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難病にも指定されるアジソン病(慢性副腎皮質機能低下症)…原因は?治療方法・治療薬は?

 

アジソン病という病気は、慢性副腎皮質機能低下症という別名も持っています。

副腎皮質機能が低下すると何が困るかというと、倦怠感や脱力感に悩まされたり、低血糖になることがあります。

甲状腺機能の低下と同じように精神的な症状が現れることも珍しくはありません。

 

●アジソン病の治療はステロイド投与

ステロイドの投与というと皮膚科のイメージが強いかもしれませんが、実はアジソン病の元となっている副腎皮質ホルモンは体内で自然に生産されているステロイドです。

そのため、ステロイドを投与することによって治療とします。

ステロイドの量はどれくらい副腎皮質機能が失われているかによって異なりますが、体にストレスがかかっているときはステロイド量を普段より増やすケースが多いです。

 

●急性副腎不全には要注意

アジソン病と付き合っていく中でもっとも注意が必要なのは急性副腎不全という症状が起きてしまうことです。

急性副腎不全とは簡単に言えば副腎皮質ホルモンが一気に足りなくなってしまう症状で、場合によっては死亡することもある恐ろしい病気です。

アジソン病患者の場合にはストレスを受けた時(特に大きなストレス)に急性副腎不全の可能性が高まります。

また、治療で使っている副腎皮質ホルモンの投与を勝手にやめたりしても急性副腎不全のリスクは上がります。

 

●ステロイドホルモン補充と水分補給

もしも急性副腎不全が起きてしまった場合には、病院で速やかにミネラルコルチコイドなどのステロイドホルモンを体に補充します。

それに加えて、急性副腎不全の治療の際には水分・糖分・塩分の補給も欠かせないポイントとなっています。

 

アジソン病は体の中にある副腎皮質の機能が低下する難病で、軽度なら倦怠感などが主な症状、重度だったり急激なストレスにさらされると命に係わる急性副腎不全を引き起こすこともあります。

普段の治療ではステロイド投与で体に足りないホルモンを補い、急性副腎不全の場合は足りないホルモンの他に水分や糖分も体に補液として入れます。

 

 

副腎皮質の機能が低下するアジソン病の治療薬

副腎皮質の機能が低下するアジソン病では、体内で作られる副腎皮質ホルモンと同じ作用の薬を治療として用います。

 

アジソン病の治療薬

アジソン病の治療薬として使用される副腎皮質ホルモン剤は、ステロイドとして知られ、糖質コルチコイドと、鉱質コルチコイドの2種類があります。ステロイドは他のさまざまな病気でも使用されています。

 

使用できない条件

治療薬として使用されるステロイド剤は、つぎのような場合には原則的に使用できないとされています。

・以前ステロイド剤でかゆみや発疹などのアレルギー反応を起こしたことがある

・高血圧、感染症、消化性潰瘍、精神病、結核性疾患、白内障、緑内障、血栓症、単純疱疹性角膜炎、急性心筋梗塞などがある

・妊娠中、または授乳中

・他の薬を使用している

また、水痘や麻疹に罹ると重大な経過を辿ることがあり、感染の疑いがある場合にはすぐに医師に相談することが必要です。生ワクチンも接種前に医師に相談しましょう。

上記以外にも、注意が必要なことが多数ありますので、処方には必ず医師に身体の状態を報告しなければなりません。

 

主な副作用

ステロイドの主な副作用としては、ムーンフェイス(満月様顔貌)が有名ですが、他にも高血圧・浮腫・発疹などがよく見られる副作用です。こうした副作用に気づいたら、医師への相談が必要です。また、次のような症状は副作用の初期症状と考えられます。

・発熱、喉の痛み、咳:感染症の悪化

・全身倦怠感、疲労感、食欲不振、口渇、多尿:続発性副腎皮質機能不全の可能性

・上腹部の痛み、腰背痛、発熱:消化性潰瘍・膵炎

・腰背部・関節痛、こわばり、歩行障害:骨粗しょう症

・目の痛み、頭痛、視力低下:緑内障、白内障

 

ステロイド剤は身体に必要でもありますが、とても強い作用を持ち、このような多様な副作用を起こすリスクがある薬です。そのため、使用は自己判断せず、医師の指導のもとにきちんと服用することが大切です。アジソン病では長期間服用することになるので、医師による服薬コントロールが重要になってきます。

 

アジソン病の3つの原因!感染症・自己免疫反応・先天性が原因!?

アジソン病は副腎皮質の働きが慢性的に悪くなる病気で、副腎皮質は手のひらよりもはるかに小さい臓器ながら体の代謝の一部を担っています。

そんな副腎皮質の働きが悪くなると、倦怠感に悩まされたり急性のストレスで急性副腎不全に陥ることもあります。

1年間に660例ほどしか見られない珍しい病気であるアジソン病ですがその原因は主に3つに分かれています。

 

●アジソン病の原因1 感染症

アジソン病の原因のひとつめは感染症によるもので、主に多いのは結核菌感染からアジソン病を引き起こすケースです。

アジソン病全体の3割程度を占めている感染症によるアジソン病発症ですが、結核菌やガンの細胞などが副腎皮質を攻撃して副腎皮質の働きを失わせます。

 

●アジソン病の原因2 自己免疫反応

免疫とは本来、外部のウイルスなどから自分の体を守るために使われているものです。

ですがその免疫が間違った方向に働いてしまい、自分の体を敵と思い込み、傷つけてしまうタイプの病気があります。それが自己免疫疾患です。

アジソン病の内、後天的なものの7割は自己免疫疾患の影響を受けていると考えられ、自分の免疫機能が自分の体の副腎皮質を攻撃してしまうことが問題です。

 

●アジソン病の原因3 先天性

どちらかといえば大人がかかるケースが多いアジソン病ですが、子どものうちからアジソン病にかかっている場合は先天性のアジソン病である可能性があります。

先天性のアジソン病では副腎皮質が正しく育たなかったこと、遺伝子の異常によって副腎皮質そのものがほとんど作られなかったことなどが原因です。

 

アジソン病の原因は先天性と後天性に分かれており、後天性の場合は結核など感染症がかかわっているものと自己免疫疾患がかかわっているものに分かれています。

自己免疫疾患がかかわっているものの方が感染症がかかわっているものよりもその数は多いです。

また、先天性のアジソン病は遺伝するという特徴も持っています。

 

 

アジソン病に気付いたらどうすればいいの?

 

◆はじめに~アジソン病とは~

副腎の病気により、副腎皮質ホルモンの分泌が正常に行われなくなり、副腎皮質ホルモンの量が慢性的に低下する疾患をアジソン病といいます。この副腎皮質ホルモンは、健康を維持する上は欠かすことの出来ないホルモンですから、その量が減ってしまうと様々な不調として、体に現れ始めます。

 

アジソン病の特徴的な症状としては、色黒になります。また倦怠感や無気力感、食欲不振や便秘・下痢などの胃腸症状、またそれによる急激な体重減少・低血圧・低血糖などの身体的不調に加え、不安や集中力の低下などの精神的症状も現れます。

 

また、アジソン病の原因が自己免疫による副腎皮質の機能低下ならば、甲状腺疾患だけでなく糖尿病・貧血・真菌症などを合併症として発症することが多いです。

 

これらのような症状がみられた場合、つまりアジソン病が疑われる場合にはどうすればよいのでしょうか?気になる方は是非参考にしていただければと思います。

 

◆アジソン病に気付いたらどうすればいいの?

アジソン病の初期段階では、副腎皮質の障害も軽いです。なので、ホルモン分泌における障害も、生活に支障をきたさない程度のものでこれといった自覚症状がみられない場合が多いです。しかし、このような状態にある時にストレスが一気にのしかかってきた場合には、急性副腎不全という大変恐ろしい状態になることもありますからご注意下さい。

 

少しでも上記のような症状、特に色黒などの症状がみられた場合には、内分泌科や代謝を専門として取り扱っている医療機関にて精密検査を受けることをお勧めします。

 

どの病気についても言えることですが、病状が進行する前に早期発見早期治療をすることが、あなたの命を救います。ためらうことなく病院に受診するようにしましょう。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2008/09/30-008906.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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