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生活習慣病

リンパ球の働きを抑える免疫抑制剤…種類と働き方はたくさん!

 

慢性腎臓病は症状の少ない疾患です。早期に発見されれば、長年治療をしていって、高齢になってから腎機能がほとんどなくなってしまうこともありますし、進行してから発見されれば数年で最終的な判断が迫られる場合もあります。

 

最終的な判断というのは、ほとんどなくなってしまった腎臓機能に対して、人工透析をするか腎臓移植をするかという判断です。仮に腎臓移植をすると判断した場合、腎臓移植が成功してもそれは最初の段階が終了しただけにすぎません。次の段階には、その後ずっと続く免疫抑制剤による治療があります。

 

免疫抑制剤の種類

移植後には移植された腎臓に対して体が拒絶反応を起こします。この拒絶反応はリンパ球が大きく関係していますので、リンパ球の働きを抑える免疫抑制剤がメインに使われます。

 

カルシニューリン阻害剤

リンパ球の増殖を強く抑制することによって、免疫抑制の効果を発揮します。この中のシクロスポリンという種類は、特に免疫抑制治療の基本となります。内服が多すぎると腎機能障害が出てくるため、頻繁に血中濃度を測りながら服薬の量を調整していきます。

 

代謝拮抗剤

カルシニューリン阻害薬とは作用するメカニズムが異なりますが、これもリンパ球の増殖を抑制して免疫抑制をします。

 

ステロイド

ステロイドは免疫反応全体に対して抑制効果を持つという点で、重要な免疫抑制剤です。特に急性拒絶反応と言われる術後3ヶ月までに起こる拒絶反応の治療においてメインで使われます。しかし長期使用は副作用の関係で向きません。

 

シムクレスト

これは注射薬で、移植手術の当日と術後に限定的に投与されます。リンパ球の活性化を強力に抑制することで免疫抑制効果を得られます。特に術後の早い時期に起こる拒絶反応を抑制するのに非常に効果的とされています。

 

状況に応じてこうした薬剤の中から適切なものが選択され、適切な量だけ処方されることになります。

 

(Photo by: [http://www.ashinari.com/2008/12/13-011079.php?category=393])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-08-04掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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