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生活習慣病

高齢者の糖尿病…細心の注意が必要な投薬について

 

小児糖尿病という言葉があるように、糖尿病は子どもから高齢者まで比較的広い年齢で見られる疾患です。年齢の違いがあっても、糖尿病に対する治療というのは、基本的には食事を改善し、適度な運動をして血糖値を良好にコントロールするというものです。

 

高齢者の糖尿病治療には十分な配慮が必要

基本方針は年齢によって変わるものではありません。しかしながら、その治療を進める上で特別な配慮が必要になるのが、高齢者の糖尿病治療です。高齢者の場合、そもそも若い人と比べると体の機能が衰えていて、何をするにも十分な配慮を必要とします。糖尿病治療においても、それは例外ではありません。

 

高齢者の薬物療法

ここでは糖尿病における薬物療法を行う上での、高齢者への問題点を挙げます。

・薬の排泄が遅れる

薬は体の中で代謝されることを前提につくられています。つまり緩やかにその薬の効力が、体の機能によって奪われていくのを見越して、薬の効力が決められているのです。しかし、体の代謝は、若い人と高齢者では異なります。代謝の機能が衰えた高齢者の場合、服用した薬の効力が想定よりも長く続くことになり、薬が効き過ぎてしまうことがあるのです。

もし医師に指示された通りに、血糖値を下げる薬を飲んでいるのに、血圧が下がりすぎてしまうという場合には、この代謝機能の低下が原因にあるかもしれません。その場合低血糖状態になり、それはそれで危険な状態です。

通常高齢者に薬を処方する場合は、この代謝機能の低下を見越して、規定量よりも少なめに処方します。そこから薬の量を増減したりしますので、患者さん本人や家族の方は薬の効き具合についてしっかり医師に報告しましょう。

・薬の併用が多い

高齢になるほど、合併する疾患も増えます。すると糖尿病の薬に作用をもたらす、他の疾患の薬を服用する可能性もあります。薬の種類が増え、飲みあわせることになると、その副作用の予測がつかないこともあります。ですから医師には服用中の薬、新しく服用することになった薬など、全て伝えるようにしましょう。また、新しい薬を服用するようになった際の、体の変化を注意深く見ることも大切です。

 

薬の服用は時に複雑で予測がつきません。そうした不測に備えるためにも、十分な観察と配慮が必要になるのです。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2013/06/09-378944.php])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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