育児
子どもの首にしこりが?リンパ節炎と家でできる予防法!
意外と多くの子どもにみられる「首のしこり」。
この原因の多くが、リンパ節炎です。
では、リンパ節炎とはどのような病気なのでしょうか?
リンパ節炎とは
リンパ節はカラダ全身にありますが、カラダの表面に近いところでリンパ節がたくさん集まっているのは、首筋・あご、足の付け根、脇の下です。
風邪などの病気で、ウイルスや細菌がのどや鼻などの粘膜を通じて体内に侵入すると、首にあるリンパ節が機能してウイルスや細菌が全身に広がっていかないように戦ってくれます。
この結果として、リンパ節に炎症が起こり、腫れて痛くなってしまうのです。これがリンパ節炎です。
リンパ節炎の治療法
リンパ節炎の治療法としては、リンパ節が戦っている相手であるウイルスや細菌の感染を治すことが重要です。
こうした感染に対しては、抗生物質を投与して治療するのが通例です。
感染症を治療することで、リンパ節は徐々に腫れもおさまり、痛みも消えていきます。
しかし、まれに感染による炎症以外の理由で腫れている場合もあるので、原因に応じた治療が重要になってきます。
家で気をつけるべきこと
子供のリンパ節炎の原因のほとんどは、ウイルス・細菌が鼻・喉から感染する場合です。
そのため、特に冬場は加湿器などで室内の湿度を上げることが重要です。
首のリンパ節は最も皮膚の近くに存在するため、ちょっとした腫れでも親が触れば腫れや硬くなっているのが良くわかります。
そのため、子供の調子がいつもと違う場合など、リンパ節を触ってみて、リンパ節炎が疑われた場合は、小児科の先生に診てもらうようにしましょう。
以上のように、リンパ節炎の原因がウイルスなどの感染症によるもののため、リンパ節の炎症以外にも発熱など他の症状も現れているのが通常ですので、他の症状も注意して観察しましょう。
(Photo by:http://www.photo-ac.com/ )
著者: カラダノート編集部