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ガン・悪性腫瘍

緩和ケアは末期ガン患者のもの…?いいえ!違います

 

ガンで緩和ケアを受けることになった、というと末期ガンでホスピスに入るイメージなどがある方もいるようです。

ですが、緩和ケアは実は初期の段階から必要とされているのです。

 

●WHO、厚労省の緩和ケア定義と推進

日本国内でもその指標や推進計画などが評価され、厚労省の定める健康推進とも深いかかわりがあるのがWHOの定義や取決めなどです。

WHOは2002年に緩和ケアの定義を行いました。その内容は簡単に言えば『早いうちから命に係わる病気の患者・家族の苦しみを予防・緩和することで生活の質をあげる』ということです。

つまりガンのような命に係わる病気になったとき、末期・初期に関わらず生活の質が脅かされている場合には緩和ケアを積極的に考えるべきということです。

厚労省も『がん対策推進基本計画』において緩和ケアを治療の初期段階から実施すると位置づけています。

 

●4つの苦痛に向き合う

緩和ケアを必要とするようなトータルペイン(全人的な苦痛)は以下の4種類の背景がかかわっていると言えます。

1. 身体的苦痛…投薬の副作用による痛み、病気の痛みなど

2. 精神的苦痛…不安やいらだち、うつなど

3. 社会的苦痛…仕事、経済、家族関係など

4. スピリチュアル的苦痛…死の恐怖、価値観など

 

医療関係者はこれらの苦痛に対して適切な対処を求められます。

ガンの専門病院などではソーシャルワーカー(社会的苦痛を取るプロ)、心療内科的要素(精神的苦痛を取るプロ)が配置されることもあり、患者を総合的に支えるシステム作りが進められています。

 

緩和ケアは終末期医療のひとつではなく、ガンのような生命を脅かす病気にかかった患者やその家族が初期から受けることのできるケア体制です。

病気の進行と治療から起きるさまざまな苦痛を早めに取り除く必要があります。

 

(Photo by: [//pixabay.com/static/uploads/photo/2013/07/18/15/09/help-164755_640.jpg?i])

著者: あさこすさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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