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生活習慣病

歯周病患者が降圧剤を服用すると『歯肉増殖症』の可能性?!

 

ニフェジピン服用で『歯肉増殖症』の合併症、内科医からの説明はないケースも


現在日本において、およそ3,000万人の人が高血圧(140/90mmHg以上)に罹患していると言われています。これは4人中1人が罹患している計算になり、特に50歳以上の中高年には発症しやすく、約2人に1人が高血圧症であると言われています。 それらの多くの方が降圧剤を服用していると思いますが、問題であるのが『歯周病』を併せて発症している際に【歯肉増殖症】の可能性があると言う事実です。

 

降圧剤の中でも特に注意喚起が行われているのが『ニフェジピン(アダラート20)』で、服用者は約2~5割の割合で発症の可能性があるとされていますが、内科医からその副作用関する説明が行われない場合が多いと言われています。以下では、その詳細について見て行きたいと思います。


『歯肉増殖症』とは?

 

歯肉増殖症とは、歯周病の一種で歯肉の過形成が起こるという病気です。薬剤の服用と歯周病の併発によって発症します。薬剤が原因のものは『薬物誘発性歯肉肥大』と言われています。歯間乳頭部(歯と歯の間の歯肉の三角地帯)が丸く膨らみだしたら、初期症状と言われています。歯肉増殖症になる可能性がある薬剤に、以下のものが挙げられています。


<歯肉増殖症になる可能性がある薬剤>

◆ニフェジピンなど(降圧剤:カルシウム拮抗剤)
◆ダイランチンなど(抗てんかん薬)
◆シクロスポリンA(免疫抑制剤)

 

ニフェジピン(アダラート20)とは?

 

二フェピジンはカルシウムチャンネル遮断性のあるカルシウム拮抗薬です(カルシウムチャンネルに結合し、カルシウムチャンネルを拮抗することで、カルシウムイオンの移動を遮断する)。この作用が血管の平滑筋で生じると、血管平滑筋の弛緩をもたらし、血管が拡張することで、血液循環時の血管への圧力を低下させ血圧が降下します。


治療方法とは?


薬剤の使用を中止すれば歯肉症状は改善されますが、原則的に降圧剤の服用中止は難しいことから、歯周病の治療を行うことが勧められています。具体的治療方法は以下の2つになります。

 

◆歯周病治療
スケーリング+ルート・プレーニング(◇スケーリング:スケーラーと呼ばれる金具で、歯肉縁上の歯面からプラ ーク(歯垢)、歯石を除去する。◇ルートプレーニング:スケーリング終了後、歯垢によって軟化したセメント質や象牙質を除去し歯根面を硬く滑沢な面に仕上げる。)

 

◆歯肉切除による方法(スケーリングの併用による)

 

⇒施術後も、定期的なメンテナンスにより口腔環境をある程度保たないと再発の危険性が大きいと言われています。基本は、一般の歯周病と同じですがさらに徹底した管理が必要のようです。


最後に


ある歯科医院によると、『歯肉増殖症』に関して知らないという医師も多く、ある内科を受診したケースでは腫瘍の疑いがあるとされ生検の採取を行ったり、様々な検査を受けた場合も報告されています。歯肉増殖症が疑われた場合には、まず第一に歯科医院へ治療に行くことが必要です。

 

(photoby://pixabay.com/ja/%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B7-%E7%B5%8C%E5%8F%A3-%E3%82%B1%E3%82%A2-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%B3-%E6%AD%AF%E7%A7%91-%E8%A1%9B%E7%94%9F-%E5%A5%B3%E6%80%A7-%E5%A5%B3%E3%81%AE%E5%AD%90-%E5%81%A5%E5%BA%B7-18729/

著者: カラダノート編集部

本記事は、2016-07-28掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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