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ガン・悪性腫瘍

抗がん剤は複数処方が当たり前?「効果増強」「副作用低減」の多剤併用療法

 

ひとつの薬を服用していると、その副作用に悩まされることになります。副作用をおさえようとすれば薬を少なくしなければいけませんが、そうすると本来の目的が果たされなくなってしまいます。

抗がん剤療法においても副作用は大きな問題です。しかし抗がん剤の効果を確保しつつ、副作用を小さくする方法というのがあります。

 

多剤併用療法

あるがんに効果のあるがんは1つではなく、いくつか種類があります。そこでより治療効果を高めるために、複数の薬剤を組み合わせて投与することがあります。

これを多剤併用療法といい、抗がん剤の標準治療として主流になっている方法です。

特に抗がん剤によって根治を目指すという場合にはこの方法が選択されます。

 

効果が大きく、副作用が少ない多剤併用療法

多剤併用療法では、作用のメカニズムが異なる抗がん剤を組み合わせて処方することによって、抗がん剤の効果をより大きくすることができます。相乗的に治療効果が出るということです。

さらに抗がん剤治療においては、がん細胞が抗がん剤に対して耐性を持ってしまうことがあります。すると、生き残ったがん細胞が再び増殖し治療が困難になってしまうのです。

そのため、最初から複数の抗がん剤を投与することで、より多くのがん細胞を効率よく退治することができるのです。

また、併用する抗がん剤を工夫することによって副作用も減らすことができます。これは併用することによって、それぞれの抗がん剤の投与量が必然的に少なくなりますし、相乗的に効果が上がったことで、抗がん剤の総量も減ります

これらの結果、副作用が軽減できるのです。

 

ただし併用によるこんな影響も

注意しなければならないのは、併用によって良いことばかりが相乗的に効果を発揮するわけではないということです。

場合によっては、それぞれの抗がん剤が持つ毒性や副作用が増大する可能性が十分あるのです。

 

注意点はあれど、多剤併用療法は大きな効果を上げている方法です。臨床試験などによって安全性や有効性に裏付けられる投与が望まれるところです。

 

(Photo by: [//www.ashinari.com/2013/02/28-376735.php])

著者: Roddyさん

本記事は、2016-07-30掲載時点の情報となります。
記事内容について実行の際には、ご自身の責任のもと安全性・有用性を考慮してご利用いただくようお願い致します。


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