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生活習慣病

甘いものが直接の原因ではない?糖尿病の原因とは?

脳内物質セロトニンは、自律神経や精神の安定に関わる重要な物質です。分泌不足は、心身の不調を引き起こします。生活習慣病もセロトニンとの関わりが深く、特に糖尿病の発症にはセロトニン不足が影響するといわれます。セロトニンと糖尿病についてまとめました。

 

インスリンとセロトニン

食後に急上昇する血糖値を下げるはたらきをするのが、副腎皮質から分泌されるインスリンです。インスリンがきちんと作用しなくなると、糖尿病を発症します。このインスリンの分泌を促すのが、セロトニンです。セロトニンが不足すると、インスリンも不足してしまいます。

 

不眠とセロトニン

活動している日中は血糖値が高めの人も、就寝中は血糖値が下がっています。スムーズな入眠には欠かせないメラトンという物質の分泌に欠かせないのが、セロトニンです。セロトニンが足りない人は、不眠症になりやすいでしょう。不眠症では、血糖値が高い状態が続き、糖尿病を招きます。

 

糖尿病・うつ病・セロトニンの関係

糖尿病患者のうつ病発症率は、そうでない人に比べてかなり高いといわれます。つまり、糖尿病とうつ病の両方を発症する人が多いということです。これにもセロトニンが関わっています。

インスリンは、セロトニンの材料になるトリプトファンを脳内に取り込まれるのを助けます。インスリンが正常に機能しない糖尿病では、材料であるトリプトファンが脳内に取り込まれないため、セロトニン不足になってうつ病を発症するというのが、一説です。

まずセロトニンが不足し、それによってインスリン不足とうつ病を招くという考え方もあります。いずれにしろ、糖尿病・うつ病・セロトニンには深いつながりがあるといえるでしょう。うつ病治療の結果、糖尿病の改善もみられたという例もあります。

 

心だけではなく、体の健康にもセロトニンが欠かせません。

 

インスリンが出ない?効かない?糖尿病になる理由

インスリン分泌障害と抵抗性増大によって糖尿病は発生します。

 

・インスリン分泌障害

膵臓のβ細胞から放出されるインスリンが何かの原因で分泌されなくなります。

 

インスリンは常日頃から放出される基礎分泌と、食事をした際に放出される追加分泌に分けられますが、どちらの機能が障害されても糖尿病を発症する一つの引き金になってしまいます。

 

インスリン分泌障害は遺伝的な部分が多いため原因がつかみにくいですので、なかなか治療をするわけにもいきません。

 

・インスリン抵抗性増大

体内に放出されるインスリンが効かなくなってしまう状態で、肝臓や筋肉、脂肪組織などでよく見られます。

 

インスリンは正常に分泌されているのですが働きが弱められるので、結果として高血糖を引き起こしてしまいます。

 

こちらは偏った食生活や運動不足によって引き起こされますので、生活習慣の改善によって食い止めることができます。

 

Ⅱ型糖尿病はインスリン分泌障害と抵抗性増大の二つが重なることによって引き起こされる疾患です。

 

遺伝的な前者は仕方ないにしても、後者をしっかり行えば糖尿病は未然に防ぐことができるのです。

 

一旦罹ると完治が難しい病気ですから、予防を行うことが大事ですね。

 

どれくらいの確率?糖尿病と遺伝について

糖尿病家系、という言葉を聞いたことがある方も多いかもしれません。

糖尿病を親族が患っていると自分も糖尿病の可能性があるかもしれないと早いうちから血糖コントロールをする方もいるようです。

実際のところ糖尿病と遺伝の関係性はあるのか、あるとすればどれくらいの確率で遺伝するのかを知っておきましょう。

 

●1型糖尿病の遺伝率は低い

糖尿病には膵臓の機能破壊による1型糖尿病とインスリンの分泌量が主な問題である2型糖尿病があります。

一卵性双生児での研究によれば片方が1型糖尿病の場合、もう片方が1型糖尿病になる確率は40%以下、片方が2型糖尿病の場合、もう片方が2型糖尿病になる確率は75%となりました。

1型糖尿病の方が2型糖尿病よりも遺伝の確率は低くなります。なお、1型糖尿病は糖尿病全体の5%程度です。

 

●両親が糖尿病なら2分の1の確率

両親が両方とも2型糖尿病にかかっているというのであれば子供への遺伝の確率は2分の1と言われています。

2型糖尿病を持つ両親に子供が2人いたら、2人のうち1人は2型糖尿病になる可能性があるということです。

特に危険性が高いのは若いうちから2型糖尿病を発症した両親を持っている場合です。

30-40歳で親が2型糖尿病になったという方は早いうちに血糖コントロールをしましょう。

 

●遺伝的要因だけではない

2型糖尿病の遺伝的要因(両親がともに2型糖尿病など)を持っていてもそれだけで絶対に発症するとは言い切れません。

2型糖尿病は生活習慣と関わりの深い病気ですので遺伝的要因にプラスして運動不足や糖分の大量摂取などがあった場合において2型糖尿病を発症しやすいと言えます。

 

糖尿病は遺伝の可能性がある病気です。特に遺伝の可能性が強いのは2型糖尿病で、双子の場合は片方が2型糖尿病なら75%の確率でもう片方も2型糖尿病になります。

 

甘いものが直接の原因ではない?糖尿病の原因とは?

糖尿病と聞くと生活習慣病の一つであることから、偏食や運動不足などの生活習慣が原因でかかる病気だというイメージが強いです。

もちろん、生活習慣から糖尿病を発症する場合が多くを占めますが、それ以外にも、原因があるという点を理解しておくことで、正しく糖尿病を理解できます。

 

遺伝的な原因

糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病の2種類がありますが、どちらもその原因として遺伝的な要素があることが近年の研究結果から明らかになっています。

家族の中に糖尿病の患者がいる場合は糖尿病のリスクが高くなる傾向にあります。家族に糖尿病患者がいないからといって安心はできません、特に1型糖尿病の場合、家族に糖尿病を患った人がいないというケースが多く見られるからです。

 

年齢との関係性

年齢も糖尿病発症において一部関係があります。1型糖尿病は年齢に関係なく発症するものの、患者の半数以上は20歳以下と、若年層に発生しやすい糖尿病といえます。

他方、2型糖尿病の場合は、50歳以上の肥満気味の人に発症し、こちらが日本でよく言われる生活習慣病としての糖尿病なのです。

 

甘いものが直接の原因ではない?

正確に言うならば、糖分を大量に摂ったとしても、これが直接糖尿病の原因になるわけではありません。

しかし、それ以外の様々な要因とあいまって、糖尿病の発症リスクが高まるということがいえます。

 

その他の原因

糖尿病のその他の原因として考えられているのは、自己抗体、ウイルスなどがあります。

特にウイルス原因説については、1型糖尿病がサルデーニア島、フィンランドで流行したことがあり、その際の説明として現在では最も合理的な仮説とされています。

 

以上のように、生活習慣以外にも、糖尿病の原因は様々で、その意味では明確な因果関係はわかっていません。

しかし、生活習慣の乱れは糖尿病発症のリスクを高めることは統計上も有意な結果であり、メタボ対策をするなど健康に配慮した生活を送ることが重要であることは言うまでもありません。

 

1型・2型糖尿病の糖尿病「MODY(若年発症成人型糖尿病)」の原因や症状

よく知られている糖尿病には1型糖尿病、2型糖尿病があります。しかし、糖尿病にはこの2つに分類されない糖尿病があります。この2つに分類されない糖尿病とは原因疾患がはっきりとわかっているものをさします。今回は1型糖尿病、2型糖尿病に分類されない糖尿病である「MODY」についてまとめました。

 

「MODY」の概要

MODY(モディ)は日本語で言うと若年発症成人型糖尿病といいます。難病に指定されており、様々な症状をていします。1型糖尿病、2型糖尿病とは原因が明らかに異なります。糖尿病患者のうちMODYに分類されている人は1~3%ほどとされています。

 

「MODY」の原因

原因は特異な遺伝子です。現在6種類の遺伝子が特定されています。この遺伝子は肝臓、腎臓、小腸、子宮、肺などのインスリンを合成・分泌する膵臓以外の臓器で働きだします。他の臓器で働き出した遺伝子はさまざまな経路を通り、インスリン合成・分泌に関する遺伝子を抑制しだします。こうしてインスリンが働かなくなり、糖尿病を発症します。

 

「MODY」の発症時期と症状

発症時期はだいたい25歳以下とされています。インスリン分泌不全と2型糖尿病と似た症状をていします。

 

「MODY」の合併症

2型糖尿病と同じ合併症に加え、原因遺伝子が肝臓、腎臓、小腸、子宮、肺などで働き出すため、これらの臓器でのガンの発症率が上昇します。原因遺伝子が子宮に作用し、子宮の形成異常を起こした場合不妊となります。

 

「MODY」の治療

遺伝子が原因のため根本的な治療は難しいとされていますが、症状によってはほとんど治療しなくてもよい場合もあります。糖尿病や糖尿病と同じ合併症に関しては糖尿病と同じ治療が行われます。肝臓、腎臓、小腸、子宮、肺などのガンはその都度治療していきます。

 

MODYの他にも1型・2型糖尿病に分類されない糖尿病があります。症状が糖尿病と同じであるのに、治療を行ってもあまりよくならない、他の症状が気になるなどの不安があればセカンドオピニオンを受けるなどしてみてください。

 

二次性糖尿病や妊婦糖尿病など…1型・2型糖尿病に分類されない糖尿病の種類

糖尿病には1型糖尿病、2型糖尿病に分類されない糖尿病があります。1型糖尿病、2型糖尿病に分類されない糖尿病は遺伝子の原因がはっきりわかっている、1型糖尿病、2型糖尿病と発症の仕組みが異なる、原因疾患がわかっているものとなります。

 

若年性発症成人型糖尿病(maturity onset diabetes mellitus of the young : 通称MODY)

25歳以下で発症する糖尿病です。原因遺伝子がわかってきており、糖尿病発症のメカニズムが通常の糖尿病と異なります。

 

ミトコンドリア遺伝子異常による糖尿病

ミトコンドリアとは、私たちの細胞の中でエネルギーを作っている構造です。細胞の構造なのですが、大昔に私たちの祖先となる単細胞生物の細胞に共生したため、ミトコンドリア自身が独自の遺伝子を持っています。私たち自身の遺伝子自身の疾患ではないため、1型糖尿病、2型糖尿病に分類されないようです。

 

インスリン受容体異常症による糖尿病

インスリンの効果を感じる部分が変形する、減少するため糖尿病であるA型インスリン受容体異常や全身皮下脂肪の委縮を特徴とする脂肪萎縮性糖尿病が知られています。発症の仕組みが1型糖尿病、2型糖尿病と異なります。

 

二次性糖尿病 

膵臓疾患(インスリンを製造するβ細胞の自己免疫破壊以外)やインスリン以外のホルモンによって発症する糖尿病のことです。1型糖尿病、2型糖尿病とは原因が異なり、慢性膵炎や甲状腺機能障害が知られています。

 

妊婦糖尿病

妊娠を契機とした糖尿病や妊娠による耐糖能異常(インスリンが細胞に働きかけても細胞が反応しない)によって発症する糖尿病です。1型糖尿病、2型糖尿病を発症しながら妊娠した方は含まれません。耐糖能異常は出産後自然と治る場合があります。1型糖尿病、2型糖尿病とは原因が異なります。

 

このように1型糖尿病、2型糖尿病以外にもさまざまな糖尿病があります。二次性糖尿病や妊娠糖尿病は家系に糖尿病の方がいなくてもなりますので、慢性の病気を持っている方や妊娠している、する予定の方も気を付けてください。

 

飲み過ぎに注意!ペットボトル症候群

ペットボトル飲料などの飲料水の飲み過ぎによって起こる症状です。

 

・繰り返される悪循環

ペットボトル症候群は主に2型糖尿病の患者さんがなってしまう症状です。

ショ糖を多く含む飲料水を飲む習慣がついていると、ついつい飲みすぎてしまい高血糖になってしまします。

 

すると高血糖症状で口が乾いてしまい、またペットボトル飲料水に手が伸びます。

 

そして高血糖→口が乾く→飲料水を飲む→高血糖…と悪循環に陥ってしまい、インスリンの抵抗性が上昇したり膵臓が弱ってインスリンが放出されなくなったりしてしまいます。

最悪の場合ケトアシドーシスとなります。

 

・ケトアシドーシス

ケトアシドーシスの主要な症状はアシドーシスと脱水です。

 

脳は糖をエネルギーにして働いていますが、糖が無くなってしまうと脂肪をエネルギーに変えて働きます。

 

この変換を行うときに酸が発生して血液が酸性側に傾き、低体温や意識障害を引き起こしてしまいます。

また、血糖が上昇すると血漿浸透圧が上昇して脱水を引き起こしてしまいます。

これら二つの症状が重なると、昏睡になり命に関わることもあるのです。

 

アシドーシスになってしまったときは輸液とインスリンを投与して浸透圧や水分を調節します。

 

(Photo by:http://www.ashinari.com/2012/12/31-374663.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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