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生活習慣病

高血圧に効く利尿薬とは?その種類と特徴について

高血圧に対する薬物療法の伝統的な方法は、血管が収縮することで高まる血圧を抑制するという点に主眼がおかれていました。しかし、最近の高血圧の薬物治療で注目を浴びているのが利尿薬を用いた高血圧治療です。

では、具体的にはどのような仕組みで、どのような種類があるのでしょうか。

 

1. 利尿薬が高血圧に効く理由

利尿薬はその名の通り、尿を出すことを促す薬ですが、このポイントはカラダの水分をできるだけ出すことにあります。

尿として出されるからだの水分は血液からやってきます。そのため利尿薬を用いて血液の水分量が減ることで、血管に対する圧力が減るという仕組みです。

腎臓で尿を作りますが、実はその尿になる前の水分(原尿)の9割は膀胱にいくまでの間にある尿細管壁から吸収されてまた血中に戻っていくのです。

これを再吸収といい、利尿薬はこの再吸収を抑制さえることで尿の増やそうとしているのです。

 

2. 様々な種類の利尿薬

サイアザイド系利尿薬

サイアザイド系利尿薬は遠位尿細管において、NA+とCI-の再吸収を阻害する効果をもっている薬です。この薬は中程度の利尿作用があります。

しかし、痛風や低カリウム血症患者は利用することができません。

 

ループ利尿薬

ループ利尿薬はサイアザイド系利尿薬と比べるとより強い利尿作用を有しています。この薬の作用メカニズムは、尿細管内外の浸透圧差を緩和することで原尿の水分の再吸収を抑制させることにあります。

エタクリン酸・ブメタニド・フロセミド・トラセミドなどもループ利尿薬の一種です。

 

利尿薬は以上のように、様々な形で原尿の再吸収を阻害して、尿の量を増やすことでカラダの血量を減らし、血圧を下げる効果が期待されるのです。

 

(Photo by://www.ashinari.com/2013/02/28-376730.php)

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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