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健康診断・健康管理

妊娠で尿糖が高い!これ以上尿糖を上げないための対策!運動は?食事は?~尿糖からわかる病気~

妊婦健診で毎回行われているのが、尿糖検査です。

 

その理由は、妊婦さんの場合は生理的に尿糖が出やすい上に、糖尿病合併妊娠などでは胎児への影響もあるからです。

 

特に、妊娠初期から尿糖が出る場合には、糖尿病合併妊娠の可能性もあります。

ただし、生理的に尿糖のみがあがるケースの場合は心配はなく、妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠の可能性は、血糖値も高く尿糖も出ている状態です。

 

妊娠中に尿糖を上げないために~基本は糖尿病と同じ対策

妊娠糖尿病も糖尿病の一種ですから、基本的な対策は糖尿病と同じように運動や食事での改善となります。

妊娠中は初期だと普段のカロリーに+50キロカロリー、中期は+250キロカロリー、後期は+500キロカロリーが目安です。

 

尿糖を抑えつつカロリーを増やす「栄養素・食べ方・食材」

カロリーを増やすのは妊婦として問題ありませんが、問題となるのは、カロリーを増やすことが糖分を増やしている場合です。

 

赤ちゃんのために尿糖を抑えながらカロリーを増やすなら、ビタミンやミネラルが豊富なもの、脂身の少ないたんぱく質などを摂取すると良いでしょう。

糖尿病対策とカロリー増加はどちらも可能なので、実践してみてください。

 

参考となる食べ方や食材をいくつか挙げておきます。

 

・おやつには小魚やアーモンドなどナッツ類

・ご飯をいっぱい食べるよりタンパク質や野菜をいっぱい食べる

・煮た野菜、蒸した野菜などで糖分制限しつつ量を摂取する

・噛むときは一口30回以上

 

妊娠中に尿糖を上げない対策~運動は散歩がおすすめ

妊娠後期になると、初期や中期ほどつわりによって運動ができないということは減ってきますが、逆にお腹が重くて運動できないケースが多いです。

 

おすすめは、ある程度運動としての効果もあり、妊婦さんにも挑戦しやすい散歩です。

ウォーキングほど速さにこだわらなくてもよいので、無理のない範囲で歩くようにしてください。

 

尿糖陽性・血糖値も高いなら、速やかに対策を

妊婦さんで尿糖陽性、血糖値も高いとなると、妊娠糖尿病や糖尿病合併妊娠の可能性があります。

速やかに血糖値コントロール及び尿糖コントロールを行わなければなりません。

 

運動と食事によってコントロールするのは一般的な糖尿病とほとんど同じですが、妊婦さんならではのポイントもあります。

カロリー自体は多い方が良いが、糖分はなるべく摂取しない、運動は激しいものはしない…などです。

 

赤ちゃんにも危険が及ぶ?妊娠糖尿病について知ろう!

もし妊娠中に糖尿病になってしまったら、お腹の赤ちゃんにまで悪影響をおよぼしてしまいます。

 

妊娠中に人生で初めて血糖値が高くなるのが、妊娠糖尿病です。

今まで生きてきて一度も血糖値が異常に高くなることなんてなかったのに、どうして妊娠中に高くなってしまうのでしょうか。

 

妊娠糖尿病になる原因

妊娠中は、胎盤で血糖値を上げやすいホルモンが生成されるので、血糖値が上昇しやすくなります。

普通の妊婦さんなら血糖値を上げないように身体の中で調整できますが、その調整ができない体質の方がいます。

 

妊娠糖尿病になりやすい人って?

・太っている

・親兄弟に糖尿病の人がいる

・流産や早産の経験がある

・35歳以上である

・自分自身の母親も妊娠糖尿病になった

 

妊娠糖尿病の症状と、赤ちゃんへの影響は?

妊娠糖尿病になってしまった場合の、母体と胎児の影響を説明します。

 

母体への影響

・早産の可能性

・妊娠高血圧症候群

・用水過多症

 

胎児への影響

・巨大児になってしまう

・低血糖が起きやすくなり、子宮内で死亡してしまう

 

妊娠糖尿病の予防法

食習慣を見直しましょう。

バランスの取れた食事を心がけなくてはなりません。

野菜や果物、海藻類などを中心に摂取し、脂身の少ない鶏肉や魚を中心にタンパク質を摂取しましょう。

 

適度な運動を行いましょう

毎日散歩に出かけたり、軽いストレッチをしたりと肥満予防のために無理のない程度に動くようにしましょう。

 

尿検査をしたら尿糖値が高い!~尿糖からわかる病気~

尿糖とは、血液中のブドウ糖が腎臓でろ過されずに、尿中に漏れ出した糖のことです。

 

ブドウ糖とは

尿糖はどのように発生するのか、まず糖分の体の中での処理のされ方を見ていきましょう。

ブドウ糖はカラダにとって大切なエネルギー源です。すい臓から分泌されるインスリンの働きによって、カラダの細胞に取り込まれてエネルギーとなります。ブドウ糖はエネルギーとして消費された後、最終的に水と二酸化炭素となり、不必要な水分については尿として排泄されます。

 

尿糖が発生する理由

健康な人は血糖値が少々高くても、腎臓がしっかり糖分をろ過してくれるので、尿に糖分が含まれることはありません。しかし、血糖値が160-180mg/dlを超えてしまうと、腎臓が糖を処理する能力を超えてしまうため、処理しきれなかった糖を尿として排出します。

 

尿糖検査の内容

尿内の糖分の有無を調べる尿糖検査は、どのように行われるのでしょうか。検査の方法としては、定性検査といって尿を試験紙に浸しその変色具合を見て判断する検査と、定量検査といって、一日分の尿の量の中にどれくらいの糖分が含まれているのかを確認する検査とがあります。

定性検査の場合は、尿内に糖分があるか否かで陽性・陰性の結果が出ます。他方、定量検査の場合は、尿糖が1日1g以上検出される場合陽性と判断されます。陽性と判断された場合は糖尿病が疑われます。

 

怪しい場合はさらなる検査も

糖尿病が疑われた場合は、以下のようなより精密な検査を受けます。

 

・血中インスリン濃度検査

・空腹時血糖値検査

・ブドウ糖負荷試験

 

糖尿病以外にも、尿糖検査で陽性が出た場合には腎性糖尿の可能性もあります。腎性糖尿の約1割も、糖尿病に移行する可能性があります。

尿糖値を下げるためには、食事療法・運動療法、そして投薬療法によって血糖値を下げることとなります。血糖値が下がれば、ほとんどの場合、尿にも糖分が含まれなくなるでしょう。

 

健康でも尿糖陽性、糖尿病でも尿糖陰性が出るかもしれない!?

定性検査では検査結果を陽性・陰性であらわしており、陽性だと再検査を必要とするケースがほとんどです。

ものによっては陽性(+)の他に陽性(+1)、陽性(+2)など陽性の中でもより症状が重いものを指す検査も存在します。

 

●尿糖が出るときは糖分の摂り過ぎ!?

尿糖は名前の通り尿に含まれる糖分ですが、本来は糖分はそのほとんどがしっかりと体の中で使われるか蓄積されるはずなのです。

ところが尿糖が出るということはその場で糖分を摂りすぎている可能性もあれば、日常的に腎臓に糖分が与える負担が大きすぎる可能性もあります。

糖尿病で尿糖値が重要視されるのは、血糖値が高いと尿糖値に与える影響も大きいからです。

なお、糖尿病の検査や治療では食前尿糖と食後尿糖を測る場合もあります。

 

●初期の糖尿病では尿糖陰性

糖尿病の指標となる尿糖の値ですが、初期の糖尿病では尿糖陰性が出るケースが多いこともわかっています。

というのも尿糖が出るようになるのは血糖値が170㎎/dlを超えたくらいから(個人差が10㎎/dlくらいずつ上下にある)と言われているからです。

一方で高めに設定される食後2時間血糖でも正常値は140㎎/dlまでということで150-160㎎/dlくらいの血糖値のうちは尿糖陰性になるかもしれません。

このことから尿糖は初期の糖尿病発見よりも、やや進んだ糖尿病の発見や糖尿病コントロールに役立っています。

 

●食事内容によっては尿糖陽性

逆に健康な方であっても尿糖陽性が出る場合があります。それは食事の内容です。

検査前日に食事を多めに摂取する、糖分のたくさん入っているものを摂取するなどの条件で、一時的に尿糖が出るケースも見られます。

 

尿糖は腎臓で糖分を処理しきれなかったことで尿に糖分が混じることを指します。

糖尿病でも初期のうちは尿糖陰性が出ますし、健康でも食事内容によっては尿糖陽性が出ます。

また、甲状腺機能亢進症などでも尿糖が出るのが特徴です。

 

血糖値は正常なのに尿糖陽性!?腎性糖尿…特に治療の必要はない病気って本当?

尿糖と血糖は比例するように上がったり下がったりするのが普通です。血糖値が高くなっていけばそのうち尿糖が出るようになりますし、さらに血糖値が上がれば尿糖も増えます。

 

糖尿病を判断するには血糖値を調べ、尿糖も出ているなら糖尿病がやや進んだ状態と言えます。

 

一方で血糖値は正常範囲内なのに尿糖陽性が出る腎性糖尿もあります。

 

●腎臓の処理能力が低下する腎性糖尿

腎性糖尿で問題となっているのは糖分の摂取しすぎではないことは、血糖値が正常範囲内であることからわかります。では何が問題かというと、普通通りに腎臓にやってきた糖分を腎臓が処理しきれずに尿に出してしまうことなのです。

 

普通は腎近位尿細管などで再吸収されることで尿には糖分が多く含まれることはないのですが、これらの機能が働きにくくなると糖分がそのまま腎臓を通って尿に出てきます。

 

●特に治療の必要はない病気

腎性糖尿と聞くと糖尿病のようなイメージがある、という方もいるかもしれませんが、実は糖尿病と違って腎性糖尿で注意することは何もありません。

 

多くの場合、生まれつきで腎臓の機能がやや弱っているだけで、ほかに腎臓に問題がなければ治療の必要はないのです。腎臓以外の部分でも大きな問題が出るケースはほとんどなく、糖尿病のリスクも健康人と変わりありません。

 

腎臓の糖分ろ過機能以外に問題がある場合は、むくみやだるさとして症状が現れるので、これらの症状がみられたら病院で検査を受けることをお勧めします。

 

腎臓の処理機能が問題で尿糖陽性を示すのが腎性糖尿ですが、腎性糖尿は特に治療の必要性はありません。尿糖が出る以外に身体に及ぼす影響も特にありませんし、糖尿病の危険性が高まるわけでもありません。

 

ストレスが原因?検査で尿糖がひっかかるその理由とは

特に食生活に関して何の問題もない人が、尿検査で糖分が検出され尿糖でひっかかる場合があります。その人の生活を詳しくみていくと、非常に強いストレスにさらされていることがあります。

 

ストレスが原因でどうして尿糖値が上昇するのでしょうか。

 

ストレスが尿糖に及ぼす影響

心身が強いストレスを受けると、血糖値をあげるホルモンが分泌されます。それと同時に、インスリン抵抗性が強くなり、血糖値を下げるインスリンがたくさん分泌されても血糖値が下がりにくくなります。血糖値が高くなるとそれに応じて尿糖値も高くなります。

 

ストレスで尿糖値があがる理由

ストレスで尿糖値があがる理由を理解するためには、はるか昔に戻らなければいけません。人類がまだ狩猟を行っていた時代では、人々は猛獣に襲われたり、食糧確保のため猛獣と戦わなければならない危険に満ちた日々を送っていました。

 

そのような身の危険を感じる場面では、神経を張り詰めて筋肉を最大限に働かせることが重要となり、そのためにエネルギー源であるブドウ糖が大量に必要となります。

 

その結果として、人間の身体には危険を察知すると血糖値を上げるホルモンを分泌し危険に対処するメカニズムが備わったのです。現代では、命の危険はありませんが、その代わりに精神的なストレス・不安にさらされるようになっています。

 

不安やストレスを感じることは正常なこと

不安やストレスを感じるのは、状況の変化から身を守るという人間本来に備わっている防御反応のあらわれで何の問題もありません。

 

問題になるのは、こうした不安やストレスを長時間継続して続く状態になっていることです。また、こうした不安やストレス自体を隠してしまうのも間違いです。

このように尿糖値が上昇するのは、人間が古来より培ってきた防御メカニズムが現代特有のストレス社会に反応して現れた現象といえるでしょう。 

 

検査で異常値が…尿糖異常値から考えられる糖尿病以外の病気って何?

尿糖陽性もしくは尿糖値異常と言われたら、『糖』という字からまずは糖尿病と思い浮かべる方も多いかもしれません。

実際のところ、尿糖陽性で糖尿病の疑いはもちろんあり、血糖値などと照らし合わせたうえで糖尿病の治療をスタートするケースもあります。

一方で、尿糖異常値が出ている糖尿病以外の病気も存在しているのです。

 

●尿糖異常値が出るクッシング症候群

尿糖異常値が出る糖尿病以外の病気の1つ目がクッシング症候群です。

クッシング症候群では高血糖が起きるので尿糖も出やすくなるのですが、そのほかに疲労感やストレスが溜まりやすい、気分の変動などといった症状も見られます。

クッシング症候群の原因はコルチゾールという物質で、血清コルチゾール濃度が高値なのが特徴的です。

また、見た目には顔が丸くなっているのに手足は細くなり、お腹が下に落ちたように垂れ下がります。治療には手術、放射線、薬物療法などがあります。

 

●尿糖異常値が出るバセドウ病

バセドウ病は甲状腺機能の問題のひとつで、自己免疫疾患(自分で自分を攻撃する病気)でもあります。

バセドウ病になると摂取した食事の吸収力がアップすることで高血糖が起き、その影響で尿糖も出やすくなります。

高血糖の他に起きるバセドウ病の合併症としては心不全、不整脈など心臓の過剰労働によって引き起こされる病気があります。

一般的には眼球が出る病気と言われることもありますが、実際のところは眼球突出がすべてのバセドウ病患者にみられるわけではありません。

無症状のまま長い時間を過ごす方もいます。

 

尿糖異常値が出る病気にはバセドウ病やクッシング症候群のほか、脳腫瘍、膵炎などいくつか糖尿病ではない病気もあります。

ただし、尿糖が出るということは血糖値が上がっている、体内に糖分が多いことには変わりありません。

バセドウ病など別の病気が絡んでいる尿糖・血糖高値なら糖尿病のようなコントロールよりも病気の治療が優先です。

 

(Photo by:  http://www.ashinari.com/2008/12/06-010829.php )

著者: カラダノート編集部

本記事は、2017-04-21掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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