない場合でも、この時期に一度経膣超音波検査で確認することで早産の潜在的リスクを早めに発見することができるのです。
血圧検査・尿検査
これらを通じて、血圧の上昇や尿にたんぱくが含まれているかどうかをチェックします。このことで、妊娠高血圧症候群の発症リスクをチェックします。
なお、他にも妊娠高血圧症候群のリスク因子には以下のものがあり、これらは血液検査や問診を通じて確認されます。
●妊娠高血圧症候群のリスク因子
・遺伝的に高血圧体質であるかどうか
・糖尿病があるかどうか
・栄養不足であるかどうか
・多胎妊娠の有無
・肥満、またはやせすぎかどうか
超音波検査
超音波検査は妊娠初期から行っていますが、中期からは胎児奇形といった形態異常の有無についても、確認します。
妊娠中期では様々な検査を通じてプレママやおなかの赤ちゃんの状態・様々なリスクについて調べていきますので、それぞれの検査の目的についてきちんと理解しておきましょう。
「妊娠・出産」で人気の記事はこちら
(Photo by:http://www.ashinari.com/)
著者: カラダノート編集部