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生活習慣病

糖尿病で起こる神経障害、根本治療は薬物治療!

 

当たり前ですが血糖値が高い状態が続くのは、体によいものではありません。高血糖の状態は神経のむくみを起こしたり、高血糖で変性したたんぱくがたまったり、神経に栄養を供給する細い血管がつまって神経を死滅させたり、といった状態を引き起こします。こうした状態から引き起こされるのが糖尿病神経障害です。

 

高血糖が引き起こす神経障害

上記の高血糖が引き起こす状態によって、手足の末梢神経の障害や、心臓などの動きをつかさどる神経の障害が起こるのが糖尿病性神経障害です。こうした神経の障害は高血糖の状態が原因になっています。ですから治療で大事にされるのは、そもそもの高血圧の治療です。しかし場合によっては、神経障害に対する薬物療法がおこなわれることもあります。

 

アルドース還元酵素阻害剤による薬物治療

糖尿病神経障害は、アルドース還元酵素という物質によって引き起こされています。アルドース還元酵素阻害剤はこれに働きかけ神経障害を改善します。

 

高血糖から神経障害が起こるメカニズム

血糖値が上がると「ソルビトール」という物質が神経細胞に溜まります。

このソルビトールはブドウ糖が変化したもので、本来は「ブドウ糖→ソルビトール→果糖」という段階を経て体外に排出されます。しかし、高血糖状態では、「ソルビトール→果糖」の変化が追いつきません。その結果大量にできたソルビトールが細胞内に蓄積され、濃度調整のために細胞内の水分が増え、その結果たんぱく質がむくみを起こしたり、酸欠や栄養不足の状態になります。それによって神経細胞が損傷されるなどして、神経障害が起こります。

 

そこでアルドース還元酵素阻害剤の登場!

アルドース還元酵素は「ブドウ糖→ソルビトール」の変化の際に必要な酵素です。つまりアルドース還元酵素の働きを邪魔すれば、ソルビトールは生成されず、神経障害も起こらないということになります。そのため、根本的な治療方法としてアルドース還元酵素阻害剤が処方されるのです。

 

いずれにせよ、一番大切なのは血糖値のコントロールです。こうした薬剤に頼る状態にならないために、日々の食事や運動といった治療を大切に行いましょう。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2009/09/30-029226.php?category=288])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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