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生活習慣病

せっかく移植した腎臓に体が攻撃!?そこで登場する「免疫抑制剤」

慢性腎臓病はまだ軽い段階であれば、日々の生活に気を使うなどして進行を遅らせることができます。しかし、いったん悪くなりきってしまった腎臓は元には戻りません。ですからその場合、根本的に治療をしようと思ったら、移植手術を受ける必要があります。

 

人の体を守ってくれる免疫

免疫反応というのは人が生きていく上で欠かせません。よく「風邪などをひかないために免疫を強く」などと言います。免疫というのは人の体の中にある、ウイルスや細菌が侵入したときに、それを排除したり無効化したりする仕組みを指します。人の機能として、自分以外のものを「異物」と認識し、攻撃します。これによって体を守り、体の恒常性を保っているのです。

 

移植された腎臓も「異物」

自分以外のものというと、移植によって体に入ってきた腎臓も「異物」ということになります。体は外から入ってきた腎臓を「自分ではないもの」と認識し、追い出そうと反応してしまうのです。これは拒絶反応と言います。体を救うためにやったことでも、体を守ろうとする機能によって退治されてしまうのです。

 

そこで必要なのが免疫抑制剤!

通常のままでは免疫反応によって、せっかく移植した腎臓が「異物」として扱われてしまいます。そこで登場するのが、免疫抑制剤です。免疫抑制剤は服用することで、自分の体の免疫を弱くすることができます。免疫が弱くなれば当然、体が「異物」に対して反応する力も弱くなり、腎臓に対する拒絶反応も起こりにくくなります。

 

ただし想像できるかと思いますが、免疫力が弱くなるということは、風邪などの感染症にかかりやすくなるということです。一度感染症にかかっても、移植した腎臓のために免疫抑制剤を一時中止することはできません。そのため、場合によっては重大な疾患が引き起こされる可能性もあります。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2009/04/26-017743.php?category=393])

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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