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健康診断・健康管理

血小板を人工的に作る?iPS細胞を用いた血小板作成の利点

血小板は血管が傷つき出血した場合に、傷口に集まり、固まることで止血する大変重要な役割を担っていますが、そんな血小板が減少し、命の危険にさらされている方もいます。

そんな中、iPS細胞から血小板を作ることに成功したという発表が日本発でなされました。

 

血小板をiPS細胞から作らなければいけない理由

臓器移植と聞くと、脳死状態のドナーから臓器をいただき、適合する患者に移植するという大掛かりな作業を想像しますが、日常的にカラダの一部を他人に渡しています。それが献血・輸血の仕組みです。

しかし、献血については人々の善意で成り立っており、しばしば街中でも見かけるように、常に血液はどの型も不足しているのが実情です。

また、確率は小さいものの、献血した血液が何らかの病原菌に感染している場合、輸血を受けた人も感染してしまいます。

 

このように、安定した輸血用血液量の確保と安全性を追求する上で、人工的に血液をつくる研究がはじまったのです。

その中でも、血小板については実用化がもっとも近いところにあるとされています。

 

iPS細胞から血小板をつくる

もともと多能性幹細胞(ES細胞)から血小板を作ることには成功していましたが、非常に労力が必要であったため、より効率的に血小板を作る方法が多くの研究者によって模索されていました。

その中、日本のグループが研究を進め、iPS細胞を用いてより効率的な血小板を作ることに成功したのです。

 

iPS細胞から作られた血小板の利点

iPS細胞から血小板を容易に作ることができるようになっただけではなく、通常の輸血用血小板が4日間しか保存できないという問題、複数回の血小板輸血により、輸血が無効化してしまう問題なども、解決できるとされています。

 

このように、iPS細胞から作られた血小板が実用化されれば、血小板不足に苦しむ患者さんにとっては大きなニュースとなるでしょう。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2012/12/07-373878.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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