育児
子どものリンパ節のはれ…。病気と関係はあるの??
私の息子がひどい乳児湿疹にかかっていたころ、両耳のうしろに、ぷっくりとしたふくらみがありました。
なにかの病気かと気になって、健診のときに医師に聞いてみると、「リンパ節のはれだね。心配ないよ。顔のきずを治すために、リンパ節がはたらいているんだよ」と教えられました。
リンパ節とは、リンパ液を浄化する器官のことです。さらに、リンパ液とは、けがをしたとき、出血する前に皮膚の下からじわっとしみ出てくる、透明の粘っこい液体です。
リンパ液は血液同様、人間の体のあちこちを循環しています。リンパ液にウィルスや細菌が入り込むと、リンパ節のはたらきが活発になり、リンパ節がはれるというわけです。
リンパ節でわかる、子どもの病気
前述の通り、頭部に外的な異常があれば耳の後ろや首のリンパ節が腫れます。
同様に、腿の付け根のリンパ節が腫れている場合は、下半身に何かしらの感染がおきていることが考えられます。
その他、リンパ節の腫れからさまざまな病状が予測されます。
・首のリンパ節が腫れている
→顔や頭部に傷など、もしくは鼻やのどに感染の可能性。
・耳の後ろや首のリンパ節がひどく腫れているのに、他のリンパ節に異常がない
→風疹の可能性。
・わきの下のリンパ節が腫れている
→BCG接種をした。
・全身のリンパ節が腫れている
→白血病や悪性リンパ腫などの疑い。早めの受診を。
リンパ節の腫れは、局所的なものであればそれほど心配はありません。
子どもの主治医はお母さん!
日頃から子供とのスキンシップのなかで、リンパ節の変化にも、ちょっとだけ気を配ってみましょう。
(Photo by http://www.ashinari.com/)
著者: カラダノート編集部