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若い女性でも発症する卵巣がん!見つける方法とは?症状・原因・治療法まで

 卵巣がんは日本で年間8000人程が発症するガンと言われています。早期発見・早期治療の場合には治癒がしやすく、死亡率は昔に比べると減ってきています。

 

しかし、悪性の卵巣がんについては増加傾向にあり、卵巣がんと気づいた時にはすでに進行しているケースも。卵巣がんはどのようにして見つけるのでしょうか?その方法にもせまってみましょう。

 

 

◆見つけだす方法とは?

卵巣がんは初期症状には気付きにくいのですが、がんの進行に伴いお腹の張りや、シコリ・コブなどの違和感、性器の不正出血や膀胱などへの圧迫感を感じるようになります。

 

下腹部の違和感を感じて、初めて病院を受診されたり、または定期的に検査を行っていることで、卵巣がんだと判明します。卵巣がんを見つけ出すためには、超音波検査や腹部CT・MRIなどの検査を行わなければなりません。

  

◆腹部超音波とは?

腹部超音波では、お腹の表面に専用(医療用)のジェルを塗り、ブローブといわれる医療器機を当てて腹部の中をモニターで映し出します。腹部超音波は腹部の表面を自由に動かしてみる事が出来るので広い視野で内部を観察できます。

 

しかし、腹部超音波での検査よりも、経膣超音波(経膣エコー)のほうが、ガス・脂肪による妨げが少ないので、より鮮明で詳しい画像を得るために、腹部超音波よりも経膣超音波での検査を取り入れている病院もあります。より詳しい診断をするためには腹部CT・MRIを行います。

  

◆どんな人が卵巣がんになりやすい?

卵巣がんになりやすい人とは、以下のような方が当てはまります。

・喫煙されている方

・不妊・出産経験が無い方

・早期に閉経をされた方

・生理不順な方

・肥満、高血圧、糖尿病の方

・家族や親戚に卵巣がんになった人がいる方(遺伝要素)

 

 

卵巣がんを発見するためには、まず検査をうけなければなりません。その検査が、“症状を感じてから”受けるのか、“定期的に”受けるのかによっても、早期発見できる可能性に差が出来てしまいます。

 

卵巣がんは子宮がんと比べて、予後があまり良くないとされています。死に至るケースも、稀ではありません。進行度がステージ3・4だった場合、その5年後の生存率は20~30%、10年後の生存率は10%と言われています。早期発見がとても重要なため、定期的に診断を受けることをおすすめします。

 

 

年間約4600人が卵巣がんで死亡!卵巣癌の治療と原因

 

年間約4600人が卵巣がんで死亡

卵巣がんは、女性の性器がん全体の約30%を占め、死亡率が高いことが問題です。

2008年には約4600人が死亡しました。この数字は子宮がんより1000人以上少ないものの、全癌中16位です。

発病者、死亡者とも増加傾向にあります。

 

死亡率の高さには、初期の自覚症状がほとんどないこと、検査・診断が困難なことが、大きく影響しています。

早期がんの段階で発見される確率はきわめて低く、10%未満でしかありません。

病院で卵巣がんと診断される人の半数以上は、すでに癌が骨盤の外に広がった進行がんです。

 

大半が40歳代以上の人に発生していますが、幼児から高齢者まで幅広い年齢層にみられることも、卵巣がんの大きな特徴の一つです。

 

原因

よくわかっていませんが、卵巣がんの患者さんの多くに重度の月経前症候群、30歳前後の無月経や月経不順、不妊症といった卵巣の機能不全や異常がみられます。

初潮が早い、閉経が遅い、妊娠・出産経験がない、ピルの使用などが発がんに関係するとも言われています。

肉親に卵巣がんにかかった人がいる女性は、そうでない人に比べて、約3倍発症しやすいという研究報告もあります。

 

また、日本人よりも米国在住の日系人のほうが卵巣がんの発症率が二倍以上も高いことから、高脂肪食をはじめとした生活環境が発病に大きく関与しているのではないかと考えられます。

肥満、高血圧、糖尿病、喫煙も危険因子としてあげられています。

 

症状

初期にはほとんど症状がありません。

症状を自覚するのは、病気が進行してがんが大きくなってからです。

腹部の張りや下腹部の痛み、腰痛、頻尿、排尿障害、便秘などがあらわれます。

また、ホルモン分泌のバランスに異常が生じて、月経異常や不正出血などがみられることもあります。

腹水がたまって腹部が妊娠したように大きくなることもあります。

 

さらに進行すると、貧血や体重減少などの全身症状があらわれます。

 

治療

治療の基本はほかの癌と同様に外科療法です。

全身状態が許す限り、開腹手術が原則です。

一般的に、Ⅳ期のがんに対しても開腹手術が行われます。

肝転移や肺転移があって、それががん性腹膜炎より危険であれば、手術ができないこともありますが、卵巣がんではまれなことです。

手術以外の方法としては、癌のタイプによっては化学療法が有効です。

しかし、手術をせずに治ることはなく、手術の前またはあとに補助療法として行われます。

手術前に導入化学療法として抗がん剤を用いると、かなりの確率で腫瘍の縮小効果や、症状の改善がみられ、生存率の向上または延命効果が確認されています。

 

放射線療法や免疫療法、温熱療法なども、手術や化学療法と併用されることがあります。

 

 

腫瘍ができやすい?様々な卵巣の病気

卵巣は直径2~3㎝程の大きさで、子宮の左右に一つずつあり、女性の体の中で卵子を作って排出している器官です。この卵巣は比較的腫瘍のできやすい臓器とされています。では卵巣に起こる病気にはどのようなものがあるのでしょうか。

 

卵巣嚢腫(らんそうのうしゅ)

卵巣に起こる疾患のほとんどのケースがこの卵巣嚢腫です。卵巣嚢腫とは卵巣に液体などがたまることによってできる腫瘍です。多くの場合は良性ですが、中には悪性のものや悪性に変化するものもあります。

 

チョコレート嚢腫

子宮内膜に類似した組織が本来の場所以外にできてしまう子宮内膜症の一種です。卵巣内で子宮内膜症が起こり、生理のたびに出血し、血液がたまっていきチョコレート色のどろどろとした嚢腫が形成される病気です。激しい生理痛や腰痛などを伴うことが多くあります。

 

充実性腫瘍

卵巣の組織細胞にかたい嚢腫ができます。良性の場合も悪性の場合もありますが、良性から悪性になるものもあります。進行すると腹部にかたいしこりを感じたり、腹痛、不正出血などが見られるようになってきます。

 

卵巣がん

腫瘍ができ、それが悪性になった場合はすべて卵巣がんと呼ばれるようになります。

 

卵巣炎

卵管炎と併せて発症することが多く、2つの病気を併せて子宮付属器炎と呼ばれます。大腸菌や、淋菌、クラミジアなどが子宮を通って卵管へ侵入することによって発症します。

 

多嚢胞性卵巣・多嚢胞性卵巣症候群

嚢胞が卵巣に多数できることによって排卵が起こりにくくなる、あるいはできなくなる状態になる疾患です。

 

 

卵巣嚢腫などは病態によって様々な種類にわけられますし、対処方法も変わってきます。卵巣の病気は比較的自覚症状が出にくいものが多いので、注意が必要です。

 

 

初期症状に気づきにくい卵巣腫瘍!腫瘍は良性?悪性?悪性の場合は卵巣がんに…「卵巣腫瘍」の検査と治療

卵巣に腫瘍がありますね」と言われたらドキッとしますよね。卵巣は人の体の中で腫瘍ができやすい場所とされています。

そうはいっても腫瘍には良性や悪性があり、その区別が腫瘍と付き合っていく上で非常に重要になってきます。

 

卵巣腫瘍かなと思ったら病院へ

卵巣腫瘍を発症していても、多くの場合初期症状が乏しく、早期に気づくのは困難です。ある程度症状が進行していくと、卵巣が腫れて大きくなっていきます。

 

それによって膨満感が生じたり、卵巣のつけ根がねじれて、激しい腹痛を感じることがあります。そうしてようやく異変を感じ、病院に行き検査を受けるということが多いようです。

 

どんな検査を受ける?

では実際に病院に行ったら、診断のためにどんな検査を受けるのでしょうか。

 

・問診

月経の状態などについて答える必要がありますので、あらかじめ確認しておきましょう。

 

・触診

外から卵巣部分を触って、卵巣の腫れの具合などを確認します。

 

・内診、超音波検査

膣内に器具を入れて、中から卵巣の状態を確認します。これによって正確な大きさや、形、内部の状態(癒着の有無など)を知ることができますので、ある程度良性、悪性の診断が可能です。

 

・MRI検査、CT検査腫瘍マーカー測定

必要であると判断された場合、より精密に検査をするためにMRI検査、CT検査、腫瘍マーカー測定など、他の検査が行われることもあります。

 

MRI検査やCT検査では、子宮や膀胱など、周辺臓器との関係や、腫瘍内部の状態、リンパ節の状態などを観察します。

 

腫瘍マーカーは血中の特定の物質を測定して、腫瘍が悪性かどうか判断しますが、これによって卵巣腫瘍だけを特定できるわけではなく、補助的に用います。

 

こうした検査を行っても、良性か悪性かを断定できるまでには至りません。そのため、はっきりとそれを判断するには、手術によって摘出した腫瘍を病理検査する必要があります。

 

治療はどのように行われる?

検査によって良性、悪性、あるいは境界性悪性(良性と悪性の中間)であると判断されたら、治療を行います。では、具体的にどのような治療を行っていくのでしょうか。

 

・良性腫瘍の場合

良性の場合は、サイズによって治療の選択も変わってきます。

腫瘍の大きさが10cm以内であれば、腹腔鏡手術による腫瘍の摘出ができます。腫瘍がそれ以上大きくなったものは、開腹して腫瘍切除をする必要が出てきます。

 

・悪性腫瘍の場合

悪性の場合は卵巣がんとなり、基本は手術によって可能な限りの腫瘍を摘出することになります。場合によっては卵巣の摘出などもあわせて行われ、その後抗がん剤の治療を行っていきます。

卵巣がんは抗がん剤の効果を得やすい腫瘍ですので、抗がん剤治療を行うことには、非常に意味があります。

 

・境界性悪性腫瘍

多くの場合は手術による完治が可能ですが、あいまいであるため、組織診断をして治療方針を決める必要があります。概して悪性腫瘍よりも予後はよいです。

 

どの可能性もある卵巣腫瘍、だからこそきちんと確定を

「卵巣がんの可能背がある」「子宮を摘出する可能性がある」と考えると、卵巣腫瘍が疑われても、気持ちの部分で病院に行きにくいと思います。

 

しかし、卵巣腫瘍が悪性だった場合は卵巣がんですので、がんである以上は他の場所に転移する可能性もあります。そうなればもはや、卵巣や子宮だけの問題だけではなく、全身にその危険が及んできます。

 

その可能性があるからこそ、診断が下される怖さを押しても、病院で診察を受けるべきと言えるでしょう。

 

 

閉経後のホルモン補充療法によって「卵巣がん発症」の可能性が…その真偽とは?

閉経するとホルモンのバランスが崩れるため、更年期障害の症状が見られるようになります。

そうした更年期障害に対する治療のひとつとしてあるのが、ホルモン補充療法です。このホルモン補充療法に対して、気になる研究結果が報告されました。

 

ホルモン補充療法とは?

閉経前後に、女性ホルモンの分泌が安定しなくなり、更年期障害が起こることがあります。

更年期障害は人によっては、生活に支障が出るような症状が出ることもあり、そのため、その場合にはなんらかの治療を必要とします。

その治療法としてあるのが、女性ホルモンを補う、ホルモン補充療法です。

 

ホルモン補充療法は「卵巣がんのリスク」を上げる可能性

実は、ホルモン補充療法と卵巣がんの関係というのは、以前から指摘されていました。

そんな中、イギリスの研究チームが報告したのが「ホルモン補充療法が卵巣がんのリスクを上げる」というものです。

 

ホルモン補充療法の研究では…

研究では、ホルモン補充療法と卵巣がんに関する研究のデータから、

閉経後に卵巣がんを発症した女性12,110人分のデータを分析し、女性ホルモン補充療法を受けた群と受けていない群を比較して、卵巣がんにかかる危険性を比べました。

 

研究結果

分析の結果、ホルモン補充療法を受けている女性は、受けていない女性と比べて卵巣がんにかかる危険性が1.43倍高くなったことが分かりました。

また、調査時にホルモン補充療法を受けていなかった女性をあわせても1.37倍という結果になりました。

 

この結果には、ホルモン補充療法の開始年齢、種類、肥満度、ピルの使用などの影響はなかったと言います。

 

まだ研究段階、でもこれからガイドラインが変わる可能性アリ!

このホルモン補充療法と卵巣がんの関係については、まだ研究の段階を脱しておらず、これから一層の分析がなされることが期待されます。

 

ただ、こうした関係が実際のものであれば、いずれはホルモン補充療法を受ける際の心構えも変わってくるでしょう。

 

もし今、ホルモン補充療法を受けているという人や、これから受けることを検討しているというならば、少しこうした関係は頭に入れていた方がよいかもしれません。

Photo by: http://www.ashinari.com/2008/11/07-010090.php  

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-31掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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