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健康診断・健康管理

白血球の検査でわかる病とは?喫煙で白血球数が増えるメカニズムも?白血球の働きや体へ影響

体の中で免疫システムを担っており、体内にウイルスなどが入り込んだ時は敵を認識して攻撃する働きを持つのが白血球です。白血球の基準値は、低すぎても高すぎても問題ですが、実は喫煙が白血球を増やすことがわかっています。

 

●喫煙者の白血球数は非喫煙者に比べて3割程度多い

喫煙によって白血球は25-30%程度増えると言われており、中でも好中球が増えることが良く知られています。

喫煙については肺ガンのリスクを上げるなど、様々な問題が指摘されていますが、白血球の増加も喫煙が引き起こす問題のひとつなのです。

 

●喫煙によって白血球が増える仮説-エピネフリン放出説-

喫煙によって白血球が増えるメカニズムは、完全には明らかになっていません。

現在のところ説として言われることが多いのがエピネフリン放出説で、これは喫煙によって緊張度合いが高まり、エピネフリンという物質が放出されることと関係しています。

エピネフリンが出ると、もともと血液中にはなかった好中球が出てくるので、喫煙で白血球数が多くなるのではという説です。

 

●喫煙によるストレス説

ストレスとは心で感じるだけではなく、寒い・暑いといったように体で感じるストレスもあります。

喫煙によってストレスを感じると、体内で糖質コルチコイドが増えるため、好中球が血液中に出てくるとの説もあります。

喫煙によって白血球が増えることは各種研究からわかっているのですが、具体的になぜ白血球が増えるのかまではわかっていません。エピネフリンや糖質コルチコイドといったような、体内物質とのかかわりが指摘されています。

現在のところメカニズムはわからないものの、喫煙自体体にいいものではないので、禁煙や量の見直しをすることをおすすめします。

 

ストレスは白血球の数が関係ある!? 健康習慣と白血球の関係

人間が感じる様々なストレスは、体内の物質にも影響を及ぼします。体内である物質が増えたり減ったりする原因がストレスということも考えられるのです。

白血球の数の場合は、ストレスが多いときには白血球が多いのが一般的です。

 

●自律神経レベルで増減する白血球

白血球の数と関わりが深いのが自律神経で、自律神経はストレスとのかかわりも深いため、白血球とストレスの関係性も指摘されます。人間にとってはストレスはゼロというわけにはいきませんし、ある程度健康のためにはストレスも必要です。

 

ただし、白血球が加増増殖している場合には、白血球が死ぬときに出る活性酸素で、老けやすくなったり疲れやすくなることも考えられます。

 

●どれくらいの量かはわかっていない

ストレスの感じ方は人によってまちまちですし、体に抱えるストレス(筋力の使い方など)は体格、年齢によっても大きく違います。

このことから白血球とストレスの関係性は予測されるものの、統計的に正確さのある『これくらいの量のストレスで白血球がこれくらい増えるというデータは存在しない』ということになります。

 

●健康習慣と白血球

愛知県で行われた研究では、喫煙や適正な睡眠時間など7つの健康習慣と白血球数を調べました。その結果、健康習慣が多ければ多いほど白血球数が低くなることがわかりました。

1つの健康習慣が増えるにつれて、この実験では1μlあたり118-205個白血球数が減るという結果になっています。悪い健康習慣はストレスになりやすいことから、ストレスと白血球数についての研究に今後つながっていく可能性も考えられます。

(参考:愛知職域コホートのブログ http://koei-nagoya.blogspot.jp/2011/10/blog-post.html)

 

人間が感じるストレスによって白血球数は増えやすいことがわかっています。健康だが白血球数が多めという方はストレスがたまっているのかもしれません。

 

意外と知らない!?白血球は3つの主成分から構成されている!

健康診断で測定される白血球ですが、外部から侵入したウイルスや異物を排除する役割は知られていますが、それ以上のことは意外と知られていません。一口に白血球といっても、様々な成分から出来ていますので、これらを具体的に見ていきましょう。

 

白血球は3つの主成分から構成されている!

白血球といっても、一つの成分ではなく、以下の3つの主な成分から成り立っています。

 

1.リンパ球

リンパ球は白血球の35%程度を占める成分で、体内に侵入した異物やウイルスに対して抗体を作り攻撃をする、私たちがよく知っている白血球のもつ免疫機能をもつ成分です。リンパ球はこのように免疫反応の中枢としての役割を果たすだけではなく、老化した細胞を体外に排出する手助けをし、がん細胞を発見したら直接攻撃する性質も有しています。

 

2.顆粒球

顆粒球は白血球全体の約60%を占める物質で、これらはさらに好酸球、好中球、そして好塩基球にわかれます。

好酸球は虫卵や寄生虫を攻撃し、好中球は細菌などの異物を殺菌、そして、好塩基球はヒスタミンなどを放出して鼻水などのアレルギー反応を起こす働きがあります。

 

3.単球

単球は白血球の中でわずか5%程度の割合だけ存在しますが、侵入した異物を食べて処理するという、貪食という能力をもち、異物の侵入情報をリンパ球に伝えるという大変重要な役割を担っています。

 

ポイントは、これら3つは相互に関連しながら、カラダの免疫機能を維持していて、どれか一つでも欠けてしまうと免疫力は低下してしまうのです。

 

以上のように白血球は様々な成分から成り立っていて、成分一つ一つが固有の働きをして、全体として、カラダを異物やウイルスから守ってくれているのですね。

 

白血球が高いと死に至る?尿毒症の症状・合併症とは

白血球はカラダの中に入ってくる細菌や微生物、ウイルスなどを撃退する役割をもっているので、カラダを守ってくれる良い存在だと考えがちですが、白血球も基準値よりも高いと問題です。

 

ここでは白血球が多い際に疑われる尿毒症について詳しく見ていきましょう。

 

尿毒症とは

尿毒症は腎臓の機能が著しく低下することで、尿毒物やさまざまな老廃物が体内に蓄積される病気をいいます。尿毒症を放置してしまうと、死に至ってしまう危険な病気です。

 

尿毒症になると、白血球が増加するだけではなく、以下の症状が現れます。

・皮膚のかゆみ

・顔のむくみ

・頭痛・めまい・動悸・息切れ

・食欲不振

・腎性貧血

・視力の低下

・鼻血などの出血

・呼吸困難・息切れ

 

尿毒症による合併症

尿毒症が発症すると免疫不全となり、様々なウイルスに感染しやすくなる他、成長障害、甲状腺ホルモン異常、肺水腫、尿毒症性心膜炎などを併せて引き起こす場合があります。

 

尿毒症の治療

尿毒症の治療に関しては、昔は治癒することが困難であるとされていましたが、医療技術の発展により腎臓移植や血液透析の医療技術が発達し、生存率が上昇してきました。

 

さらに、安静を保ちつつ食塩・リン・カリウムの摂取制限を行い、低たんぱく質の食事療法を合わせて進めていくことになります。

 

このように、現在では尿毒症に一度かかっていたとしても、きちんと治療を受ければ健康な人と同じような日常生活を送れるようになります。

 

以上のように、白血球値が高い場合に疑われる病気として尿毒症があり、尿毒症は死に至る場合もある危険な病気ですが、しっかり治療を受ければ通常の社会生活を送ることができるようになります。

 

他にも様々な疾病の可能性がありますので、白血球数が基準値よりも多い場合にはしっかり精密検査を受けて、その原因となっている病気を把握するようにしましょう。

 

白血球数、多くても少なくても、何らかの病気の疑いが!?値と関わりのある病気体の免疫を司っている存在が白血球です。ウイルスが体に入り込んだ時などには白血球が働いてウイルスを追い出してくれます。

 

白血球の数とそこから考えられる病気についてご紹介します。

 

白血球の数と病気

白血球が少ない、もしくは多いとなんらかの病気である可能性が高いです。白血球を作るシステムに問題がある場合、体の中に敵が常にいる状態なので白血球が増えているなどの場合が考えられます。

 

白血球数が1000/μl以下

白血球がかなり少ない状態です。悪性貧血、がんが骨髄転移している、骨髄線維症、エイズなどが考えられる病気です。

 

この状態では免疫力が非常に弱くなっています。もしも感染症にかかった場合には症状がひどくなることも十分予想されます。

 

白血球数が1000-3000/μl

こちらも白血球が減っている状態です。1000/μl以下のときと同じように、エイズや再生不良性貧血などの可能性があります。また、薬剤アレルギーによって白血球が減っている可能性もあります。

 

白血球数が10000-50000/μl

今度は白血球数が多い状態です。リウマチなど自分の体を敵と誤認して攻撃してしまうタイプの自己免疫疾患の方は白血球数が10000-50000/μlであることが多いです。他に心理的なストレスでも白血球が増えることがあります。

 

白血球数が50000/μl以上

白血球を作っている骨髄に何らかの問題が生じている状態と考えられます。例えば白血病や敗血症、骨髄増殖性疾患の可能性があります。

 

白血球の数は多くても少なくても、何らかの病気の疑いが生じます。血液検査の結果を見るときには注目してみてください。

 

免疫機能の白血球!その働きと基準値、多い場合と少ない場合に考えられることとは?

血液の中には血球というものがあります。血球は血液の成分のうち固形のもので、赤血球・白血球・血小板を指しています。白血球の働きと基準値などについて説明いたします。

 

白血球の働き

白血球は体の外からやってくる敵を追い出す力があります。

簡単に言うと免疫機能です。

体の中にウイルスが入ってきたときなどには白血球がウイルスを追い出して健康な状態に戻そうとしています。

免疫≒白血球と考えても問題ないくらい、免疫機能において大きな働きをしているのです。

 

白血球の基準値

赤血球の場合は男女で基準値が異なりましたが白血球の場合は一緒です。

3900-10000μLが基準値となっています。

 

白血球が少ない場合

白血球の数が少ない場合、急性白血病やインフルエンザ感染、白血球減少症などの可能性があります。

白血球の数が少ないということは免疫機能が弱っているということなので、感染症にかかりやすい危険な状態とも言えます。

3000μLよりも白血球が少ない場合を白血球減少症と言っています。

骨髄で血を作る際に間違いが起きて白血球の数が減ります。

 

白血球が多い場合

白血球が多いということは免疫機能が働いているということなのだから問題ない、と思うかもしれませんがそんなことはありません。

急性溶血、がんなどで白血球が多くなっている場合もあるのです。

 

体の中にがんという外敵がいればどうにか追い出そうと白血球を多くします。

免疫力が高まっているということはそれに対抗するだけの敵がいる可能性も高いのです。

 

免疫機能として働く白血球、体調によっても値は変化します。検査結果に注目してみるといいでしょう。

 

白血球が増える性病!?キスしたら感染する=キス病、伝染性単核球症とは

性病と言えば基本的には性器に症状が出るケースが多いですが、中には性器ではなく全身に症状が出るケースもあります。

伝染性単核球症は血中白血球が増える感染症のひとつで、性病ではありますが性行為とは密接に関係していないタイプで全身に症状が出ます。

 

●唾液感染の伝染性単核球症

伝染性単核球症の感染経路は唾液によるもので、そのためキスしたら感染する=キス病とも呼ばれています。

原因となるEBウイルス自体は珍しいものではなく、日本人は20歳までにEBウイルスの抗体を持つ確率が90%にも上ります。

そのほとんどが幼児のうちの感染で、伝染性単核球症の症状も出ないうちにEBウイルスの抗体ができるので、伝染性単核球症として症状が出る人は珍しいです。

 

●風邪によく似た症状

伝染性単核球症の症状は38度以上の発熱、喉やリンパの痛みと腫れ、だるさなど風邪によく似た症状です。

安静にしてゆっくり休めばほとんどの場合は自然軽快するのでそれほど心配は要りません。

治るまでの期間は人によりますが、4週間から6週間くらいで完治という場合が多いようです。

一方で、3カ月以上続く重症化も少数の人には見られるのであまりにも長い間風邪のような症状と高熱が続いたら病院へ行って検査と治療を受けてください。

 

●注意すべきは肝機能障害

基本的には予後良好な伝染性単核球症ですが、唯一注意したいのが肝機能障害です。

肝機能検査によって異常が認められた場合は入院治療で肝臓機能の回復を図る、肝機能障害の病態を見るなどの措置が取られます。

 

伝染性単核球症はキス病との異名も持つ病気で、キスなど唾液の交換によって感染する病気でもあります。

予後は一般的に良好とされていますが、肝機能異常があれば入院での治療が必要なケースも存在します。

唾液が口の中に入る行為をしなければ予防となりますが、そもそも予防しなくても多くの方は抗体を持っています。

(Photo by: [http://www.ashinari.com/])

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-11掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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