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聞きなれない病気“下垂体腺腫“はどんな症状を起こす?

 

下垂体腺腫とは、両目の奥にある色々なホルモンを分泌する下垂体とよばれる部分に出来てしまう良性の腫瘍のことを示します。これは脳腫瘍全体の16%を占め、発症の対象は成人に多いとされています。この下垂体腺腫とは、一体どんな症状を起こすのでしょうか。

 

 

◆下垂体ホルモン欠乏症状

下垂体ホルモン欠乏症状とは、腫瘍により正常な脳下垂体の機能が障害されてしまうことで起こる症状です。脳下垂体ホルモンには、成長ホルモン・乳汁分泌ホルモン・副腎皮質刺激ホルモン・甲状腺刺激ホルモン・性腺刺激ホルモン・抗利尿ホルモンがあります。

 

一般的に成長ホルモンや乳汁分泌ホルモンの低下は無症状なのですが、副腎皮質刺激ホルモンの低下は副腎機能不全をもたらし、命に関わる大きな問題を起こしてしまいます。甲状腺刺激ホルモンの低下も寒冷過剰症などを引き起こし、性腺刺激ホルモンの低下は男性で言うと勃起不全など、女性で言うと無月経や不妊などの原因となってしまいます。

 

◆下垂体ホルモン分泌過剰症状

下垂体ホルモン分泌過剰症状とは、名前の通り、下垂体ホルモンの分泌が過剰におこなわれてしまうことで起こる症状と言えます。具体的に挙げると、成長ホルモンの過剰分泌は手や足などの身体の末端部分が肥大する事や、糖尿病・高血圧・悪性腫瘍の合併も見られます。

 

乳汁分泌や無月経などを起こしてしまう症状は乳汁分泌ホルモンの過剰分泌によるものと考えられますし、副腎皮膚刺激ホルモンの過剰分泌はクッシング病となりうる可能性があります。

 

◆増大した腫瘍により脳組織・神経の圧迫されて起こる症状

これは、腫瘍がどの方向に向いて進展をしていくかが大きく関わってきますが、最も多い症状は腫瘍が上方向に進展していくことで、視神経や視交叉を圧迫し発症してしまう視野や視力の障害です。

 

更に上方向へ進展を進めると、精神障害や意識障害などの命に関わる症状を起こしてしまう神経を圧迫してしまうケースも。

 

頭痛や嘔吐などの症状によって気付くこともできるのですが、このまま放置した状態にしておくと、最終的には脳幹と呼ばれるとても重要な部分が圧迫され、脳死を招いてしまう結果にもなりかねません。

 

 

これほどにまで恐ろしい病気でもある下垂体腺腫。予防をすることは容易ではなく、原因を探ることも難しいとされています。早期発見と早期治療が最も大切となり、発見するためには、定期的に検査を受けるなどの姿勢が必要となります。

 

脳腫瘍の確定診断は、血液検査だけでなく、腫瘍細胞を顕微鏡で観察することで確定されます。手術前の血液検査や画像診断をして「下垂体腺腫」だと診断されても、実際には異なった病気だったというケースもあるほど、確定がしにくい病気ともいえます。

 

Photo by: //www.ashinari.com/2011/07/19-348508.php

 

著者: hatamaiさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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