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介護・認知症

症状の違いで比べる「老人性紫斑症」と「血栓性血小板減少性紫斑病」

体をぶつけた覚えがないのに紫斑が生じるのは、老人性紫斑だけではありません。高齢者に紫斑が生じたら、ほかの疾患が原因ではないことを確かめた方が良いでしょう。

 

同じく紫斑を生じる疾患に「血栓性血小板減少性紫斑病」があります。それぞれの症状を比べ、該当するものがないかチェックしましょう。

 

共通する症状

どちらにも共通する、判断が難しい症状があります。

 

◆発症年齢

老人紫斑の定義には、「60歳以上の高齢者」が含まれます。血栓性血小板減少性紫斑病は年代を問わず発症し、高齢者にも起こりうる疾患です。

 

◆内出血のきっかけ

紫斑を生じるきっかけは、老人性紫斑は体を軽くぶつける程度の刺激です。血栓性血小板減少性紫斑病は、血管壁に止血の役割を担う血小板が貼りついて血小板数が減少し、血管の損傷部分を塞げなくなるために起こります。

 

どちらも、「ケガをした記憶がないのにアザがある」状態です。

 

異なる症状

判断の決め手になる症状の違いは次のとおりです。

 

◆血小板数

老人性紫斑は、血管と皮膚が加齢によってもろくなるのが原因です。血液検査で異常は見つかりません。一方、血栓性血小板減少性紫斑病は血小板が血管内壁に貼りついてしまうので、血小板数が減少しています。

 

◆赤血球

血小板同様、老人性紫斑では赤血球数に変化はありません。血管壁に貼りついた血小板で赤血球が破壊される血栓性血小板減少性紫斑病では、赤血球数が少なく、血管性溶血性貧血の症状もみられるでしょう。

 

◆紫斑以外の症状

老人性紫斑は疾患ではなく老化現象の一種なので、紫斑以外に健康上の問題は生じません。赤血球と血小板の減少、血小板によって血管が狭くなる血栓性血小板減少性紫斑病は、発熱、けいれん、意識障害、高血圧、血尿、蛋白尿などの諸症状を呈します。

 

血液検査と紫斑以外の症状で、区別がつくでしょう。

(Photo by://www.ashinari.com/)

著者: honpoさん

本記事は、2016-08-02掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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