カラダノート家族の健康を支え笑顔をふやす
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 内分泌 >
  4. 爪に黒い線が!色素沈着が特徴的…もしかしてアジソン病?アジソン病だと解った場合には?

気になる病気・症状

爪に黒い線が!色素沈着が特徴的…もしかしてアジソン病?アジソン病だと解った場合には?

爪に黒い線のようなものが出来る病気に、ホルモンの異常が原因となる【アジソン病】という病気があります。

このアジソン病とは一体どんな病気なのでしょうか?

そして、なぜ爪に黒い線が出来てしまうのでしょうか。

 

◆なぜ黒い線が出来る?

黒い線は先ほど文頭でも述べたように、ホルモンの異常によって起きてしまう現象です。アジソン病の特徴として、全身の皮膚が黒くなってしまい、全身の倦怠感・疲労感・脱力感・低血圧が進行してしまいます。

 

症状が進行することで、皮膚はだんだん黒くなってしまい、爪には黒い線が現れるようになります。皮膚の黒色化は、なかなか気付きにくいのですが、爪の黒色化は比較的毎日目にする個所なので、気付きやすいとされています。しかし黒色化する速度もとても遅く、明確に確認できるまでには時間がかかってしまいます。

 

◆アジソン病の爪の特徴とは?

爪の表面がデコボコしている・黒くはないが縦線がある・・・などと、自分の爪を見て気付くことがあるかもしれません。しかしデコボコしている爪や、縦線があるなどの症状は、単純に爪の老化現象だといえます。

 

更に、ほくろのような黒い点や、黒い縦線のようなものでも、一部の爪にしか現れていない&時間の経過と共に、消えてしまうなどの場合には、メラニン色素が関係しているだけの現象なので、アジソン病とは違い、区別もつきやすいです。

 

アジソン病の爪は、黒い線が手だけでなく足の爪にも現れ、1枚だけでなく複数の本数に見られます。これらの爪の症状を見ることで、アジソン病なのか、老化現象・メラニン色素の関係なのかを判断できます。

 

◆爪以外にも?

上記で述べたように、アジソン病は、爪だけでなく皮膚の色素沈着も特徴です。特に膝や肘、腰や肛門周辺、脇の下などに色素沈着が見られ、稀に陰毛やわき毛が少なくなるという症状もみられます。

 

さらには、男女共に共通な症状として、性欲の減退が見られることもあります。食欲が極端に低下してしまったり、疲労感・倦怠感を感じてしまい、生活にも支障がでてしまうこともあります。様々な症状が見られるアジソン病ですが、その原因は特定できないケースが多いです。 

 

アジソン病の治療法としてもちいられる方法は副腎皮質ホルモン、ステロイドの投与が一般的です。それだけでなく、塩分をしっかり摂るように指導されたり、感染が疑われている場合には感染治療から取り組むケースもあります。

 

ケネディ大統領も罹っていた*アジソン病は色素沈着が特徴的

副腎皮質の後天的な機能障害によってホルモンを作れなくなる「アジソン病」では、特徴として皮膚や粘膜の色素沈着が起こります。

 

グルココルチコイド欠乏

アジソン病では副腎皮質で作られるホルモンが不足します。その一つであるグルココルチコイドは、炭水化物や脂肪、タンパク質の代謝に関わりますが、アジソン病でこれが不足するとインスリン感受性が低下し、これらの代謝ができなくなります。さらに低血糖と肝臓のグリコーゲン減少がおき、体に力が入らなくなり、激しい疲労感が現れます。このときに血中のコルチゾル値も低下するのですが、その結果、βリポトロンビンが血中で増加します。このβトロンビンはメラニン形成細胞を刺激する性質があり、これが増加するためにアジソン病特有の皮膚や粘膜への色素沈着が起こります。

  

色素沈着の部位

アジソン病では、体の露出しているところを中心に、黒くまだらに色素が沈着します。とくに骨が出っ張ったところや皮膚のシワになる部分、昔の傷の跡(瘢痕)、腕の外側などに多く現れます。また、黒色の雀卵斑といわれる楕円形の黒いシミは、前頭部、顔面、首、肩に出てきます。

 

白斑領域と粘膜の黒変

まらだの斑だけでなく、一部色が抜けた白斑領域もあり、皮膚全体がまだらになります。また、口の中や直腸、乳輪、唇、腸などの粘膜部分も青黒色に変化します。

 

ケネディも罹っていたアジソン病

アジソン病は、疲労感や低血圧、悪心などから神経症と間違われることもありますが、この色素沈着が特徴的であり、これによって副腎皮質の障害だとわかります。アメリカの大統領ジョン・F・ケネディもアジソン病だったことは有名ですが、色素沈着を日焼けと解釈されていたようです。

 

アジソン病と早期に診断し、ホルモン治療を続けることで、色素沈着を押さえていくことは可能です。アジソン病として副腎皮質の機能が失われた場合には、ハイドロコルチゾンをずっと服用することになります。体の大変さだけでなく、色素沈着は精神的にダメージが大きいものです。しっかり治療を続け、色素沈着を最小に押さえましょう。

原因がわかっても治療が難しい難病「アジソン病」とは?

「アジソン病」という難病があります。この病気の理由は様々とされていますが、治療が非常に難しいため難病に認定されています。いったいどういった病気なのでしょうか。

 

「アジソン病」はどんな病気?

健康な人間の身体は、身体の状態に合わせて副腎皮質ホルモンが分泌されています。このホルモンは食物などから摂取される、糖、タンパク質、脂質の代謝を促し、それぞれの成分を身体に必要なものに変化させ吸収させる作用を持った非常に大切なホルモンです。

このホルモンの分泌に異常が見られると、糖、タンパク質、脂質の分解に異常がおきるため、糖尿病、色素沈着、肥満などの症状が見られるようになるといわれています。

こういったホルモン分泌に関わる症状には、下垂体腺腫と呼ばれる病気から発生する可能性も疑われますが、「アジソン病」だった場合、副腎の病気が原因とされています。

 

「アジソン病」の原因は?

「アジソン病」は副腎の病気によって発生するとされています。副腎は、腎臓の上に位置する臓器ですが、その両側の副腎が90%以上損なわれた場合発生すると考えられています。90%以上損なわれる原因として最も多いとされるのが、結核と自己免疫異常によるものといわれています。稀に、ガンが副腎へ転移したため起こることや、先天的に損傷を持っている場合などもあるようです。

 

どういった症状が出る?

「アジソン病」を発症すると、副腎皮質ホルモンの分泌異常が起きます。副腎皮質ホルモンは様々なものに作用するホルモンですので、その異常が影響する所も様々といわれています。

普段の生活の中で、急に色黒になった、倦怠感や脱力感が続く、体重が急に減った・増えた、食欲がない、これまでなかった便秘や下痢を多発する、わき毛や陰毛が極端に抜けるといった症状が見られた場合は、大した状態でなくても早めに医師の診察を受けるべきといえるようです。

 

初期症状がわかりにくいのも特徴の1つといえる病気です。心当たりのある場合は放置せず医師の診察を受けてみましょう。

 

アジソン病かもしれない…気付いた場合、どうするべき?!アジソン病だと解った場合には

なんだか最近疲労感を感じる・・・爪に黒い線のようなものがある・・・、そんな症状を感じた方!

もしかすると、それはアジソン病かもしれません。アジソン病に気付くため、気付いたときに、どうするのか?などの詳しい流れをお伝えします。

是非参考にしてみてください。

 

◆アジソン病と気付くためには?

アジソン病は発症してすぐの初期段階では、自身で解るほどの症状が出ません。症状に気付くとすれば、倦怠感・疲労感・脱力感・体重が減ってしまう・便秘・下痢・食欲不振・不安感・集中力の低下・色素沈着・爪に黒い線ができる…などが挙げられます。

 

これらの症状が現れた場合、アジソン病かもしれないと疑いを持ち、病院で検査を受けると良いでしょう。検査は一般的に、血液検査・尿検査を行い、その他にはホルモンの検査・腹部のCTなどをおこなう場合もあります。

  

◆アジソン病だと解った場合には?

アジソン病の初期段階では副腎皮質の障害が軽度の場合が多く、ホルモンの分泌も、私生活に支障がでない程度に保たれています。

はっきりとした自覚症状もなく、普通に生活をしていれば気づかない方が殆どです。

 

しかし、この状態の時に、怪我・発熱などを起こすと強いストレスがかかり、急性副腎不全を発症してしまうこともあります。

はっきりとした自覚症状がないため、気付きにくいですが、それでも普段の様子と違う違和感であったり、上記で述べたアジソン病の症状などに当てはまる場合には、内分泌・代謝を専門とする病院にて詳しく診てもらうことをオススメします。

 

◆治療・完治の見込みは?

副腎機能の回復は正直なところ、期待ができません。

グルココルチコイドによる補充療法などを生涯にわたって続けることで、症状の現われを抑え、良好な生涯をすごすことが出来ます。

 

このように、“完治”することを期待するのではなく“共に生きる”ことを受け入れるという姿勢が、治療・解決策なのかもしれません。適切な治療を行った予後であれば、比較的良好に過ごせます。

 

アジソン病の症状だけでは、実際に「アジソン病だ」と気付ける人はあまりいないでしょう。

精密検査をおこない、具体的な診察を受けた結果、アジソン病だったと気付く方が殆どだと思います。アジソン病は、厚生労働省が難病だと指定している項目の中に認定される病気です。

 

安易に考えず、しっかり病気と向き合って、上手に付き合っていくことで“病気”は“個性”になります。体に異変を感じた場合には、一度具体的な検査を受けてみてください。

 

(Photo by: http://www.photo-ac.com/

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-03-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

内分泌に関する記事


甲状腺機能低下症「橋本病」の原因とは?食事で気を付けるポイント・治療で注意したいこと

自己抗体の攻撃により甲状腺ホルモンが不足する橋本病。治療方法はホルモン薬の服...

多飲多尿に要注意!尿崩症。低カリウム血症と低カルシウム血症で腎性尿崩症に?!治療法が無い?先天性腎性尿崩症

健康のために水分を沢山飲むのは、非常に大切です。みなさん、1日にどのくらいの...

カラダノートひろば

内分泌の関連カテゴリ

内分泌の記事ランキング

人気体験談ランキング

気になる病気・症状のひろば閲覧ランキング

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る