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徹底比較!とても似ているセロトニン症候群と悪性症候群の鑑別法

悪性症候群はセロトニン症候群と似た部分が多く、慎重に判断する必要があります。原因や症状など、鑑別のポイントになる項目を挙げ、その違いをまとめました。

 

原因薬物

どちらも抗うつ薬や抗パーキンソン薬が原因で起こりますが、セロトニン症候群はセロトニン作動薬、悪性症候群はドーパミン拮抗薬が原因です。

 

症状の発現と改善

原因薬物の服用から発症までは、セロトニン症候群が数分から数時間以内と短時間です。一方、悪性症候群では9日後の発症が平均的です。症状が改善に向かうのも、セロトニン症候群では24時間以内、悪性症候群では数日から数週間と差があります。

 

症状の特徴

◆セロトニン症候群では少なく、悪性症候群に多い

38℃以上の高熱、意識の混濁など意識障害、頻脈や呼吸数の増加といった自律神経症状、筋肉のこわばり、白血球数増加…これらの症状は、悪性症候群を発症した人の90%以上に出現します。一方で、セロトニン症候群では発熱と自律神経症状、筋肉のこわばりが半数以上にみられるほかは、10~20%の出現率にとどまります。

血液など体液が酸性に傾き、不整脈や血圧の低下、循環器系の障害を引き起こす代謝性アシドーシスも、悪性症候群ではしばしば起こり、セロトニン症候群では少ない症状です。

 

◆セロトニン症候群では多く、悪性症候群に少ない症状

腱反射の亢進は、セロトニン症候群の半数以上に起こり、悪性症候群ではまれな症状です。

筋肉が収縮してピクッと不随意運動を起こすミオクローヌスも同様です。

 

薬物治療

重症の場合は、薬物療法を行います。悪性症候群の症状を改善するドーパミン作動薬は、セロトニン症候群の症状を悪化させます。セロトニン拮抗薬の投与では、セロトニン症候群が改善し、悪性症候群には変化がみられません。

 

症状の現れ方を丁寧にみていけば、セロトニン症候群と悪性症候群を鑑別できるでしょう。

 

(Photoby:足成)

著者: honpoさん

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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