カラダノートみんなの役立つ予防法や対処法
  1. カラダノートTOP >
  2. 気になる病気・症状 >
  3. 内分泌 >
  4. 副腎不全 >
  5. 副腎クリーゼ(急性副腎不全)のステロイド治療とは?

気になる病気・症状

副腎クリーゼ(急性副腎不全)のステロイド治療とは?

副腎クリーゼは発症後12時間以上経過してしまうと、意識障害が発生しますので早期治療を正しく行うことが重要です。副腎クリーゼの治療方針としては、ナトリウム・糖の補充、血圧の維持、脱水への対処が基本となります。

具体的にはグルコースの点滴の他、ステロイドの投与がありますが、具体的にはどのように行うのでしょうか。

 

副腎クリーゼ治療に用いるステロイドとは? 

副腎クリーゼ治療に用いるステロイドは、主にミネラルコルチコイド作用とグルココルチコイド作用の両方を併せ持っているヒドロコルチゾンです。

他には、ヒドロコルチゾンコハク酸エステルナトリウムを使うお医者さんもいます。

 

ステロイド点滴投与のポイント

ステロイドを点滴で投与する場合、1回100mgを点滴で静注します。そして、24時間以内に6-8時間ごとに100mgを点滴静注していきます。

2日目は200mgを分割して点滴静注し、3日目にはその量を半分まで減らし、引き続き分割点滴静注を行います。副腎クリーゼ患者は、抗利尿ホルモン不適合分泌症候群に罹っている場合があるため、血圧と脱水症状を逐次確認しつつ、血中のナトリウム濃度を急激に上昇させないように点滴のスピードを調節することが重要です。

 

ステロイド経口投与のポイント

症状にもよりますが通常4日目以降は経口投与とします。経口のステロイドにはヒドロコルチゾンを用いる場合が通常です。

前提としては、慢性副腎不全がないことを確認した上で、経口投与をはじめ、徐々に投与量を減らしていって最終的には投与を中止します。

ステロイドの副作用として感染症にかかりやすくなるという点が挙げられますが、副腎クリーゼの場合は初期から大量のステロイドを投与することが重要であるとされています。

 

ステロイドの投与にあたって不明な点がある場合は、しっかりとお医者さんに説明を求めて納得のいく治療を受けましょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/09/29-382649.php)

著者: delencyさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


通報する

副腎不全に関する記事

副腎疲労症候群の傾向をチェックする!

    副腎疲労症候群の傾向をチェックする!   副腎疲労症候群とい...

命のリスクを伴う!?実はこわーい病気、急性副腎不全とは?

  急性副腎不全とは、副腎クリーゼとも言われる病気ですが、この病気の特徴にはどの...


副腎不全の治療と副作用

  副腎不全は、副腎皮質が分泌するステロイドホルモンが不足することで危険と...

副腎疲労症候群の治療を症例から考える

副腎疲労症候群の治療を症例から考える   副腎疲労症候群という病気についてご存...

カラダノートひろば

副腎不全の関連カテゴリ

ブックマークは20件まで登録可能です
トップへ戻る