カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 内分泌 >
  4. 下垂体腺腫 >
  5. 「どんな治療をするの?」下垂体腺腫の治療法とは?【前編】

気になる病気・症状

「どんな治療をするの?」下垂体腺腫の治療法とは?【前編】

 

【下垂体腺腫】とは、ホルモンの中枢でもある脳下垂体に発生してしまった腫瘍のこと.この下垂体腺腫には、どんな治療法があるのでしょうか?治療法をまとめてみました。

 

 

◆経蝶形骨洞腫瘍摘出術

下垂体腺腫の手術をする際に、最も良いとされている手技は【経蝶形骨洞腫瘍摘出術】とされています。これは、鼻腔・副鼻腔を経由して直接腫瘍に到達し、腫瘍を摘出することができる方法です。この手術方法であれば脳へ接触することがなく、手術の際に切開する個所も、上唇の下(歯茎の上部分)を約2~3センチほど切開するだけなので、頭部への傷はできません

 

しかし、下腹部や大腿にも2~3センチほど切開し脂肪・筋肉片を採取します。採取した脂肪・筋肉片を、腫瘍摘出後に空洞となってしまうトルコ鞍に充満させることで、脳・神経組織が空洞個所に流れ込まないようにしなければなりません。

 

◆開頭法による腫瘍摘出手術

視神経や脳頸動脈などの大切な神経・血管を直接確認しながら手術を進行させる手術法です。大きな腫瘍であったり経鼻経蝶形骨洞近接法で、視神経の減圧が出来なかった場合などには有効な術式ですが、下垂体腫瘍がトルコ鞍(空洞)に存在してしまう場合には、この術式では全てを摘出することが困難になります。

 

また、腫瘍が脳の深い部分に出来てしまうため、手術中に少し脳への圧迫をかけてしまうことがあります。圧迫そのものは問題がありませんが、圧迫により脳障害を来す可能性もゼロではありません。

 

◆内服薬による治療方法

パーロデルと言われる内服薬を使用しての治療法です。これは脳腫瘍が手術をせず、薬の服用のみで腫瘍が縮小したら理想的だとされる治療法です。即効性は期待できないので、長期間に渡って服用しなければなりませんし、服用を中止することで、腫瘍が再び大きくなってしまうリスクが存在します。

 

更には、薬の効果によって腫瘍が硬くなってしまい、摘出手術をする際には摘出が困難になってしまうという報告もされています。嘔吐などの強い副作用もあるため、有効量の内服が出来ない可能性も!傷を作らない、脳への直接的なアプローチがないというメリットの反面、デメリットも沢山ある治療法です。

 

 

【「どんな治療をするの?」下垂体腺腫の治療法とは?】後編へ!!

 

Photo by: //www.ashinari.com/2011/07/19-348510.php?category=393

 

 

著者: hatamaiさん

本記事は、2016-08-03掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

下垂体腺腫に関する記事

下垂体腺腫ではどのような治療を行うの?

          関連する記事 ...

良性でも安心できない脳腫瘍「下垂体腺腫」

  「下垂体腺腫」は、脳の一番底の下垂体と呼ばれる所に腫瘍ができる病気です...


「どんな治療をするの?」下垂体腺腫の治療法とは?【後編】

  【「どんな治療をするの?」下垂体腺腫の治療法とは? 前編はコチラ】 ...

脳腫瘍の一種「下垂体腺腫」はどんな病気?

  「下垂体腺腫」は、脳下垂体にできる脳腫瘍の一種とされています。脳腫瘍と...

カラダノートひろば

下垂体腺腫の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る