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間違われやすい?!パーキンソン病とレビー小体型認知症の症状~レビー小体型認知症に対する薬と副作用~

 

レビー小体型認知症はパーキンソン病の縁類疾患と呼ばれ、とても似た特徴を持っています。レビー小体型認知症とパーキンソン病の違いを調べていきましょう。

 

<レビー小体型認知症とパーキンソン病の違い>

レビー小体型認知症は、大脳皮質を中心に広範囲にレビー小体といわれるたんぱく質が溜まっていく病気です。

それに比べ、パーキンソン病はレビー小体が脳幹を中心に現れます。

レビー小体が原因で起きる疾患なので、本質的には同じ病気であると言えます。

 

<レビー小体型認知症とパーキンソン病からの認知症状の違い>

パーキンソン病を発症し、その途中の段階で認知症が出現することが多く、その中の何%かがレビー小体型認知症へ移行すると言われています。

レビー小体型認知症はアルツハイマー型認知症の症状とよく似ています。その為、アルツハイマー型認知症の病変がない純粋なレビー小体型認知症を「純粋型」、脳の中にアルツハイマー型認知症の病変が見られる場合は「通常型」と分けられます。純粋型は発症年齢が40歳位でパーキンソン病の症状が見られます。通常型は70歳くらいで物忘れ症状から発症していきます。

 

<レビー小体型認知症の特有の症状>

レビー小体型認知症の人に見られる最大の特徴は、幻覚、幻視です。

幻覚は、実際には存在しないが、はっきりとした感覚があるという症状で、本人には、とてもリアルに人や虫など実際にないものがはっきり見えている状態です。

 

このようにレビー小体型認知症はパーキンソン病特有の症状が現れるのが特徴で、アルツハイマー型認知症の症状にもよく似ています。その他にも似た特徴の病気が出現するため、レビー小体型認知症の診断が難しいのです。

 

レビー小体型認知症とパーキンソン病の症状の違いって?

レビー小体型認知症はパーキンソン病に見られる特有の症状が現れます。ではパーキンソン病とはどういう病気か、また、レビー小体型認知症との違いはどんなことなのでしょうか?

 

<パーキンソン病の症状> 

パーキンソン症状(パーキンソニズム)は次のような症状が見られます。

・安静時の手足の震え、歩行障害、筋固縮、無動、動作緩慢、表情が乏しくなる、歩行時の前屈や小刻み歩行、すり足歩行で前に足が出にくくなる、声が小さくなる、字が小さくなる、体が斜めに傾くなどの症状が見られます。

 

・パーキンソン病は、中脳の黒質のレビー小体がたまることで、脳内の神経伝達物質であるドーパミンやアドレナリンなどが不足します。ドーパミンの量が少なくなると、パーキンソン症状が出現します。

 

パーキンソン病は、運動障害以外にも自律神経や精神神経、嚥下障害、起立性低血圧、体熱調整障害、発汗調整障害などが起こります。

 

・パーキンソン病は進行すると歩行障害がおこり、転倒が多くなります。骨折や頭部損傷などの危険性が高く、転倒が元で入院しベット生活になり、長期入院で寝たきりや認知症状が出たりという事にもなります。

 

また、嚥下障害が出現し、誤嚥性肺炎を繰り返すようになります。

 

<パーキンソン病とレビー小体型認知症の違いは?> 

まず、ほかの病気(パーキンソン病や認知症、鬱病など)と診断されていても、明らかに「現実ではない事を言う、幻覚、幻視、注意力の低下」などの症状が出てきたら、レビー小体型認知症の疑いがあります。

 

薬物に対する過敏反応は、レビー小体型認知症の特有の症状です。他の病気では、あまり見られない症状です。

  

レビー小体型認知症は様々な症状が出現するため、他の病気と間違われやすいので、お医者さんに行ったときには、具体的な幻覚の内容や症状を伝えるようにしましょう。 

 

有効な治療薬はまだない?!レビー小体型認知症に対する薬と副作用

レビー小体型認知症は聞きなれない認知症ですが、もしレビー小体型認知症と診断された場合は、どのような治療が行われるのでしょうか?

 

<レビー小体型認知症の薬>

レビー小体型認知症の症状に対するアプローチとしては、記憶障害に対する薬、幻覚や精神症状に対する薬、パーキンソン症状に対する薬が用いられます。

このレビー小体型認知症の原因は分かっていますが、有効な治療薬はまだない為、このような症状に対しての薬が用いられています。レビー小体型認知症に効果的な薬はありますが、レビー小体型認知症の特徴として、症状が一日や短期間でいろいろと変化するため、その状態に合わせて薬が処方されるます。

 

<薬の副作用について>

レビー小体型認知症の特徴として、薬の過敏反応が見られます。特に抗精神薬

に対して過敏に反応し副作用が出ます。他の薬でも副作用が見られることがあるので、注意が必要です。レビー小体型認知症の症状は、認知障害、パーキンソン病状、その他、多くの症状が出現するので、複数の薬を服用することになるため、薬の対応は慎重に行う必要があります。医師に処方された薬をきちんと服用し、状態の変化があれば、すぐに医師に相談してください。

 

初期の段階では、パーキンソン病やほかの病気と間違われて診断されてしまうため、早期発見が難しいのが特徴です。その為、治療が遅れ、気づいた時にはかなり進行してしまった状態になっていることが多いようです。少しでもおかしいなと思った時は、適切な診断をしてくれる専門医を探すことも大切です。

 

(写真:http://www.ashinari.com/2013/08/26-381261.php?category=372

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-19掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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