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ガン・悪性腫瘍

がん細胞の一部のみを摘出する手術!?がんの姑息手術ってどんな手術?

 

がんの手術をするとなると、再発や転移の可能性は残るけれども、その場所にあるがんは全てなくなるというイメージを持つ方も多いと思います。

しかし実際は、あえてそこにあるがんを全て切りとらないで残してくる手術もあります。

 

根治と姑息

がんを治すには病巣部分にあるがん細胞をすべて摘出し、がんの完治を目指します。この手術を根治手術と言います。これはがん細胞をすべて摘出したと判断される手術を指します。

これに対して、がん細胞の一部のみを摘出する手術があります。これを姑息(こそく)手術と言います。

名前は「姑息」とついていますので良いイメージをもたないかもしれませんが、決して悪意を持った姑息という意味ではありません。

ちなみに根治手術と姑息手術を対比して、それぞれ治癒手術と非治癒手術と呼ぶこともあります。

 

なぜ、がん細胞を残してくるのか?

姑息手術は一時しのぎと言葉を変えることができるかもしれません。がんはそれが生じていると、生活を送る上で支障がでることがあります。

例えばがん細胞が盛り上がって食べ物の通過が悪いという場合には、その食べ物の通過をよくするためにがんを切除します。それで根治出来るくらい切りとれればよいのですが、がんが全部取りきることができないくらい大きい場合には、問題が解消される程度にがんを切除します。

これによって食べ物は通過できるようになりますが、がんを治したことになりません。こうした一時的な生活の質の向上などを目的にするのが姑息手術です。

 

もちろんその後がんが進行していくことも十分ある!

姑息手術では元々の原因を取り除いていませんので、手術で切除してもがんがその後広がっていくということは十分にあります。

特にこの姑息手術は、進行したがんで、広い範囲を切除しても根治が望めない場合などに行われるため、仕方のないことと言えば仕方のないことです。

ただ、現在は、切除という選択だけでなく、放射線治療や化学療法などを併用して完治を目指しますので、姑息手術は無為に患者さんの体を傷つけて機能低下を起こさせない選択肢とも言えます。

 

実際には姑息という言葉の与える印象はよくありませんので、「一時しのぎ」や「緩和」といった言葉で説明されることも多いようです。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2008/09/04-007678.php?category=52])

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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