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生活習慣病

高血圧で2種類以上の薬が処方されるのってなぜ?

 

高血圧治療に使用される薬はいくつかありますが、降圧効果においてそう大きな違いはありません。そのため降圧薬の処方においてはそれぞれの薬の他の効果、副作用を考えて、患者さんへの向き不向きに沿った処方がなされます。

 

2種類以上の薬が処方されることがある

他の患者さんは処方される薬が1種類なのに、自分だけ薬の種類が多い、となると不安に思ってしまうかもしれませんが、一概に薬の種類が多いことが悪いこととは言えません。むしろ1つの薬を多く服用するよりも種類を増やして服用した方が副作用が分散されて出にくくなったり、小さい副作用で済むことや、降圧効果も大きくなることがあります。

 

「カルシウム拮抗薬」+「ACE阻害薬」

カルシウム拮抗薬は血管の収縮を妨げて、拡張してくれることで血圧を下げる薬ですが、この血管の拡張作用は動脈にしか影響を及ぼさず、静脈には作用しません。動脈だけが拡張されるということは、心臓から末端へ向かう血管は広がっているのに、末端から心臓に帰ってくる血管は狭いということになり、血流が滞りやすくなるということです。ここで現れる症状が下肢のむくみで、これがカルシウム拮抗薬の副作用と言えます。

これにたいしてACE阻害薬を併用してあげる方法があります。ACE阻害薬は静脈も拡張させる働きを持っていますので、下肢のむくみも改善されやすくなります。

 

「β遮断薬」+「α1遮断薬」

交感神経から放出される物質が心臓にあるβ遮断薬に結び付くと心臓の拍動が高まり、血圧があがります。この結びつきを遮断するのがβ遮断薬なのですが、この副作用として心臓の機能低下による手足の冷えがあります。

この場合、末梢の血管を広げる効果を持つ、α1遮断薬を併用してあげると冷えが改善されやすくなります。

 

飲んでいる薬の副作用は我慢する必要はありません。薬の服用の仕方によって改善できる場合もありますから、医師に相談してみましょう。

 

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2013/02/28-376739.php])

著者: Roddyさん

本記事は、2016-08-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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