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侵害腫瘍性疼痛と神経障害性疼痛…癌性疼痛の種類について

 

  

 痛みは、ガンに伴う代表的な苦痛のひとつです。初期の段階でも30%ほど、進行した状態では大多数の患者さんが痛みを伴っています。

 「痛い、痛い」という訴え。しかし具体的にどう痛いのか、患者さんの声に耳を傾け、具体的な痛みをわかってあげることが大切です。

痛みの程度も種類もさまざまで、がんが進行するとこの痛みも混在するので、治療と診断には専門性を要し、治療法も違ってきます。

「ガンによる痛み=癌性疼痛」の種類について細かく分けてみたいと思います。

 

 

 癌性疼痛の種類>

 

下記のように大きく2種類、それぞれ何種類かに分類できます。

 

 侵害腫瘍性疼痛・・がんが肝臓や骨などで大きくなった時の痛み

 

・体性痛

 

皮膚や骨、関節、筋肉などの体性組織への切る、刺すなどの機械的刺激が原因で発生する痛み。痛む場所がはっきりとして、持続的。圧痛を伴い、時にうずくような痛みや、痛みが増強する。

 

 ・内臓痛

 

食道、胃、小腸、大腸、肝臓、腎臓などの内臓の閉塞や炎症によって、内臓の強い進展や収縮し起きる痛み。痛む場所がはっきりしない、鈍い痛み。胸部・腹部へのがんの浸潤、圧迫などが原因で発生する。内臓は、体性組織とは異なり、切る、刺すなどの痛みは起こさない。肝臓、腎臓などの固形組織の場合は、内臓膜の急激な伸展、臓器の消化管圧の上昇を起こすような圧迫などで痛みが発生します。

 

侵害腫瘍性疼痛は、一般の鎮痛薬や、麻薬が有効です。

 

 

神経障害性疼痛・・神経が障害されることによっておこる痛み。ピリピリしてしびれるような痛み

 

・刺激に依存しない自発痛

 

槍で突きぬかれたような、ビーンと走るような痛み(灼熱痛、電撃痛)

 

・刺激に誘発される痛み

 

通常では、痛みを感じない程度の刺激に対しても感じる痛み(痛覚過敏)

 

刺激に対する感受性が亢進している痛み(感覚過敏)

 

通常では痛みを起こさない「触る」などの刺激でも引き起こされる痛み(アロディニア)

 

・異常感覚

 

痛みではない異常な感覚

 

 

神経障害性疼痛は、鎮痛剤では効果が乏しく、鎮痛補助薬といわれる、抗てんかん薬、抗不整脈薬、抗うつ薬、抗精神病薬、ステロイドなどを使用します。鎮痛剤と併用することで効果を高めます。

 

(Photo by: //www.ashinari.com/2012/05/22-362196.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-27掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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