カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. 健康診断・健康管理 >
  3. 献血 >
  4. 自分の健康もしっかり守ろう!献血後の過ごし方

健康診断・健康管理

自分の健康もしっかり守ろう!献血後の過ごし方

 

街中などで一度は見たことがあるのが献血カーです。それほど大きな車ではなくても中に献血の機械が並んでいて、献血が出来ます。

 

そんな献血をするときには、献血後の過ごし方にちょっと注意してみてください。

 

献血で血の1割がなくなる?

人間の血液量は体重の約13分の1で、50kgの方だと大体3.8㎏、60㎏の方だと4.6㎏となります。

一方で献血の量ですが200ml献血と400ml献血があります。

 

50kgの方が400mlの献血をしたと仮定すると短時間の間に身体の中の血の1割が失われてしまうという事態です。

そのことによって体はある程度ダメージを受けているので献血後の過ごし方には注意が必要なのです。

 

高所作業、スポーツ、運転はできるだけ避ける

献血をした後は貧血状態になっているので、高所作業やスポーツ、運転は出来るだけ避けておいた方が良いです。

 

高所作業やスポーツの場合には怪我のリスクが、運転の場合は事故のリスクが高くなってしまうからです。

とはいっても車で出歩いているときに献血を思い立ったという場合もあるかもしれません。

 

そんな時は献血が終わった後にどこかで座って30分ほど休んでから車の運転をしてください。

 

水分補給をしっかり!

献血で失われた血液は体の中の水分でもあることから、献血後には水分補給をした方が良いです。

日本赤十字社によれば、献血後の水分は提供した血液量の3倍を目安にするとよいとのことです。

 

200ml献血であれば600ml、400ml献血であれば1200mlの水分補給ですね。なお、献血を受けた時にジュースなどをもらえる場合もあるのでまずはそこで飲むのもよいでしょう。

水分補給は一度にしなくても良いですが、当日中に600ml-1200mlと摂取できるようにしてください。 

 

献血では体の1割の血液がなくなることも考えられ、水分量も当然減ります。

体に対するダメージは少なくないので運転や激しいスポーツは避け、水分補給をしっかりしてください。

 

気分が悪くなったらしゃがむか仰向けに寝て足の下にタオルなどを敷いて休みましょう。

 

献血の際のエイズ検査で陽性だった場合、通知される?

日本では毎日300人もの人が輸血を受けることで、その一命を取り留めています。つまり、年に約100万人にのぼる命が輸血によって救われているという計算になります。

そんな輸血医療を支えているのは、献血です。

 

というのも、血液は現代の技術では作ることが出来ないだけでなく、長期保存をすることが出来ません。

なので、輸血のための血液を確保するために、皆様からの献血が絶えず必要になるというわけです。 

 

そんな献血では、輸血による感染症を防ぐために、エイズ(HIV)検査が行われています。その検査で陽性だった場合、その検査結果は本人に伝えられるのでしょうか?

 

HIV陽性だった場合の通知

先程も述べましたように、出来る限り安全性を確保した血液や血液製剤を提供するために、献血を行っている日本赤十字社では、非常に厳格なHIV検査を実施しています。

 

しかし、その検査結果は献血者本人に伝えていません。その理由は、感染リスクのある人の検査目的の献血を未然に防ぐためです。 

 

ウイルス感染直後ですと、検査を行ったとしても感染を発見できない期間(ウインドウ期:通常感染から数週間程度の期間)があるために、その期間内に献血を受けてしまうと検査をすり抜けてしまいます。

 

その結果、輸血された患者さんにウイルスを感染させてしまう危険性が極めて高くなってしまいます。このような最悪の事態を防ぐために、HIV検査の結果は知らされないんですね。

 

献血は、皆様の善意ある「責任ある献血」によって成り立っています。

そんな献血の信頼性を脅かすような、エイズ検査目的の献血は絶対に行わないようにしてくださいね。

あなたの献血は、ボランティアであるだけでなく、患者さんの健康に直結する行為でもあることをお忘れなく。

 

献血のエイズ検査って?結果は教えてもらえるの?

献血をすることは人の役に立てることです。輸血を必要としている人はたくさんいます。人の命を自分が献血をすることで助けられたら嬉しいですよね。

 

自分では健康だから献血しても大丈夫!と思っていても、検査をして見なければ分かりません。

献血で一番タブーなのは感染症です。中でも今回は献血におけるHIV感染、エイズに関して説明しましょう。

 

献血時のエイズ検査の方法

献血された血液については「血清学的検査」と「核酸増幅検査(NAT)」の2種類の検査でHIVをチェックしています。

 

「血清学的検査」ではウイルス感染者の体内にできる抗体の有無を調べる抗体検査をします。ところが、HIVの抗体が体内にできるまで感染からおよそ8週間後なのです。(※個人差はあります)

 

つまり、感染してからこの期間は血清額的検査ではHIVを検出できないのです。このように検査で抗体や病原体を検出できない期間のことをウインドウ期(ウインドウ・ピリオド)といいます。

 

このウインドウ期を短縮するために導入されたのが「核酸増幅検査(NAT)」です。ウイルスの核酸の一部を約1億倍に増幅することで、ウイルスを直接検出するものです。

 

輸血によるHIV感染のニュース

2013年にエイズの原因となるHIVに感染していた献血者の血液が実際に輸血され、60歳代の男性がHIVに感染したニュースがありました。

 

では、HIVウイルスは2種類の検査をすり抜けてしまったの?と思われるでしょう。

実は先に述べた「血清学的検査」と「核酸増幅検査」の2種類を実施しても現在の技術では100%ウイルスをチェックすることはできないのです。

 

HIVに感染して6週間程度はウイルス量自体がごく微量であるため、核酸増幅検査で発見するのも困難なのです。そのためにも問診には正確に答えることが必要となります。

HIVに感染するリスクのある行為後、6ヶ月間は献血は禁止となっています。

 

エイズ検査目的の献血はダメ!

自分はHIVに感染していないだろうか?大丈夫だろうか?献血のときに検査してもらおうと思っている人はいませんか?

 

まず、頭に入れておかなければいけないのは、献血は患者さんの命を救う大事な手段だということです。

 

そして、リーフレットにも、「エイズ検査目的の献血はお断りしております」と記載されています。また、エイズ検査の結果は当人には通知されないようになっています。もし、検査をしたいということでしたら最寄の保健所で検査を受けましょう。

匿名で検査をしてくれます。

 

献血時には23項目の問診に回答しなければいけません。もちろん正確に答えましょう。それにより、HIV感染など未然に防ぎ、健康な血を患者さんに提供できるようになります。

 

献血した血はその後きちんと使われているの?

献血をした後には少し体が疲れたような感じがあっても、いいことをしたなという気分になる方も多いでしょう。

 

どこかで輸血を必要としている人が自分の血を使うかもしれない、と考えると献血にこれからも行こうと感じる方もいるはずです。

では、献血した血はその後どんなふうに使われているのかを見ていきます。

 

献血した血は製剤になる

献血するときには全血と成分献血があり、それぞれで少しずつ中身は違うものの基本は製剤となります。

 

一例として血漿製剤、血液凝固因子製剤、アルブミン製剤、赤血球製剤などがあり、患者さんの状態に合わせて適切な製剤を用います。

事故などですべての血液成分が失われているときには全血製剤を用いて治療を行います。

 

血液製剤には有効期間がある

血液製剤はいつまでも持つというわけではなく、有効期限があります。

主な製剤の有効期限を以下に記します。

 

・赤血球製剤…濃厚液なら採血後21日、洗浄赤血球-LRなら製造後(採血後ではない)24時間

・血小板製剤…採血後4日

・全血製剤…採血後21日

・合成血…製造後(採血後ではない)24時間以内

 

期限内に使われなかった献血の血は?

期限内に献血の血が使われなかった場合には、研究に使われるケースがあります。今後、血液に関して詳しく知っていくために献血の血が役立つことがあるのです。

 

その一方で研究に使われなかった献血の場合は廃棄物処分として、適切な方法で処分されています。

 

献血の血は期限の長い製剤でも21日程度しか持ちません。そのため、献血で提供された血のすべてが治療に使われることはないようです。

ただし、治療に使われなくとも研究に使われるケースはあります。

 

また、いつ何時輸血が必要になるかは誰にも予測できないので献血自体は意味深い存在です。

 

(Photo by: [http://pixabay.com/static/uploads/photo/2013/07/26/08/06/rear-mirror-167580_640.jpg?i])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-20掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

献血に関する記事

献血前の食事、NGはあるの? 満腹時の献血も危険?!

献血をする際、その人の健康状態が良好であることは非常に大切です。 その献血...

カラダノートひろば

献血の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る