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ガン・悪性腫瘍

がんの手術について知ろう リンパ節を切りとってしまう?「リンパ節郭清」という手術

 

がんはいったん生じると基本的にはどんどん増殖していって、リンパ節に入り込むと離れた臓器にも転移します。

そのため、がんの手術をする際は、見えている病巣だけではなく、その病巣の評価から転移の可能性までしっかりと考えて、手術の決定をしていく必要があります。

 

リンパ節郭清という手術

がんの手術技法のひとつにリンパ節郭清という手術があります。このリンパ節郭清とは、リンパ節が含まれる脂肪を一塊にして切除するものです。これによって切除した脂肪の中に埋まっているリンパ節を病理検査で調べ、転移の有無を確認します。

特にこのリンパ節廓清は乳がんの手術で出てきます。そのため、脇の下にあるリンパ節を脂肪ごと切除してしまうことを主に指します。

 

リンパ節廓清の目的

乳がんのがん細胞が最初にたどり着くのが脇の下(腋窩)のリンパ節です。最初にがん細胞が到着する場所ですから、ここを調べることで、全身への転移の可能性を推測できます。その点ではがん自体の手術というよりも、検査や診断といった目的が一つ大きくあります。

もう一つの目的が治療的目的です。わきの下のリンパ節郭清を行うと、その後のわきの下のリンパ節からの再発はまれです。そのためそれを取り除いてしまうことで、わきの下のリンパ節からの再発予防という目的が達成されます。

 

議論が残る点もある

転移の検査や診断のためにリンパ節廓清を行うという点は、がん治療において非常に重要な方法と位置づけられています。

これに対して、治療目的のリンパ節廓清については議論が残るところもあります。というのも、わきの下のリンパ節廓清を行ったからと言って、わきの下のリンパ節以外の臓器への遠隔転移を予防する効果があるかどうかを疑問視する声もあるのだそうです。

 

リンパ節廓清は確かに再発予防の治療においては好成績を収めています。しかしだからといって、転移がこの手術によって全くないということにはならないことを知っておきましょう。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2012/05/01-361545.php?category=404])

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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