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様々な感染性!心内膜炎が原因で爪に内出血!ノロウイルス、MERSとは..石けんの殺菌効果に違いは無い?疥癬になった時の対処法!

爪の内出血は、ケガ以外の原因でも生じます。その1つが、「感染性心内膜炎」です。感染性心内膜炎による爪の内出血について述べます。

 

 

感染性心内膜炎で生じる爪の内出血の特徴

爪の下にある毛細血管から出血します。1~3mmの赤くて細い線状の内出血で、「爪下線状出血」と呼ばれます。内出血直後の色はピンク色。時間の経過とともに赤紫がかった色に変化します。爪を上からギュッと押しても爪下線状出血の色は変わりません。

 

感染性心内膜炎とは

ブドウ球菌や溶血性連鎖球菌、腸球菌、真菌など身近な細菌が血液中に入り込み、心臓の中に生息巣をつくる疾患です。

細菌に感染するきっかけで多いのは抜糸、内視鏡生検、カテーテル治療などの医療行為です。

 

感染性心内膜炎で爪が内出血する理由

心臓の中で生息巣を作った細菌は、血液にのって全身を回ります。爪のような末端部位では毛細血管の中に細菌が詰まり、内出血に至ります。

 

感染性心内膜炎を発症しやすい人

先天性心疾患の動脈管開存症や心室中核欠損症、後天性弁膜疾患の僧房弁逆流症や大動脈弁流症などの既往症がある人は、心臓に細菌が繁殖しやすいといわれます。免疫機能低下も感染性心内膜炎のリスクを高めます。ステロイド治療や人工透析を受けている、慢性肝疾患の人は要注意です。

 

爪下線状出血以外の症状

感染性心内膜炎を発症すると、感染症状・心症状・塞栓症状が現れます。主な感染症状は発熱や全身倦怠感、新症状は呼吸困難と心雑音、塞栓症状は爪下線状出血や脳梗塞・腎梗塞などです。複数の症状に当てはまるなら、感染性心内膜炎の可能性大です。

 

 

爪下線状出血に気づいたら、ほかに気になる症状がないかチェックしましょう。抗生物質を投与して、菌の増殖を抑える治療を行います。

 

原因はノロウイルス?頭痛、吐き気、下痢と対処法!

ノロウイルスによる感染症は、ほとんどの人が知っていると思います。症状としては吐き気、嘔吐、下痢がとくに強く出ます。頭痛や発熱などの症状もあります。

 

はじめは頭痛がするな、という程度かもしれません。それが、どんどん胃の内容物がせりあがってくるような感じがあり、最終的には下痢や嘔吐といった症状が出る方もいます。

 

●ノロウイルスの吐き気・下痢の特徴

ノロウイルスの下痢は水様便(すいようべん)です。便というよりも、尿がお尻から出ているような感じがするとも表現されます。そして、下痢と吐き気・嘔吐が同時もしくは順番にやってくるため、トイレからまったく出られないという方も多いのです。

 

頭痛に関しては、感じ方は人それぞれで、片頭痛のようだったという方もいれば、頭重感が特徴的だったという方もいます。

 

いずれにしても、体中の水分をすべて出してしまうかのような下痢と吐き気が特徴です。

 

●ノロウイルスには特効薬がない

実はノロウイルスには特効薬はなく、病院でできる治療は、整腸薬や吐き気どめ、乳酸菌の処方だけです。そのため、極論をいえば、水を飲めるうちは病院に行かなくてよいとする人もいます。

 

経口補水液や乳酸菌の入った飲料を少しずつ飲みながら、症状がおさまるのを待つようにしてください。

 

●ノロウイルスを人にうつさない

ノロウイルスで頭痛・吐き気・下痢が出ているときは、とにかく人にうつさないことが大事です。ノロウイルスは高い感染力を持っています。

 

家族がもしもノロウイルスにかかったら、感染者の衣服や嘔吐物が付着したものは、塩素系の消毒剤で消毒、ふれるときも手ではなくゴム手袋をしてください。自分がノロウイルスにかかってしまったときは、家族に消毒の方法と素手で触らないように指示してください。

 

また、感染をふせぐためには、トイレのふたを閉めて流すことも大事です。

 

実際にノロウイルスになってみると、症状の重さから、次の感染予防まで頭が回らないことも多いです。ふだんから、家庭内でノロウイルスの予防法、消毒法を周知徹底しておくのがおすすめです。

 

はげしい下痢や嘔吐をともなう病気として知られているのが、ノロウイルスです。ノロウイルスを人にうつさないためには、塩素系の消毒剤でしっかり消毒することが必要です。

海外渡航者は注意が必要!『中東呼吸器症候群(MERS)』について

近年、アラビア半島が発生源のウイルス感染症『中東呼吸器症候群(MERS:マーズ)』の感染拡大が懸念されています。MERSは、現在ヒトからヒトへの感染が報告されており(インフルエンザのような連続的なヒトからヒトへの感染は報告されていない)、その感染者数は956人、死亡者は351であるとされています。世界的な分布状況は、中東だけでなく、渡航者を通じて感染が広がり、ヨーロッパ諸国やアメリカ・アジアの一部にも拡大しています。日本では感染確認されていませんが、今後警戒が必要と考えられています。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。

  

中東呼吸器症候群(MERS)とは?

平成24年9月にアラビア半島やその周辺諸国において発生が確認された新種のコロナウィルス(MERS-CoV)による感染症で、持続的なヒト-ヒト感染は見られないものの,限局的なヒト-ヒト感染(二次感染)が発生しています。アラビア半島では医療機関における患者からの院内感染により拡大、またその後感染者への接触によって諸外国にも拡散したものと思われます。

 

<感染確認地域>

 

中東地域(アラブ首長国連邦,イエメン,イラン,オマーン,カタール,クウェート,サウジアラビア,ヨルダン,レバノン),ヨーロッパ(イタリア,英国,オーストリア,オランダ,ギリシャ,ドイツ,フランス,トルコ),アフリカ(アルジェリア,エジプト,チュニジア),アジア(フィリピン,マレーシア),北米大陸(アメリカ合衆国)

 

<感染源>

中東のヒトコブラクダ

 

<主な症状>

発熱・せき・息切れ(下痢・消化器症状を起こす場合もある)。

 

<治療法>

現在、MERSに対するワクチンや特異的な治療法はなく、患者の症状に応じた治療(対症療法)になります。

 

海外旅行に際して、気をつけるべき点とは? 

MERS感染予防のため、海外への渡航前・渡航後にチェックするべき点が上げられています。

 

◆旅行前

1)基礎疾患(糖尿病・慢性肺疾患・免疫不全など)がある方は、一般的に感染症にかかりやすいため、可能であれば治療を、または医師と渡航の是非について検討する。

2)渡航前に現地の最新の情報を得る(検疫所ホームページ・外務省海外安全ホームページ・在サウジアラビア日本国大使館ホームページなど)。

 

◆旅行中

1)一般的な衛生対策を怠らない(こまめに手を洗う、食品は十分に加熱する(特に未殺菌乳・生肉など)。

2)飛沫感染の恐れのある人(咳やくしゃみ)、また動物(ラクダを含む)との接触は可能な限り避ける。

 

◆旅行後

1)感染が疑われる場合(帰国後14日以内に、発熱・咳症状)、医療機関に連絡し、アラビア半島諸国へ滞在していたことを告げる。

2)感染が疑われる場合は、他者との接触を最小限にし、飛沫感染を起こさないよう咳にも気をつける。

 

最後に

MERSは一昨年流行した、SARSと同じコロナウイルスであり、その感染による致死率は50%程度であると言われています。現在の感染者数はそれほど多くはないものの、致死率の高さから警戒が必要と言われています。いずれにしても、感染力の高い冬の間は、自己免疫力を上げておくことは必須といえそうです。

「薬用」と「普通」石けんの殺菌効果に違いは無い?殺菌成分「トリクロサン」の安全性は

昨年2015年の6月に、殺菌成分「トリクロサン」のヨーロッパでの使用禁止が、欧州化学機関(ECHA)によって決定しました。

 

トリクロサンは国内では「ビオレU泡ハンドソープ」(花王)などを始めとした薬用せっけんの多くに使用されており、細菌やウイルス感染予防効果があると考えられてきました。

 

しかし、最近の韓国研究機関の報告によれば、「トリクロサン入り石けんと普通石けんの抗菌作用は(30秒以内の使用においては)違いは認められなかった」と発表されています。 

  

トリクロサンとは? 

トリクロサン(トリクロロヒドロキシジフェニルエーテル)とは、薬用石鹸などの医薬部外品、化粧品に使用される殺菌成分です。

 

その効果は主に、ブドウ球菌などグラム陽性菌に対する静菌力が強く、真菌類にたいしてはやや弱いとされています(ウイルスに関してはデータが少ない)。

 

化学構造がダイオキシンに類似していることから、紫外線などの照射で化学変化を起こすことが危惧されていますが、それらの有害性に関する公式な報告は出ていないようです。

 

海外ではトリクロサンが規制される方向にある? 

今回の欧州化学機関による規制強化の発表に加え、米FDAもすでにトリクロサンへの規制を発表しています。

 

また、EUの消費者商品に係る科学委員会やその他の研究機関のリスク評価では、以下のような点に懸念があると指摘されています。

 

・トリクロサン(を含むパーソナルケア商品を全て)使用した場合の体内吸収量は、安全摂取量を超える。

 

・トリクロサンには甲状腺などへの内分泌攪乱(環境ホルモン)作用が指摘されている。

 

・「薬用石けんミューズ」に含有の「トリクロカルバン」はトリクロサンと構造が類似し、環境ホルモン作用が指摘されている。

 

・妊娠中の女性へのトリクロサン暴露がエストロゲンの分泌異常を引き起こし、胎児に悪影響を与える可能性がある(フロリダ大学のMargaret James氏ら/2010年)

 

各企業の対策は? 

・海外大手トイレタリー企業(P&GやJ&Jなど)、化粧品企業(AVONなど)はトリクロサンの使用を中止している。

 

・日本では、皮膚からの吸収量が高くなる商品(脇のデオドラントやボディシャンプーなど)のトリクロサン使用はすでに変更されている。

 

・一部の薬用商品には現在もトリクロサンが使用されているものもある。

 

臨床試験の結果 

下記は、韓国で行われたトリクロサン含有石けんと普通石けんの抗菌効果の比較試験です。

 

30秒以内の使用では、「薬用」と「普通」石けんの効果に違いは認められなかったという試験

(韓国・高麗大学校のMin Suk Rhee氏の研究による/Journal of Antimicrobial Chemotherapy2015年9月16日号)

 

【試験内容】

1)20種類の細菌株に対し、普通石けんと0.3%トリクロサン含有石けんに曝露させた。

2)成人16人に対し、同様の2種類の石けんで手を洗ってもらい、その効果を比較した。

 

【結果】

・細菌株に対しては、9時間以上継続曝露で、トリクロサンの強い抗菌性が認められた。

・しかし、10~30秒の曝露では、普通石けんを上回る効果は無かった。

・成人16人に対しては、どちらも良好な抗菌性が見られ、両者の間に有意差はみられなかった。

 

 

このように、普通の石けんでも、正しい洗浄方法で行えば十分な細菌・ウイルスの感染防御効果があることが明らかにされました。特に妊娠中の方は、トリクロサン商品の過剰使用には気をつけたいところです。

 

 

疥癬になった時の対処法!角化型疥癬に感染した人と接触する場合

疥癬とはヒゼンダニが体内に寄生することによっておこる病気です。

主に手足や首、肘などの皮膚に症状が見られ、強い痒みと発疹などを伴います。

疥癬になった場合、感染するからといって隔離したり、感染者と接触する時に入念な予防が大切だといわれています。

 

疥癬に感染しやすい人は免疫力が低下している人

疥癬に感染する人は主に乳幼児や高齢者です。それは免疫力が低下しているからで、健康な成人はかかりにくい病気とされています。

しかしそれでも成人に感染する場合があります。それは、ステロイド系の内服薬や外用薬を使用している人達です。

 

ステロイドは免疫機能を低下させる

ステロイド系の薬は免疫機能を低下させてしまいます。そのため普通は健康で疥癬に感染しないような成人であっても、感染してしまう恐れがあるのです。

薬剤で免疫機能が低下されられていると、ヒセンダニが増殖してしまうことが原因なのです。

 

疥癬の種類

疥癬には通常疥癬と角化型疥癬の2種類に分類できます。通常疥癬はヒセンダニの量が1000匹程度ですが、角化型疥癬の場合は500万~1000万といわれており、通常疥癬に比べて非常に感染力の強いものとなります。

そのため、角化型疥癬に感染している人と接触した場合、ステロイド系の薬を使用しているとかなり高い確率で感染してしまうことになります。

 

対処法

疥癬に感染してしまった場合は、直ちにステロイド系の薬の使用を止めるようにしましょう。

また、角化型疥癬に感染した人と接触する場合は、短時間の接触や、はがれた角質に触れただけでも感染してしまう恐れがあります。

 

寝具やタオル、肌着など直接肌に触れるものは毎日洗濯し、できれば50度以上のお湯に浸けてから洗うようにしましょう。

これはヒセンダニは50度以上で死滅するためです。

毎日入浴したり、部屋を清潔に保ったりすることも大切です。

 

特に角化型疥癬に感染している人と一緒に住んでいたり、長時間接触する場合は、寝室を別にしたり直接肌同士が触れ合わないようにすることにも気をつけたほうがよいでしょう。

(Photo by:http://www.ashinari.com/2013/09/18-382216.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-08掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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