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セロトニン症候群と間違えやすい~悪性症候群の基礎知識

 

薬物、とくに抗うつ薬が原因で起こるのが、悪性症候群です。悪性症候群はセロトニン症候群に似た症状を呈し、重症化すると命の危険もあります。悪性症候群の特徴をまとめました。

 

原因

向精神薬や抗パーキンソン薬が主な原因です。セロトニン症候群と同様、服用量の増加や飲み合わせでも起こりますが、継続的に服用していた抗パーキンソン薬を中止・減量しても発症する点が特徴的です。原因薬は、神経伝達物質のドーパミンに作用するものが主です。

 

発症しやすい条件

服薬する人の身体状況によって発症リスクに差があります。病後や高齢で身体機能が低下している人は、発症リスクが高いでしょう。特に著しい疲労や脱水が危険です。発症しやすい体質もあるといわれ、以前に悪性症候群を発症したことがあれば、再発の可能性があります。また、脳神経疾患の持病がある人も発症しやすいともいわれますが、仮説にとどまっているようです。

 

特徴的な症状

主に5つの特徴的な症状が急激に出現します。

 

◆高熱

37.5℃以上の発熱が起こります。40℃近い熱が出ることも。発熱にともない、多量の発汗もみられるでしょう。

 

◆自律神経症状

頻脈、血圧の上昇。呼吸数の増加、尿失禁など自律神経の機能不全が生じます。

 

◆意識障害

意識がもうろうとする、ボーッとして反応が鈍くなることがあります。

 

◆錐体外路症状

セロトニン症候群との違いが分かりやすい症状です。意思に反してヨダレを垂れ流してしまったり、言語や嚥下に障害が起こったりします。手足が震える、筋肉がこわばるのも典型的な症状です。

 

◆横紋筋融解症

悪性症候群の合併症として起こりうる症状で、筋肉の痛みなどが起ります。

 

症状の特徴などからセロトニン症候群と悪性症候群を区別するのは困難です。どちらも処置が遅れると重症化するので、疑わしい症状があれば病院へ行ってください。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/11/08-372540.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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