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生活習慣病

合併症のある人は注意!「糖尿病+他疾患」の人の降圧剤

 

高い血圧を下げるのに最も有効な治療方法は降圧剤です。もちろん生活習慣などで血圧をおさえられればそれが一番自然でよい形ですが、そうもいっていられない場合には降圧剤を使用するしかありません。ただ、高血圧のような生活習慣病を生じている人は他の疾患も併発している可能性があります。

  

高血圧とともに他の疾患を生じている場合には、降圧剤の処方は少し注意しなければなりません。

 

糖尿病を併発している場合:ACE阻害薬・ARB

糖尿病を併発していると、高血圧のみの場合に比べて心血管の疾患を生じるリスクが2~3倍になるとされています。その場合選択する薬はまずACE阻害薬、ARBです。ただし糖尿病性神経症がある場合は副作用として起立性低血圧に注意する必要があります。

 

高脂血症を併発している場合:α遮断薬

高脂血症を併発している場合には血清コレステロールの減少作用や、善玉コレステロールを増やす効果が期待できるα遮断薬が適しています。

 

前立腺肥大を併発している場合:α遮断薬

前立腺肥大の場合、α遮断薬を使用すると、前立腺のα受容体も遮断できるので、排尿困難を改善できます。

 

脳血管障害を併発している場合:使用しない

脳の血管に障害を持っていると、血流量の自動調整がうまくいかず、わずかに血圧が低下しただけでも虚血を招く恐れがあります。そのため、脳の血管障害がある場合には、安易に降圧剤を使用しない方がよいとされています。

 

狭心症を併発している場合:カルシウム拮抗薬・β遮断薬

狭心症を併発している場合、安静時狭心症には長時間型のカルシウム拮抗薬が有効で、作性狭心症の場合にはISAβ遮断薬が適しているとされています。

 

心不全を併発している場合:利尿薬・アルドステロン拮抗薬

利尿によって体にかかる負担を軽減することが重要ですので、利尿薬が第一選択薬になります。ACE阻害薬やARBを投与する場合もあります。重症心不全の場合はアルドステロン拮抗薬が適しています。

  

疾患がある場合は安易に薬が処方できない場合もあります。事前に医師と十分に話し合い、自分の状態は全て医師に伝えておくことがとても重要です。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2013/02/28-376738.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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