妊娠・出産
男性にはわからない痛さ…陣痛時に夫は何をすべき?夫婦で協力して乗り切ろう!
自力でお腹の外から出てこようと頑張っている赤ちゃんを手伝うために、子宮を収縮させる際に生じる痛みが陣痛になります。
個人差はあるものの、この陣痛は「痛い」ものだとされています。
なかには「月経痛よりも少し酷い程度」という妊婦さんもいらっしゃいますが、そういった痛みは男性には理解することの出来ない痛みだと思います。
女性はお産が近づくと「ちゃんと無事に産むことができるのかな…」とか「やっぱり痛いのかな」などの不安を抱いているものです。
ですから、旦那さんには近くにいて欲しいと思うものです。
なので、立会い出産を希望する方も多いことでしょう。
では、陣痛時に痛みと戦っている奥様に、旦那様は一体何をしてあげればいいのでしょうか?
陣痛中に夫ができること
陣痛中にもし旦那様が付き添えるのであれば、少しでも奥様が楽にリラックスしてお産の時をむかえられるよう、フォローしてあげたいですね。
リラックスさせてあげる
初めてのお産で、陣痛のあまりの痛さにパニックになったり不安になることもあるでしょう。
奥様の好きな音楽をかける、アロマを利用する、痛みがおさまっている間は楽しい会話をするなど、奥様がリラックスできる環境を作りましょう。
マッサージする
腰をマッサージしてもらうと楽になる妊婦さんが多いようです。
人によってマッサージしてほしい場所や強さが異なる場合もありますので、奥様の要望に従ってマッサージしてあげましょう。
冬場などは旦那様の手が冷たければ、温めてから行うようにしましょう。
温める
足や腰を温めると収縮した筋肉がほぐれ、血行がよくなり痛みがやわらぐことがあります。
事前に奥様と話し合っておき、湯たんぽや足湯で温められるよう手筈を整えておくとよいでしょう。
おしりを押す
陣痛の間隔が短くなってくると、おしりを押してもらうと楽になることが多いでしょう。
「これが一番やってもらって助かった」という声をよく聞きます。
テニスボールや手のひらでググッと強めに押してあげるとよいでしょう。
とにかく奥様の要望をかなえてあげる
陣痛の状態も個人差がありますので、実際に陣痛がくると人それぞれ違った要望も出てくるでしょう。
この時ばかりは「奥さんの手足となるぞ」ぐらいの気持ちで、してほしいと言われたことはどんどんやってあげましょう。
「食べたいと言った物を買ってきたのに、差し出したらいらないと言われた」なんてこともあるようですが、怒らずにおおらかな気持ちで受け入れてあげましょう。
奥様をそっと見守るのも優しさ
実際に陣痛が始まると、その痛みに耐えるのが精一杯になります。
なので、あまり話しかけたりせずに、頑張っている奥様をそっと見守ってあげましょう。
「頑張って」などの声援はいいかもしれませんが、奥様が返事をしなければならないような質問はしてあげないようにしましょう。
喋ることすらままならないというのが実際のところですし、気が立っていることもあり話しかけすぎると逆効果です。
このように、男性には理解できない陣痛だからこそ、奥様のことを良く考えて接しなければなりません。
水分補給を手伝ってあげたり、汗を拭いてあげたりするのも良いでしょう。
出産時にあんまりな態度をとっていると、後に何を言われるかわからないことを肝に銘じて置いて下さいね。
出産の主役は奥様
お産で一番つらい思いをし頑張っているのは、あくまでも奥様です。
経験のない痛さから、普段の奥様とはかけ離れた横暴な奥様がそこにいることでしょう。
しかし、お産とはそのくらい大変なことなんだと理解してあげましょう。
何を言われても気にしない寛大な心を持ちましょう。
また、お産が終わった後に「あのときにあんなことを言われた」なんて奥様を責める事のないようにしてくださいね。
夫婦で出産に挑むということは…
陣痛中は痛みで取り乱していても、その時の旦那様の言動などはしっかり覚えていることが多いようです。
旦那様も一緒に出産に挑むという姿勢は、子供が産まれてからも良好な夫婦関係を継続できる要因ともなります。
奥様の気持ちに寄り添いながら、共に陣痛を乗り越えていきましょう。
(イラスト by: http://www.irasutoya.com )
著者: カラダノート編集部