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ガン・悪性腫瘍

抗がん剤の量を減らす「極少量療法」 抗がん剤を減らして本当にがんは治るの?

 

抗がん剤の治療では、どの抗がん剤を使ったとしてもほとんどの場合で副作用が見られます。この抗がん剤自体、がん細胞を死滅させる働きを持っているものです。

 

なぜ副作用が起こるのか

抗がん剤が作用するには、基本的にがん細胞が細胞分裂を行うときに作用し、がん細胞がDNAを合成したり複製するときにそれを阻止します。

それによってがん細胞を死滅させるのですが、この細胞分裂が盛んな場所は正常細胞であっても、攻撃がされやすくなってしまいます。そのため副作用が生じるのです。

 

従来の抗がん剤治療は副作用に耐えていた

従来の抗がん剤治療では、腫瘍の縮小が第一に考えられていました。一か月でがん細胞の縮小が期待できる量を想定し、抗がん剤を投与していたのです。そのため副作用に関しては患者さんが耐えられる限界まで耐えるというケースが多くありました。

 

しかしこの方法では、副作用に耐えられずに治療の継続が難しくなることがありました。

さらには多くの抗がん剤を投与した結果、腫瘍が小さくなっても、免疫細胞など他の正常細胞も大きなダメージを受け、結果的に腫瘍が再び増大するというリバウンド現象がよく見られていました。

 

極小量療法とは?

リバウンドが起きてはつらい治療を耐えた意味がありません。そのため、近年は抗がん剤の量を減らして投与する極小量療法がとられるようになってきました。

これは従来の治療とは真逆で、抗がん剤の量をごく少量に減らし、がんの進行を抑えるという治療方法です。

 

少ないと効かないのでは?

これはあくまでも進行を止め副作用を軽減することが目的とされているようです。中には腫瘍の縮小が確認されたケースも多く見られており、従来の抗がん剤治療を上回る延命効果も報告されています。

 

この方法はまだ効果が確立されたものではありません。

そのため一部の病院でしか行われていませんが、患者さんが一番つらい副作用を抑えることができ、がんにも効果があるとされ、期待されています。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2011/07/03-037344.php?category=390])

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-29掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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